シラバス参照

講義名 経営組織論 
英文科目名 Management Organization 
科目ナンバー B00EXP3510,Q00EXP3502 
担当者

河西 邦人

科目群 展開科目群 
対象学年 3年 
単位数
開講期間 前期 
曜日・時限・教室 前期 火曜日 5講時 多目的ホール(新札幌)



授業のねらい
複数の人間が共通の目的を達成するために一緒に行動する仕組みが組織である。その組織の構造、組織の中での人間行動を学ぶ。今年度は若手社員の視点から組織について学ぶ。 
履修者が到達すべき目標
以下の4項目が主要な目標である。
1 社会にどのような組織が活動しているかを学ぶ。
2 組織をどのように作るかのノウハウを得る。
3 組織が成果をあげるために、組織のメンバーをどうマネジメントするかを学ぶ。
4 組織のライフサイクルの位置づけと規模に応じたマネジメントを学ぶ。 
ディプロマ・ポリシーとの関係
本講義の単位を合格するため、ディプロマポリシー(2)経営学の基本的知識を身につけ、(3)時代の変化に適応的なマネジメント能力を身につける必要がある。 
授業の進め方
学修上の助言
授業の理解を容易にするため、多様な組織を題材にする。講義資料は授業当日にmoodleからダウンロードできるようにするので、資料をダウンロードして受講すること。本講義で学習した内容を大学のゼミ、サークル、バイト先などの組織に適応して考えると、組織の理論への理解を深められる。また各回で学んだことを自分に置き換え、自分だったらどう考え、行動するかを考えてみると良い。それは就職したのちの疑似体験になり、役立つであろう。 
アクティブ・ラーニングの要素の有無
受講者人数が多いと予想されるため、アクティブ・ラーニングは取り入れない。 
ICTを活用した双方向型授業の有無
面接授業を基本とするが、Moodleも活用するがICTを通じた双方向型授業を行わない。 
授業内容・計画
回数 授業、事前・事後学修の内容 時間
1回 事前   シラバスを良く読むこと。  2.0 
授業   組織の概念を学修する。
本講義のガイダンスと組織の概念を説明します。 
事後   よく考えてから履修を決める。  2.0 
2回 事前   あなたが過去に所属した組織を思い出し、その特徴を考える。  2.0 
授業   社会における組織の役割と種類を学修する。
日本の組織の種類と役割を知る。 
事後   あなたが所属した組織はどんな種類の組織かを知る。  2.0 
3回 事前   あなたが過去に所属した組織を思い出し、その特徴を考える。  2.0 
授業   「組織の使命・目的・理念・ビジョン」
組織の成立要件である使命、目的、理念、ビジョン、文化を学修する。 
事後   あなたが所属している組織の使命、目的、理念、ビジョン、組織文化を考える。  2.0 
4回 事前   あなたが所属する組織は誰が所有し、治めているかを考える。  2.0 
授業   組織の種類別の統治と統治手法を学修する。
組織を治める方法と機関設計を学修する。 
事後   株式会社の組織統治の方法を復習する。  2.0 
5回 事前   あなたが所属する組織の命令系統を分析する。  2.0 
授業   組織におけるコミュニケーション・システムの設計の基本的考えを学修する。
組織の中のコミュニケーション・システムを組織を動かすという視点で、どう構築するかを学修する。 
事後   あなたが所属する組織の命令系統を分析する。  2.0 
6回 事前   組織においてコミュニケーションがなぜ重要かを考える。  2.0 
授業   組織におけるコミュニケーションを活発にし、より良い成果を上げる方法を学修する。
事業活動を行う上で最適な組織構造を設計するための理論を学修する。 
事後   人とのコミュニケーションを活発にするための工夫を考えてみる。  2.0 
7回 事前   あなたが所属する組織の構造と活動の関係を調べる。  2.0 
授業   組織の形態と構造の設計の基本を学修する。
組織と組織の関係、組織の集合の理論を学修する。 
事後   あなたが所属する組織の構造を設計する。  2.0 
8回 事前   あなたが所属する組織は他のどんな組織と関係するのか、調べてみる。  2.0 
授業   組織同士の組織間関係の種類、活用法、インパクトを学修する。
組織の不祥事や組織の社会的責任を学修する。 
事後   あなたが所属する組織はどんな組織とグループを作ると、より有効な活動をできるを考える。  2.0 
9回 事前   あなたがリーダーの役割を果たしたときの経験を思い返す。  2.0 
授業   リーダーシップの理論を体系的に学修する。
組織のリーダーの特性、そのリーダーシップスタイルを学修する。 
事後   あなたがリーダーに向いているかを自己評価する。  2.0 
10回 事前   あなたが過去にやる気になった時の分析をしてみる。  2.0 
授業   組織の中で活動する社員、職員、スタッフの行動意欲を高める方法を行動科学の動機づけの理論を基に学修する。
他人をやる気にさせるための働きかけ方や刺激方法を学修する。 
事後   あなたをやる気にさせる方法を考える。  2.0 
11回 事前   過去にあなたが行った重要な決断を思い起こす。  2.0 
授業   組織の経営のため、行わなくてはならない意思決定の基本を学修する。
組織のリーダーとして行なう意思決定の理論を学修する。 
事後   あなたの過去の重要な決断を意思決定の理論で分析する。  2.0 
12回 事前   あなたがどんな組織で働きたいかを考えてみる。  2.0 
授業   組織の中で活動する人を管理するための基本的考え方を学修する。
組織の人材確保、配置、育成等を学修する。 
事後   どんな会社等への就職をしたいか、具体的に考える。  2.0 
13回 事前   少人数のチームで活動した経験を思い出し、成功するための要件を考えてみる。  2.0 
授業   人と協働するための少人数組織、チームの組成方法、成果の高め方を学修する。
組織の誕生、成長、衰退のライフサイクル、ライフサイクルにおける課題と変革方法を学修する。 
事後   友人とチームを作ることを仮定し、最強のチーム構築を考える。  2.0 
14回 事前   あなたにとって居心地の良い組織に所属した経験を思い出し、なぜ居心地が良かったかを考える。  2.0 
授業   組織文化の概念を体系的に学修する。
危機に陥った組織を改革する手法を学ぶ。 
事後   あなたにとって働きやすい組織文化の特性を考え、就活時に活かす。  2.0 
15回 事前   目的達成のための協働システムである組織がなぜ必要かを考える。  2.0 
授業   持続可能な組織のために何を、どう創っていくか、組織の管理をどう行なうのかを学修する。 
事後   あなたが就職したい組織の持続可能性を考える。  2.0 
授業科目に関連する実務経験の内容とその経験を活かした授業の展開
NPO法人理事長と大学学長(2019年~2025年)としての経営の実務経験から組織つくりと人の管理を説明する。 
成績評価の基準と方法
課題に対するフィードバックの方法
ガイダンスを除き、12回の各授業で5点満点のミニテストをMoodle上で行う。さらに最終回の講義までに20点満点の試験を2回、Moodleで行う。12回のミニテスト60点、2回の試験40点、合計100点満点で評価する。単位合格のためには60点以上を取ることに加え、ガイダンスを含め、10回以上の出席を単位合格の条件とする。 
テキスト
参考文献
関連ページ
備考
4年生以上で就職活動により欠席が多くなる場合、事前に担当教員へ相談するように。就職先の研修で欠席が多くなる場合は本科目では配慮しないので、採用される企業へ配慮してもらうこと。 
教員e-mailアドレス
kawanisiqあっとまーく(記号)sgu.ac.jp 
オフィスアワー
毎週水曜日12時30分~13時。新札幌キャンパスに研究室がないため、メールによる事前に予約をしてください。 
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