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講義名 臨床心理学特論II 
英文科目名 Advanced theories of clinical psychology II 
科目ナンバー P00BAS2102 
担当者

菊池 浩光

科目群 基礎科目群 
対象学年 1年 
単位数
開講期間 後期 
曜日・時限・教室 後期 水曜日 1講時 演習室6C(新札幌)
後期 水曜日 1講時 演習室6D(新札幌)



授業のねらい
河合隼雄著「心理療法序説」の「はじめに」には「この『序説』が一つの契機となり、読者一人一人が自分の心理療法観をつくりあげる動きを起こすことにもなれば、幸いと思う」とある。また、河合先生は、心理療法の経験の中で心理療法の本質的な疑問に常にさらされ、それに答えようと努力してきたことをこの本に記したと書いている。心理の専門家を目指すにあたって、必要な知識や考え方やクライエントへの基本的な姿勢などを、系統的また多側面から学び、心理療法家を目指す者としての自分の資質を高めていくことがねらいである。 
履修者が到達すべき目標
心理療法とは何か、について、まず著者の考えを学び、そこから自分なりの問題意識を持って心理療法家の根本姿勢を体得する。とりわけ重要なのは、1.心理療法は人の内面に触れる危険な仕事であることを理解する、2.心理療法家はクライエントと不可分の関係であり、相手の人生への影響力が大きいことを理解する、3.心理療法家は徹底して謙虚でなくてはならないことを体得する。 
ディプロマ・ポリシーとの関係
この授業は、臨床心理学研究科ディプロマ・ポロシーの(1)(2)に関係している。 
授業の進め方
学修上の助言
授業において、解説者、質問者、進行役をあらかじめ決めておき、テキストを区切ってその部分の解説とディスカッションを行なう。教員は、適宜、講義・解説を加えたり視聴覚教材を用いたりして理解を促進していく。
【時間外】担当者は、担当箇所を読み込んで事前にA4用紙でレジュメを作成する作業が必要である。それ以外の受講者は事前にテキストに目を通し興味関心をもった点や疑問を抱いた点をまとめておくこと。【助言】「ユング心理学入門」を一緒に読み進めると理解が深まりやすい。 
アクティブ・ラーニングの要素の有無
プレゼンテーション、ディスカッション 
ICTを活用した双方向型授業の有無
なし 
授業内容・計画
回数 授業、事前・事後学修の内容 時間
1回 事前   テキストの概要を把握しておく   
授業   オリエンテーション 第11章 1、心理療法家の資格 
事後   履修内容の復習   
2回 事前   プレゼン準備、抄読箇所の読み込みと質問抽出   
授業   Jung心理学の基本 
事後   履修内容の復習   
3回 事前   プレゼン準備、抄読箇所の読み込みと質問抽出   
授業   第1章 心理療法とは何か 
事後   履修内容の復習   
4回 事前   プレゼン準備、抄読箇所の読み込みと質問抽出   
授業   第2章 心理療法と現実 
事後   履修内容の復習   
5回 事前   プレゼン準備、抄読箇所の読み込みと質問抽出   
授業   第3章 心理療法の科学性 
事後   履修内容の復習   
6回 事前   プレゼン準備、抄読箇所の読み込みと質問抽出   
授業   第4章 心理療法と教育 
事後   履修内容の復習   
7回 事前   プレゼン準備、抄読箇所の読み込みと質問抽出   
授業   第5章 心理療法と宗教 
事後   履修内容の復習   
8回 事前   プレゼン準備、抄読箇所の読み込みと質問抽出   
授業   第6章 心理療法における文化・社会的要因 
事後   履修内容の復習   
9回 事前   プレゼン準備、抄読箇所の読み込みと質問抽出   
授業   第7章 心理療法における技法 
事後   履修内容の復習   
10回 事前   プレゼン準備、抄読箇所の読み込みと質問抽出   
授業   視聴覚教材、これまでのまとめ 
事後   履修内容の復習   
11回 事前   プレゼン準備、抄読箇所の読み込みと質問抽出   
授業   第8章 心理療法の初期 
事後   履修内容の復習   
12回 事前   プレゼン準備、抄読箇所の読み込みと質問抽出   
授業   第9章 心理療法の諸問題 
事後   履修内容の復習   
13回 事前   プレゼン準備、抄読箇所の読み込みと質問抽出   
授業   第10章 心理療法の終結 
事後   履修内容の復習   
14回 事前   プレゼン準備、抄読箇所の読み込みと質問抽出   
授業   第11章 心理療法家の訓練 
事後   履修内容の復習   
15回 事前   全体の読み込みと質問抽出   
授業   まとめと振り返り 
事後   履修内容の復習   
授業科目に関連する実務経験の内容とその経験を活かした授業の展開
講義担当者は公認心理師、臨床心理士の資格を有し、医療(総合病院、精神科クリニック、内科クリニックなど)、教育(スクールカウンセラーなど)、災害時の心のケアの職域で30年以上の心理臨床実践を積み重ねてきている。授業展開においてその経験を活用していきたい。 
成績評価の基準と方法
課題に対するフィードバックの方法
リアクションペーパー(50)と作成レジュメとプレゼンの適切さや授業態度(50)によって総合的に評価する。出席は2/3以上必要で、それに満たない場合は評価の対象とならない(出席カウントにはリアクションペーパーの提出が必要)。  
テキスト
No 著者名 書籍名 出版社 ISBN/ISSN
1. 河合隼雄  『心理療法序説』  岩波現代文庫心理療法のコレクション4  9784006002237 
参考文献
No 著者名 書籍名 出版社 ISBN/ISSN
1. 河合隼雄  『ユング心理学入門』  岩波現代文庫心理療法のコレクション1  978-4006002206 
関連ページ
備考
河合隼雄先生の著書は多数出版されているので、たくさん読んでほしい。特にカウンセリングに関する入門書は平易でわかりやすいので、初心者にはお勧めである。 
教員e-mailアドレス
hkikuchi@sgu.ac.jp 
オフィスアワー
随時 (メールで予約のこと、610研究室) 
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