シラバス参照

講義名 心理的アセスメント 
英文科目名 Psychological Assessment 
科目ナンバー F00BAS2119 
担当者

手代木 理子

宮崎 友香

科目群 専修基礎科目 
対象学年 2年 
単位数
開講期間 後期 
曜日・時限・教室 後期 木曜日 2講時 301教室(新札幌)



授業のねらい
 「心理的アセスメント」は、人の心や心理的問題を理解して適切な援助方法を選択したり、援助過程を評価するために用いられます。本講義では、臨床心理学的援助が行われる現場で必要とされる心理的アセスメントの基礎理論と方法について理解を深め、主要な心理検査についてその目的と方法を学ぶことを目的とします。短時間で実施可能なアセスメントについては、実習を取り入れる予定です。
 個別的な心理的アセスメントにおいては、長所と短所、偏り、バランスに注目し、その方の全体像やその人らしさを描き出しますので、その方の問題ばかりを重視しません。その方自身にとって役に立つ心理的アセスメントの活用について学んでいただくことを期待します。 
履修者が到達すべき目標
①心理的アセスメントの歴史、理論、方法、研究、診断基準などに関する基礎的な知識を身につける。
②心理的アセスメントの目的及び倫理を学び、それらを把握した心理的アセスメントの実施について考える。
③講義で実習を行う心理的アセスメントの方法(観察、面接及び心理検査)について、標準的な実施方法と結果処理ができるようになる。
④一面的な人の理解ではなく、多面的、全体的に理解するという心理的アセスメントの観点及び展開方法を理解する。
⑤適切な記録及び報告について学ぶ。 
ディプロマ・ポリシーとの関係
本実習は,心理学部のディプロマ・ポリシーである
(1)臨床心理学を核として、心理学的支援の専門知識を身につけている(知識・理解)
(3).心理学的支援の柱となる「心理的・福祉的援助スキル」を備えている(技能・表現)
と関係しています。 
授業の進め方
学修上の助言
【授業の進め方】
①講義、講義内課題
②検査法、面接法、行動観察の実習

【授業の進め方・学習上の助言】
復習を重視するため、次回講義までに配布資料を熟読し、その回の復習をすること。公認心理師試験出題科目であり、今のうちから試験対策を兼ねた定期試験を行うため、要点をまとめた復習用ノートを毎回作成することをおすすめします。 
アクティブ・ラーニングの要素の有無
心理的アセスメントの実習を取り入れています。 
ICTを活用した双方向型授業の有無
取り入れていません。 
授業内容・計画
回数 授業、事前・事後学修の内容 時間
1回 事前   シラバスに目を通し、不明点が無いかどうか検討する  2.0 
授業   オリエンテーション/心理的アセスメントとその方法・対象/心理的アセスメント史 
事後   配布資料の熟読、不明点やさらに理解を深めたい点を自分で調べ、まとめノートを作成  2.0 
2回 事前   まとめノートを読み返し、心理的アセスメントへの理解を深める  2.0 
授業   臨床現場における心理的アセスメント1:実施からフィードバックまでの手続き、臨床心理学研究 
事後   配布資料の熟読、不明点やさらに理解を深めたい点を自分で調べ、まとめノートを作成  2.0 
3回 事前   まとめノートを読み返し、心理的アセスメントへの理解を深める  2.0 
授業   臨床現場における心理的アセスメント2:テストバッテリーと診療報酬、倫理 
事後   配布資料の熟読、不明点やさらに理解を深めたい点を自分で調べ、まとめノートを作成  2.0 
4回 事前   まとめノートを読み返し、心理的アセスメントへの理解を深める  2.0 
授業   面接法による心理的アセスメント:診断基準と構造化面接
※ミニレポート課題提示
 講義内でミニレポート課題として出題されている「構造化面接体験」実施 
事後   構造化面接体験についてレポート作成  2.0 
5回 事前   前回の配布資料の熟読、不明点やさらに理解を深めたい点を自分で調べ、まとめノートを作成  2.0 
授業   観察法による心理的アセスメント:行動観察の原理と実際
※講義内でミニレポート課題として出題されている「行動観察体験」実施 
事後   行動観察体験についてレポート作成  2.0 
6回 事前   前回の配布資料の熟読、不明点やさらに理解を深めたい点を自分で調べ、まとめノートを作成  2.0 
授業   検査法による心理的アセスメント:心理検査、及びその信頼性と妥当性 
事後   配布資料の熟読、不明点やさらに理解を深めたい点を自分で調べ、まとめノートを作成  2.0 
7回 事前   前回の配布資料の熟読、不明点やさらに理解を深めたい点を自分で調べ、まとめノートを作成  2.0 
授業   知能のアセスメント(Wechsler式知能検査、ビネー式知能検査他) 
事後   配布資料の熟読、不明点やさらに理解を深めたい点を自分で調べ、まとめノートを作成  2.0 
8回 事前   まとめノートを読み返し、心理的アセスメントへの理解を深める  2.0 
授業   発達のアセスメント(乳幼児精神発達診断法、遠城寺式乳幼児分析的発達検査他)(手代木) 
事後   配布資料の熟読、不明点やさらに理解を深めたい点を自分で調べ、まとめノートを作成  2.0 
9回 事前   まとめノートを読み返し、心理的アセスメントへの理解を深める  2.0 
授業   状態・症状のアセスメント1(CMI、GHQ、BDI-Ⅱ、STAI、L-SAS、Y-BOCS、POMS他)
※次回までのホームワーク:ミニレポート課題として出題されている「GHQ」の回答と結果処理を行う 
事後   GHQの回答と結果処理を行う  2.0 
10回 事前   前回の配布資料の熟読、不明点やさらに理解を深めたい点を自分で調べ、まとめノートを作成  2.0 
授業   状態・症状のアセスメント2(CMI、GHQ、BDI-Ⅱ、STAI、L-SAS、Y-BOCS、POMS他) 
事後   GHQについてレポート作成  2.0 
11回 事前   前回の配布資料の熟読、不明点やさらに理解を深めたい点を自分で調べ、まとめノートを作成  2.0 
授業   パーソナリティのアセスメント1:質問紙法(TEG、Big Five他)
※次回までのホームワーク:ミニレポート課題として出題されている「TEG」の回答と結果処理を行う 
事後   TEGの回答と結果処理を行う  2.0 
12回 事前   前回の配布資料の熟読、不明点やさらに理解を深めたい点を自分で調べ、まとめノートを作成  2.0 
授業   パーソナリティのアセスメント2:投映法(Rorschach)
※講義内でミニレポート課題として出題されている「ロールシャッハ・テスト体験」実施 
事後   TEGとロールシャッハ・テストについてレポート作成  2.0 
13回 事前   前回の配布資料の熟読、不明点やさらに理解を深めたい点を自分で調べ、まとめノートを作成、
定期試験に向けてまとめノートを読み返し総復習を始める 
2.0 
授業   パーソナリティのアセスメント3:投映法(その他の投映法) 
事後   レポート課題を完成させ、次回講義での提出に備える
まとめノートを用いて総復習を行う 
2.0 
14回 事前   前回の配布資料の熟読、不明点やさらに理解を深めたい点を自分で調べ、まとめノートを作成
まとめノートを用いて総復習を行う 
2.0 
授業   神経心理学的アセスメント(HDS-R、MMSE、WCST他)
※ミニレポート課題の提出 
事後   配布資料の熟読、不明点やさらに理解を深めたい点を自分で調べ、まとめノートを作成
まとめノートを用いて総復習を行う 
2.0 
15回 事前   まとめノートを用いて総復習を行う  2.0 
授業   ケースフォーミュレーション/心理的アセスメント報告書のまとめ方/Therapeutic Assessment について 
事後   配布資料の熟読、不明点やさらに理解を深めたい点を自分で調べ、まとめノートを作成
引き続きまとめノートを用いて総復習を行う 
2.0 
授業科目に関連する実務経験の内容とその経験を活かした授業の展開
担当教員は公認心理師・臨床心理士資格を有し、心理的アセスメントが専門であり、医療領域を中心とした心理的アセスメント実践に25年以上携わっています。
臨床現場で必須な心理的アセスメント法を中心に、その実践ができるようになることを目指し、まずはおさえておく必要のある理論や成り立ち、方法等を本講義でじっくりお伝えすることで、しっかり基礎を理解した上での臨床実践に繋げます。 
成績評価の基準と方法
課題に対するフィードバックの方法
・定期試験(50%)、毎回の小課題・態度(30%)、ミニレポート(20%)により評価します。
・本講義は公認心理師養成科目につき、3分の2以上(全15回中、10回以上)の出席が必須となり、その出席が下回る(9回以下になる)と、成績評価に該当しなくなる(単位が出せなくなる)ことになっていますので、出席はくれぐれも注意してください。  
・ミニレポート:講義内で実施する面接法(第4回)、観察法(第5回)、検査法(GHQ(第9回)、TEG(第11回)、Rorschach(第12回))とその違いについて等 
テキスト
参考文献
No 著者名 書籍名 出版社 ISBN/ISSN
1. 上里一郎監修  『心理アセスメントハンドブック』  サイエンス社   
2. 津川律子  『改訂増補 精神科臨床における心理アセスメント入門』  金剛出版   
3. 橋本忠行・佐々木玲仁・島田修共著  『アセスメントの心理学』  培風館   
関連ページ
備考
・第8回のみ手代木,他は宮﨑が担当します。
・3年次科目「心理アセスメント実習」を履修する前に、この科目を履修しておくことが望ましいです。
・配布資料をまとめるためのバインダーを用意してください。
・教科書を設定しないため、配布資料を多く用意します。講義では配布資料の要点を説明しますので、講義終了後に配布資料を隅々まで熟読し、講義でふれないところを含めて復習して、次の講義に臨んでください。
・「札幌学院大学障がい学生の受入れ及び支援に関する基本方針」にもとづき合理的配慮を提供していますので、配慮が必要な場合には初回にご相談ください。 
教員e-mailアドレス
代表者:m-yuka@sgu.ac.jp  
オフィスアワー
火曜日 12:30~13:00 (新札幌キャンパスの教室または遠隔オンライン)
※上記アドレスへの予約制。 
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