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講義名 心理学統計法 
英文科目名 Psychological Statistics 
科目ナンバー F00BAS2118 
担当者

久藏 孝幸

科目群 専修基礎科目 
対象学年 2年 
単位数
開講期間 前期 
曜日・時限・教室 前期 金曜日 3講時 303教室(新札幌)



授業のねらい
皆さんが人間の心理学的な真実について調べたいと思う時に、心理学研究法の講義で学ぶ方法論によってデータを得ることができます。しかし得られたデータはそのままではただのデータです。それらを、様々な記述統計量により、データの特徴を一目でわかるようにしなければなにがなんだかわかりません。
うまくデータをわかりやすくまとめることができたとしても、しかし、研究はそこでは終わりません。その得られたデータから見られる特徴が、偶然生じている単なる誤差なのかあるいは意味ある特徴なのかを判別しなければなりません。心理学統計法ではそのために必要な心理学で用いられる統計手法を学び、統計に関する基礎的な知識を深めていきます。そうすることで、データの意味を判別していくための方法論を習得します。
なお、認定心理士(心理調査)の必須科目でもあります。 
履修者が到達すべき目標
大きく分けると以下のようになります。
○心理学で用いられる統計手法を学ぶ
○統計に関する基礎的な知識を学ぶ
ということになります。これらを学ぶことで、
①心理学研究を行う上で必要な統計学的な方法論について詳しくなって、基礎統計学・推測統計学を理解してほしいです。また、
②心理学研究を行う上で必要な多変量解析等の方法論についても、知ってほしいです。

細かく各論として言うと以下のようになります。
・基礎的な記述統計の復習をしてしっかり理解する
・点推定や区間推定について学ぶ
・仮説検定のロジックについて学ぶ
・t検定について学ぶ、対応のあるt検定について学ぶ
・一要因の分散分析について学ぶ
・二要因の分散分析について概略を学ぶ
・多重比較を学ぶ、多重検定の問題を学ぶ
・ノンパラメトリックな手法、カイ二乗検定について学ぶ
・相関係数と無相関検定について学ぶ
・因子分析や回帰分析など多変量解析について学ぶ
・時間的猶予があればFDR、効果量、因果推論やベイズ統計学によるモデル構築について学ぶorデモンストレーションをする 
ディプロマ・ポリシーとの関係
本科目は、以下のDPと対応する。
1.臨床心理学を核として、心理学的支援、精神保健福祉学の専門知識を身につけている(知識・理解)。 
授業の進め方
学修上の助言
毎回プリントを配ります。
講義主体ですが、例題や宿題でたくさん計算をします。手を動かさないとたぶんわからなくなるでしょう。いつもの学生さんは、わからないけど何度もやっているうちにわかるようになって驚いた、という方が何人もいますから、数学が苦手な方も最後までしぶとくついてきてくださると、単位取得に繋がると思います。
途中からみなさんのお持ちのスマホ、iPad、andoroid端末、パソコンなどをネットにつないで、Web上から使える統計ソフトを活用する実習を授業時間の中にいくらか取り入れていきます。皆さんの端末から通信料金がかからないように、学内LANにつなぐ設定は済ませておいて下さい。 
アクティブ・ラーニングの要素の有無
なし 
ICTを活用した双方向型授業の有無
時間があればみなさんから仮のデータをいただいて因子分析、またテキスト解析などのデモンストレーションを行いたいです。/状況次第では遠隔授業になる場合があります 
授業内容・計画
回数 授業、事前・事後学修の内容 時間
1回 事前   高校レベルの確率統計について復習しておくこと  2.0 
授業   記述統計と推測統計について 
事後   レジュメを復習すること  2.0 
2回 事前   レジュメを予習して必要な数学的技術を確認しておくこと
レジュメを予習すること 
授業   点推定と区間推定?母集団を考える 
事後   レジュメの復習、及び授業で扱った練習問題をくり返し復習すること 
3回 事前   レジュメを予習して必要な数学的技術を確認しておくこと 
授業   区間推定を計算できるようにする 
事後   レジュメの復習、及び授業で扱った練習問題をくり返し復習すること 
4回 事前   レジュメを予習して必要な数学的技術を確認しておくこと 
授業   仮説検定の考え方について 
事後   レジュメの復習、及び授業で扱った練習問題をくり返し復習すること 
5回 事前   レジュメを予習して必要な数学的技術を確認しておくこと 
授業   t検定 対応のない場合と対応のある場合 
事後   レジュメの復習、及び授業で扱った練習問題をくり返し復習すること 
6回 事前   レジュメを予習して必要な数学的技術を確認しておくこと 
授業   t検定 対応のない場合と対応のある場合 
事後   レジュメの復習、及び授業で扱った練習問題をくり返し復習すること 
7回 事前   レジュメを予習して必要な数学的技術を確認しておくこと 
授業   t検定 対応のない場合と対応のある場合 
事後   レジュメの復習、及び授業で扱った練習問題をくり返し復習すること 
8回 事前   レジュメを予習して必要な数学的技術を確認しておくこと 
授業   一要因の分散分析 
事後   レジュメの復習、及び授業で扱った練習問題をくり返し復習すること 
9回 事前   レジュメを予習して必要な数学的技術を確認しておくこと 
授業   多重比較 
事後   レジュメの復習、及び授業で扱った練習問題をくり返し復習すること 
10回 事前   レジュメを予習して必要な数学的技術を確認しておくこと 
授業   被験者内要因と被験者間要因 
事後   レジュメの復習、及び授業で扱った練習問題をくり返し復習すること 
11回 事前   レジュメを予習して必要な数学的技術を確認しておくこと 
授業   二要因の分散分析と交互作用 
事後   レジュメの復習、及び授業で扱った練習問題をくり返し復習すること 
12回 事前   レジュメを予習して必要な数学的技術を確認しておくこと 
授業   ノンパラメトリック検定 
事後   レジュメの復習、及び授業で扱った練習問題をくり返し復習すること 
13回 事前   レジュメを予習して必要な数学的技術を確認しておくこと 
授業   相関係数・無相関検定 
事後   レジュメの復習、及び授業で扱った練習問題をくり返し復習すること 
14回 事前   レジュメを予習して必要な数学的技術を確認しておくこと 
授業   多変量解析(因子分析と回帰分析) 
事後   レジュメの復習、及び授業で扱った練習問題をくり返し復習すること 
15回 事前   レジュメを予習して必要な数学的技術を確認しておくこと 
授業   落ち穂拾い 
事後   レジュメの復習、及び授業で扱った練習問題をくり返し復習すること 
授業科目に関連する実務経験の内容とその経験を活かした授業の展開
実務経験というのかどうかわかりませんが、専門統計調査士という資格を持っていたりします。統計検定準1級です。某災害地の地域調査などを最近は半ばボランティアでやっています。 
成績評価の基準と方法
課題に対するフィードバックの方法
課題提出による評価です。もしかしたらミニレポートあるかもしれません。
例年あるのは、授業も半分くらいになってから、毎回課題があるのを知りませんでした、と言う人が来ます。
これはどうしようもしてあげられないので、はじめから毎回ちゃんと課題をやってください。

以上の課題の総得点で評価をします。Sが全体の10%前後になるように得点調整をします。ですから、お手元の集計で得点率95%あったとしてもSにならない場合があり得ます。要は毎回の復習だと思ってしっかり課題をやるようにしてください。 
テキスト
参考文献
No 著者名 書籍名 出版社 ISBN/ISSN
1. サトウタツヤ  『心理調査の基礎』  有斐閣  4641174288 
2. 南風原 朝和  『心理統計学の基礎』  有斐閣  4641121605 
関連ページ
備考
最初は手計算だけで大丈夫ですが、予定では5月くらいからスマホか何かでネットにつないで皆さんに計算してもらう予定です。スマホ、iPadやandroid端末、パソコン等、いずれにしてもネットにつながるものを用意しておいて下さい。何にもない人は、パソコンを借りられますから、それを用意しておくこと。

これまで、わからなくても諦めずにしぶとく授業に出ている人は単位をとれている傾向が見えます。わかる人はそれでよし、わからない人は懸命にわかるに近づこうと努力し続けるといいことがあるでしょう。苦手な人にはいつかわかる日が来るのだろうかとというあやふやな未来を、苦しい中にも楽観的に光を見ようとし続ける姿勢をみにつける修練の時間でもあります。その意味で精神修養の時間であります。頑張って生き延びること。
もちろんオフィスアワー等活用して下さい。 
教員e-mailアドレス
hisakuraあっとまーくsgu.ac.jp 
オフィスアワー
随時(要メール連絡) 
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