シラバス参照

講義名 心理アセスメント実習(知能・性格・発達検査) 
英文科目名 Practicum in Psychological Assessment: Intelligence,Abilities, and Personality 
科目ナンバー F00SEM3206 
担当者

工藤 綾乃

南 真矢

宮崎 友香

科目群 専修職能・実習科目 
対象学年 3年 
単位数
開講期間 前期週2回開講 
曜日・時限・教室 前期 金曜日 1講時 305教室(新札幌)
前期 金曜日 1講時 演習室5F(新札幌)
前期 金曜日 1講時 演習室5G(新札幌)
前期 金曜日 1講時 演習室5H(新札幌)
前期 金曜日 1講時 演習室5J(新札幌)
前期 金曜日 2講時 305教室(新札幌)
前期 金曜日 2講時 演習室5F(新札幌)
前期 金曜日 2講時 演習室5G(新札幌)
前期 金曜日 2講時 演習室5H(新札幌)
前期 金曜日 2講時 演習室5J(新札幌)



授業のねらい
 心理的アセスメントの意義や歴史、実施上の注意点を概説し、様々な検査に実際に取り組みます。実習で取り上げる検査は、知能検査、発達検査、神経心理学的検査、人格検査(作業検査法/質問紙法/投映法)などに大別されます。定められた手続きに従えば、誰が行っても同じデータを産出できる信頼性の高い検査を多く体験しますが、実施や解釈に習熟が必要な理由を感じ取っていただきたいと思います。
 心理検査は専門的道具であり、目的、方法、結果、(臨床的)考察が含まれたものであることを理解し、レポートを通じて体験的に理解を深めます。また、それぞれの検査には限界があること等、基本的原則を理解し、心理的アセスメントの実際をめぐって多面的な見方を身につけていきます。 
履修者が到達すべき目標
・実習で取り扱う各検査について、標準的な実施法-結果整理-解釈-報告書作成の一連の流れを身につける。
・各検査がどのような目的で作成されたのか、実習を通して理解する。
・心理臨床家に求められる自己理解を促進する。
・クライエントさんに検査を実施する際の臨床的な配慮を身につける。
・クライエントさんに合わせた検査バッテリーを検討する。
・クライエントさんを総合的に理解する作業を体験する。 
ディプロマ・ポリシーとの関係
本実習は,心理学部のディプロマ・ポリシーである
(1)臨床心理学を核として、心理学的支援の専門知識を身につけている(知識・理解)
(3).心理学的支援の柱となる「調査研究力」「コミュニケーション力」「心理的・福祉的援助スキル」を備えている(技能・表現)
と関係しています。 
授業の進め方
学修上の助言
★重要(必ず読んでください):1回目のみ全員で305教室で行いますが、2回目以降、2グループに分かれて行います。グループ分けは、履修者が決まってから、2回目の講義冒頭で発表します。「授業内容・計画」欄は、本講義で体験する全ての検査と必要な事前事後学習について掲載していますが、グループによって順番や担当者が異なります。
グループごとに、いつ、何の検査を、どの担当者が行うのか、詳しいスケジュール表は一番下の「ファイル」欄に掲示していますので、ご参照ください。

・2年次後期の講義「心理的アセスメント」と連動させ、「心理的アセスメント」で得た知識を復習しながら進める。
・心理的アセスメントは心理的アセスメント報告書作成が必須となるため、各検査終了後に報告書作成のレポート課題を4回課し、自分自身や事例の総合的理解を文章化する作業を体験する。
・学部で本講義、大学院で査定演習を受講することにより、心理的アセスメント技術の基礎を習得できるように積み上げ式カリキュラムを構成しているため、公認心理師、臨床心理士を目指す方はまず学部で本講義を受講することを推奨する。
・ 半期に渡って被検者体験・自己分析を継続的に行うこととなるため、自分の内的な課題に触れることがまだ早いと判断する方は、今期の受講は見合わせていただきたい。 
アクティブ・ラーニングの要素の有無
検査者役、被検者役、両方のアセスメント体験を行う実習という形で、アクティブ・ラーニングの要素を取り入れています。 
ICTを活用した双方向型授業の有無
本講義は実技実習であり、対面での体験が基本となるため、取り入れていません。 
授業内容・計画
回数 授業、事前・事後学修の内容 時間
1回 事前   シラバスに目を通し、不明点が無いかどうか検討する  2.0 
授業   オリエンテーション:実習の進め方(宮崎) 全員 
事後   配布資料の熟読、不明点やさらに理解を深めたい点を自分で調べる
履修される方は、実習費の振り込み等、履修手続きを済ませる 
2.0 
2回 事前   予習:心理的アセスメントについて自分で調べる  2.0 
授業   心理的アセスメントの実際、倫理的な配慮 
事後   配布資料の熟読、不明点やさらに理解を深めたい点を自分で調べる  2.0 
3回 事前   予習:YG性格検査について自分で調べる  2.0 
授業   人格検査・質問紙法1:YG性格検査 
事後   配布資料の熟読、不明点やさらに理解を深めたい点を自分で調べる  2.0 
4回 事前   予習:YG性格検査について自分で調べる  2.0 
授業   人格検査・質問紙法2:YG性格検査 
事後   YG性格検査の解釈を行い、レポートに方法~解釈までをまとめる  2.0 
5回 事前   予習:バウム・テストについて自分で調べる  2.0 
授業   人格検査・描画法1:バウム・テスト 
事後   配布資料の熟読、不明点やさらに理解を深めたい点を自分で調べる  2.0 
6回 事前   予習:バウム・テストについて自分で調べる  2.0 
授業   人格検査・描画法2:バウム・テスト 
事後   バウム・テストの解釈を行い、レポートに方法~解釈までをまとめる  2.0 
7回 事前   予習:CMIについて自分で調べる  2.0 
授業   症状測定検査:CMI 
事後   CMIの解釈を行い、レポートに方法~解釈までをまとめる  2.0 
8回 事前   予習:長谷川式簡易知能評価スケールについて自分で調べる  2.0 
授業   神経心理学的検査1:長谷川式簡易知能評価スケール 
事後   長谷川式簡易知能評価スケールの解釈を行い、レポートに方法~解釈までをまとめて、レポートを完成させ、期限までに提出  2.0 
9回 事前   予習:P-Fスタディについて自分で調べる  2.0 
授業   人格検査・投映法1:P-Fスタディ 
事後   配布資料の熟読、不明点やさらに理解を深めたい点を自分で調べる  2.0 
10回 事前   予習:P-Fスタディについて自分で調べる    2.0 
授業   人格検査・投映法2:P-Fスタディ 
事後   P-Fスタディの結果整理の残りを終わらせる     2.0 
11回 事前   予習:P-Fスタディについて自分で調べる   2.0 
授業   人格検査・投映法3:P-Fスタディ 
事後   P-Fスタディの解釈を行い、レポートに方法~解釈までをまとめる  2.0 
12回 事前   予習:SCTについて自分で調べる  2.0 
授業   人格検査・投映法4:SCT 
事後   配布資料の熟読、不明点やさらに理解を深めたい点を自分で調べる  2.0 
13回 事前   予習:SCTについて自分で調べる  2.0 
授業   人格検査・投映法5:SCT 
事後   SCTの結果整理の残りを終わらせる  2.0 
14回 事前   予習:SCTについて自分で調べる  2.0 
授業   人格検査・投映法6:SCT 
事後   SCTの解釈を行い、レポートに方法~解釈までをまとめる  2.0 
15回 事前   予習:MMPIについて自分で調べる  2.0 
授業   人格検査・質問紙法3:MMPI 
事後   配布資料の熟読、不明点やさらに理解を深めたい点を自分で調べる  2.0 
16回 事前   予習:MMPIについて自分で調べる  2.0 
授業   人格検査・質問紙法4:MMPI 
事後   MMPIの解釈を行い、レポートに方法~解釈までをまとめてレポートを完成させ、期限までに提出  2.0 
17回 事前   予習:ベンダー・ゲシュタルト・テストについて自分で調べる   2.0 
授業   神経心理学的検査2:ベンダー・ゲシュタルト・テスト 
事後   配布資料の熟読、不明点やさらに理解を深めたい点を自分で調べる  2.0 
18回 事前   予習::ベンダー・ゲシュタルト・テストについて自分で調べる  2.0 
授業   神経心理学的検査3:ベンダー・ゲシュタルト・テスト 
事後   自分が体験した心理検査の解釈を行い、レポートに方法~解釈までをまとめる  2.0 
19回 事前   予習:ウェクスラー式知能検査について自分で調べる  2.0 
授業   知能検査1(成人):ウェクスラー式知能検査 
事後   配布資料の熟読、不明点やさらに理解を深めたい点を自分で調べる  2.0 
20回 事前   予習:ウェクスラー式知能検査について自分で調べる  2.0 
授業   知能検査2(成人):ウェクスラー式知能検査 
事後   体験した心理検査の結果整理の残りを終わらせる  2.0 
21回 事前   予習:ウェクスラー式知能検査について自分で調べる  2.0 
授業   知能検査3(成人):ウェクスラー式知能検査 
事後   配布資料の熟読、不明点やさらに理解を深めたい点を自分で調べる  2.0 
22回 事前   予習:ウェクスラー式知能検査について自分で調べる  2.0 
授業   知能検査4(成人):ウェクスラー式知能検査 
事後   体験した心理検査の解釈を行い、レポートに方法~解釈までをまとめてレポートを完成させ、期限までに提出  2.0 
23回 事前   予習:遠城寺式・津守式発達検査について自分で調べる  2.0 
授業   発達検査1:遠城寺式発達検査、津守式発達検査 
事後   配布資料の熟読、不明点やさらに理解を深めたい点を自分で調べる  2.0 
24回 事前   予習:遠城寺式・津守式発達検査について自分で調べる  2.0 
授業   発達検査2:遠城寺式発達検査、津守式発達検査 
事後   自分が体験した心理検査の解釈を行い、レポートに方法~解釈までをまとめる  2.0 
25回 事前   予習:ビネー式知能検査について自分で調べる  2.0 
授業   知能検査5(幼児・児童):ビネー式知能検査 
事後   配布資料の熟読、不明点やさらに理解を深めたい点を自分で調べる  2.0 
26回 事前   予習:ビネー式知能検査について自分で調べる  2.0 
授業   知能検査6(幼児・児童):ビネー式知能検査 
事後   体験した心理検査の結果整理の残りを終わらせる  2.0 
27回 事前   予習:ビネー式知能検査について自分で調べる  2.0 
授業   知能検査7(幼児・児童):ビネー式知能検査 
事後   配布資料の熟読、不明点やさらに理解を深めたい点を自分で調べる  2.0 
28回 事前   予習:ビネー式知能検査について自分で調べる  2.0 
授業   知能検査8(幼児・児童):ビネー式知能検査 
事後   体験した心理検査の解釈を行い、レポートに方法~解釈までをまとめてレポートを完成させ、期限までに提出  2.0 
29回 事前   予習:内田クレペリン検査について自分で調べる  2.0 
授業   作業検査1:内田クレペリン検査 
事後   配布資料や結果の熟読、不明点やさらに理解を深めたい点を自分で調べる  2.0 
30回 事前   予習:内田クレペリン検査について自分で調べる  2.0 
授業   作業検査2:内田クレペリン検査 
事後   内田クレペリン検査の解釈を行い、授業内課題提出  2.0 
授業科目に関連する実務経験の内容とその経験を活かした授業の展開
全担当者が公認心理師・臨床心理士資格を有し、常に研鑽しながら10年以上心理的アセスメントの臨床実践経験を積み重ねています。中でも宮崎は、心理的アセスメントを専門としています。
臨床現場における心理的アセスメントの実施から報告書作成まで、その実際や工夫・配慮・倫理的観点等についてお伝えし、座学と臨床実践を結びつける講義を目指します。 
成績評価の基準と方法
課題に対するフィードバックの方法
レポート課題(70%)、その他の課題・態度(30%)により評価します。
なお、レポートについては単なる自己分析に留まらず、事前に焦点付けするテーマを考え(例 家族関係、環境ストレス、生活歴など)、適切なアセスメントを選択し、その結果を分析し、文献を引用しつつ考察を深めるという事例研究的な視点が求められる場合もあります。 
テキスト
参考文献
No 著者名 書籍名 出版社 ISBN/ISSN
1. 上里一郎監修  『心理アセスメントハンドブック』  サイエンス社   
関連ページ
備考
・受講には,必ず期限内に「実習費」を納入する必要があります。例外はありませんので,充分気をつけてください。
・レポート課題は4回ですが、授業で取り組んだ検査の大部分をそのレポートにまとめることになります(一部授業内で完了する課題あり)。検査の数が多くレポートが大変、1講目からの授業に継続参加する自信がない、という方は、履修するかどうかよく考えてから決めてくださいね。
・この科目を履修する前に,講義「心理的アセスメント」の単位を取得しておくことが望ましいです。
・上記以外の参考文献等は適宜指示します。 
教員e-mailアドレス
m-yuka@sgu.ac.jp 
オフィスアワー
宮崎:火曜日 12:30~13:00(新札幌キャンパスの教室または遠隔オンライン)
※上記アドレスへの予約制。 
画像
ファイル
2025年度心理アセスメント実習スケジュール_改訂版.pdf 2グループでいつ・何を・誰が担当するか、実際の講義スケジュールです。履修の参考にしてください。


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