シラバス参照

講義名 税法I(概説) 
英文科目名 Tax Law I (General Introduction) 
科目ナンバー JK0EXP2704 
担当者

川股 修二

科目群 専門科目 
対象学年 2年 
単位数
開講期間 前期 
曜日・時限・教室 前期 金曜日 1講時 D-301教室



授業のねらい
租税法は、みなさんの生活に最も密着した法律といえます。在学時代でもアルバイトをして支給される給与には所得税・住民税が課税されています。社会人になってからは、企業と雇用契約により給与を取得する人、ベンチャー企業家になって事業に関する「税」を企業のコストとして意識しなければならない人など、さまざまな場面で直接的な「税」を意識させられることでしょう。他方、コンビニやレストランで買い物をする人、電子的な音楽を海外から購入する人には、間接的な「税」の負担が求められます。このように、「税」を意識する人、意識しない人にかかわらず、国民として納税の権利と義務が存在するのです。
 また、これらの「税」は国家を運営するための大切な財源です。国民の負担する「税」は国家がその使い道において適切でなければなりません。わたしたちは、これらの「税」がどのように使われているのかということについても観察をする必要があるのです。ときに「税」は国家的政策の道具として使われることがあります。なぜ、「税」が道具として使かわれるのでしょう。そして、その背景にはどのような国家戦略があるのでしょうか。
 これらのことを理解するためには、租税法の基礎的・体系的な知識が必要です。それを学修することで、「税」に興味を抱いてください。そして、「税」に対して多くの疑問をいだいてください。
 「税法」授業では、これらのことを専門用語にたよらず、簡単なわかりやすい言葉でお話しをしていきます。また、マスコミ等で取り上げられているトピックを題材に学修することで「税」を身近に感じてもらいたいと思っています。 
履修者が到達すべき目標
 社会人として、必要な租税法の基礎的な学力・教養を身に付けることを目標とする。そのためには、所得税法、相続税法などの各税法の基礎的・体系的な学習を行うことが必要である。具体的には、指定された教科書を単元ごとに学修し、単元末にある練習問題を解くことによって、その理解を深める。さらに、税務会計能力検定試験に挑戦して、資格を取得することを目標とする。
 一方、租税法分野の社会諸問題に関心を持つとともに、これらの諸問題に関する情報の初歩的な収集・分析が行えることを目標とする。具体的には、新聞等のマスコミが話題とする税法の項目について、議論することにより、これらの問題の背景を検討・分析できるようにする。
これらを通して、今後、社会の一員としての「税」に関する意識を持ち、適正に納税の権利、義務の履行をしながら社会の発展のために寄与できることを目標とする。 
ディプロマ・ポリシーとの関係
この授業は、法学部法律学科のディプロマ・ポリシーの(1)と(4)に関係している。 
授業の進め方
学修上の助言
 指定した教科書を中心にして、各税法の基本的な体系を理解する。この場合、パワーポイントやPDF資料をスクリーンに投影し、授業進捗を共有しながら学修する。
 また、平行して授業時の各税法分野の諸問題に関する新聞等(YouTube)のマスコミ記事を議論することにより、身近な法律として「税法」を理解する。

事前学習
指定教科書の授業該当部分を予習すること
事前配布の参考資料を予習すること
事後学習
指定教科書の履修した単元末の問題を解答すること 
アクティブ・ラーニングの要素の有無
なし 
ICTを活用した双方向型授業の有無
なし 
授業内容・計画
回数 授業、事前・事後学修の内容 時間
1回 事前   シラバスを読んでくること  2.0 
授業   ガイダンス・所得税の沿革 
事後   第1章 所得税の沿革 P3~12を復習すること  2.0 
2回 事前   第2章所得税法の概要・第3章利子所得・第4章配当所得を読んでくること  2.0 
授業   所得税法の概要・利子所得・配当所得 
事後   問題2-1、問題2-2、問題2-3、問題4-1を解答すること  2.0 
3回 事前   第5章不動産所得、第6章事業所得を読んでくること  2.0 
授業   不動産所得・事業所得(1) 
事後   問題5-1、問題6-1、問題6-2、問題6-3、を解答すること  2.0 
4回 事前   第6章事業所得、第7章給与所得を読んでくること  2.0 
授業   事業所得(2)・給与所得 
事後   問題6-4、問題6-5、問題6-7、問題6-8、問題7-1、問題7-2  2.0 
5回 事前   第8章退職所得、第9章山林所得を読んでくること  2.0 
授業   退職所得・山林所得 
事後   問題8-1、問題8-2、問題9-1、問題9-2を解答すること  2.0 
6回 事前   第10章譲渡所得、第11章一時所得、第12章雑所得を読んでくること  2.0 
授業   譲渡所得・一時所得・雑所得 
事後   問題10-2、問題10-3、問題10-4、問題11-1、問題12-1  2.0 
7回 事前   第13章課税標準の計算、第14章損益通算後の課税標準の計算を読むこと   2.0 
授業   課税標準の計算(損益通算)・損益通算後の課税標準の計算 
事後   問題13-1、問題13-2、問題14-1を解答すること  2.0 
8回 事前   第15章所得控除を読んでくること  2.0 
授業   所得控除 
事後   問題15-1、問題15-2、問題15-3、問題15-4を解答すること  2.0 
9回 事前   第16章課税所得金額と納付税額の計算を読んでくること  2.0 
授業   課税所得金額と納付税額の計算 
事後   問題16-1、問題18-1、問題18-2、問題18-3を解答すること  2.0 
10回 事前   第1章相続税の沿革と特徴を読んでくること  2.0 
授業   相続税の沿革と特徴 
事後   授業の復習  2.0 
11回 事前   第2章相続税法と民法を読んでくること  2.0 
授業   相続税と民法 
事後   配布資料を復習すること  2.0 
12回 事前   第3章相続税の基本的仕組みを読んでくること  2.0 
授業   相続税の基本的仕組み 
事後   配布資料を復習すること  2.0 
13回 事前   第4章相続財産の評価を読んでくること  2.0 
授業   相続財産の評価 
事後   配布資料を復習すること  2.0 
14回 事前   第5章贈与税と相続時精算課税を読んでくること  2.0 
授業   贈与税と相続時精算課税 
事後   配布資料を復習すること  2.0 
15回 事前   第6章相続対策としてのプランニング、第7章事業承継税制の動向  2.0 
授業   相続対策と事業承継税制の動向 
事後   配布資料を復習すること  2.0 
授業科目に関連する実務経験の内容とその経験を活かした授業の展開
私は、現在まで、28年間、税理士として納税者の税務申告業務等に携わってきています。講義内では、実務において経験したことなど、その知見を活かした授業展開を行っていきたいと考えています。 
成績評価の基準と方法
課題に対するフィードバックの方法
平常点50%と学期末試験50%で評価する。 
テキスト
No 著者名 書籍名 出版社 ISBN/ISSN
1. 中島茂幸・櫻田 譲  『〔改訂版〕Newベーシック税務会計<個人課税編>』  五絃社  ISBN978-4-86434-153-0 
参考文献
関連ページ
備考
教員e-mailアドレス
kawamata@(あっとまーく)tkcnf.or.jp 
オフィスアワー
授業の終了時、質問に応じる。 
画像
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