シラバス参照

講義名 工業簿記(1) 
英文科目名 Industrial bookkeeping 
科目ナンバー Q00BAS1107,B00BAS1110 
担当者

坂口 勝幸

科目群 基礎科目群 
対象学年 1年 
単位数
開講期間 後期前半 
曜日・時限・教室 後期前半 火曜日 1講時 405教室(新札幌)
後期前半 火曜日 2講時 405教室(新札幌)
後期前半 水曜日 1講時 405教室(新札幌)
後期前半 木曜日 2講時 405教室(新札幌)



授業のねらい
 本科目は、科目「簿記Ⅱ」と合わせた履修を前提に、製造業における取引の記帳および基礎的な原価計算に関する知識・技術の修得を目指す。特に、原価計算の基礎的概念の修得から、管理会計への興味関心へつなげるよう配慮する。加えて、日本商工会議所主催簿記検定2級へも対応する。(履修者は2025.11の日本商工会議所主催簿記検定2級の受検を必須とする) 
履修者が到達すべき目標
 基礎的な簿記原理の理解を前提として、株式会社における基礎的な会計処理の知識・技術を身に付け、中でも、原価の概念を理解し、原価計算の重要性を理解することを目標とする。具体的には、
 ① 中小企業経営者として必要な会計処理の基礎基本を身に付ける。
 ② 製造業における原価の概念の理解をとおし、コスト意識の醸成を図る。
 ③ 経理業務における「会計主任者」として必要な知識・技術を身に付ける。 
ディプロマ・ポリシーとの関係
経済経営学部経営学科ディプロマ・ポリシー(2)および(4)を中心とした指導を行う。 
授業の進め方
学修上の助言
 本科目は、科目「簿記Ⅱ」と合わせた履修を前提に、原価に関する知識・技術の修得を目指し、講義における理解と演習における習熟をセットに展開していく。よって、日々の定着の積み重ねが重要であり、テキストの読み返しや演習における誤答部分の研究が不可欠であり、予習よりも復習重視で努力を継続して欲しい。 
アクティブ・ラーニングの要素の有無
なし 
ICTを活用した双方向型授業の有無
なし 
授業内容・計画
回数 授業、事前・事後学修の内容 時間
1回 事前   テキストの目次、冒頭部分を読む  2.0 
授業   オリエンテーション・工業簿記の基礎 
事後   復習-未消化の演習に取り組む  2.0 
2回 事前   前回の確認  2.0 
授業   工業簿記の勘定連絡①(購買活動および製造活動) 
事後   復習-未消化の演習に取り組む  2.0 
3回 事前   前回の確認  2.0 
授業   工業簿記の勘定連絡②(製造活動から販売活動・商業簿記との関連) 
事後   復習-未消化の演習に取り組む  2.0 
4回 事前   前回の確認  2.0 
授業   原価要素に関する記帳①(材料に関する記帳) 
事後   復習-未消化の演習に取り組む  2.0 
5回 事前   前回の確認  2.0 
授業   原価要素に関する記帳②(労務費に関する記帳) 
事後   復習-未消化の演習に取り組む  2.0 
6回 事前   前回の確認  2.0 
授業   原価要素に関する記帳③(経費に関する記帳) 
事後   復習-未消化の演習に取り組む  2.0 
7回 事前   前回の確認  2.0 
授業   個別原価計算①(製造間接費の配賦) 
事後   復習-未消化の演習に取り組む  2.0 
8回 事前   前回の確認  2.0 
授業   個別原価計算②(原価の集計と原価計算表の作成) 
事後   復習-未消化の演習に取り組む  2.0 
9回 事前   前回の確認  2.0 
授業   部門別個別原価計算①(部門別集計) 
事後   復習-未消化の演習に取り組む  2.0 
10回 事前   前回の確認  2.0 
授業   部門別個別原価計算②(製造部門費の予定配賦) 
事後   復習-未消化の演習に取り組む  2.0 
11回 事前   前回の確認  2.0 
授業   個別原価計算に関するまとめ、小テスト① 
事後   ここまでの総復習(テキストの読み返し)  2.0 
12回 事前   前回の確認  2.0 
授業   総合原価計算①(個別原価計算との違いと月末仕掛品の評価) 
事後   復習-未消化の演習に取り組む  2.0 
13回 事前   前回の確認  2.0 
授業   総合原価計算②(原価計算表の作成と減損処理) 
事後   復習-未消化の演習に取り組む  2.0 
14回 事前   前回の確認  2.0 
授業   総合原価計算③(組別・工程別総合原価計算) 
事後   復習-未消化の演習に取り組む  2.0 
15回 事前   前回の確認  2.0 
授業   総合原価計算④(等級別計算・仕損、作業くずの処理) 
事後   復習-未消化の演習に取り組む  2.0 
授業科目に関連する実務経験の内容とその経験を活かした授業の展開
 前職(高等学校商業科教員)において、ビジネス教育を推進する役割を担ったことからその経験を生かし、ビジネスにおける会計記録の役割と知識・技術について、講義と演習のバランスを考慮した指導を実践する。また、科目「原価計算論」「管理会計」の基礎を形成できるよう努めたい。 
成績評価の基準と方法
課題に対するフィードバックの方法
 提出課題等(50%) 小テスト等(30%) 関心・意欲態度・検定試験への取り組み(20%)を基本に行う。 
テキスト
No 著者名 書籍名 出版社 ISBN/ISSN
1. TAC株式会社編  『合格テキスト日商簿記2級工業簿記Ver10.0』  TAC出版   
2. TAC株式会社編  『合格トレーニング日商簿記2級工業簿記Ver10.0』  TAC出版   
参考文献
No 著者名 書籍名 出版社 ISBN/ISSN
1. 特に指定しない       
関連ページ
備考
 本科目は、科目「簿記Ⅱ」と並行履修を原則とする。
 科目の特性上、講義への出席を重視(80%出席)する。また、講義への参加姿勢に問題があると判断したときは、退室を求め、以後の講義への出席を認めないこともあります。
 短期間に集中することから、欠席や遅刻、疑問や課題の放置は大きく影響します。毎時の復習を欠くことなく行い、知識、技術の蓄積を心がけること。
 履修登録にかかるガイダンス(第1回目の講義)には必ず参加し、様々な確認を行うこと。 
教員e-mailアドレス
saka0512あっとまーくsgu.ac.jp 
オフィスアワー
授業日の昼休みとする(事前申込みにより別途設けることもある) 
画像
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