シラバス参照

講義名 応用実習 
英文科目名 Applied Practicum in Clinical Psychology 
科目ナンバー F00SEM2204,F00SEM2210 
担当者

岡部 善也

小林 茂

中村 泰江

菊池 浩光

科目群 専修職能・実習科目 
対象学年 2年 
単位数
開講期間 後期週2回開講 
曜日・時限・教室 後期 水曜日 3講時 303教室(新札幌)
後期 水曜日 3講時 305教室(新札幌)
後期 水曜日 3講時 307教室(新札幌)
後期 水曜日 3講時 308教室(新札幌)
後期 水曜日 4講時 303教室(新札幌)
後期 水曜日 4講時 305教室(新札幌)
後期 水曜日 4講時 307教室(新札幌)
後期 水曜日 4講時 308教室(新札幌)



授業のねらい
この授業は「ワーク」を中心とした実習科目である。異なる価値観や意見をもつ学生同士で多様なグループワークを実際に体験することで、単独では気がつけない自分の価値観や考え方を発見したり、グループ・プロセスで起こるさまざまな問題に気づいたりする。それを通して、(1)対人関係における自己のあり方を発見し自己理解を深めていくこと、(2)集団が持つ力を発見し理解を深めていくこと、を狙いとする。
 心理臨床の現場でも1:1の面接場面だけではなく、グループや小集団でのメリットを生かした集団心理療法が援用されている。臨床心理士、公認心理師や福祉・児童・精神科領域などを進路として考えている学生には、自らの対人関係能力を高め、様々な現場で実施されている小集団での指導・セラピーの基礎を学ぶことができる。心理関係以外の進路希望者にとっても、社会の多様な場面での対人的能力に関わる理論と技能を体験的に学ぶ場となっている。 
履修者が到達すべき目標
1)対人・集団関係の体験を通じて、人と人の関わりについて実感的に理解を深めること。
2)1:1のカウンセリング場面とは異なるグループアプローチの特性、長所と短所について体得すること。
3)グループアプローチに慣れ、体験した内容を多様な場面で生かせるようになること。
4)ワークを通して、自分への気づきを深めていくこと。 
ディプロマ・ポリシーとの関係
この授業は、心理学部ディプロマ・ポロシーの(2)に関係している。 
授業の進め方
学修上の助言
学生は4グループに分かれ、別々の教室で行われる4名の教員の授業をローテーションで回っていく。
・第1週は全員が集まり、オリエンテーションと簡単なグループワーク、グループ分けを行う。第2週目からは4グループに分かれて、それぞれの教員の指導を受ける。
〇菊池の担当分では、自己を発見できる、あるいは、気分やコミュニケーションのあり方を変えていくことやストレス対応といった実生活で役立つようなワークを用意している。映像教材視聴やレクチャーの時間も設けるが、学生同士のワーク実習とシェアリングで授業が展開される。個人ではできないことをお互いの智恵で「響働」して乗り超えていき、「集団が抱く力」の理解と実感を深めていきたい。
〇岡部の担当分では、実際の場面で使えるコミュニケーション“スキル”について学ぶ。人との関わり方を生得的でも性格的なものでもなく、獲得可能で習熟可能なものとしてとらえる。
他の人のやり方を知り、他者からのフィードバックを得ることで、自分のスタイルを学び、さらに自分以外のパターンやスタイルを学ぶ。
人と共有しても良いことと大切にしまっておきたいことを意識しながら、人とのつながり方について体験的に考える。相手にうまく伝えられなかった場面を振り返ることで、自分が傷ついたことや相手に要求したいことの「核」を見つけていく過程を体験する。心理支援場面で生まれる「気づき」を集団的に体験する。
キーワード:コミュニケーションの難しさ、聴く、伝える、まるごとのメッセージ、汚染されたメッセージ、アイメッセージ、アサーティブ
○中村の担当分では、今ここでの自分の体験・感情の気づきに焦点を当てる。対人関係能力には正解はない。常日頃の自分の視点から、一歩視野を広め、深める時間になるように工夫する。
小集団で時間を共有する中で、自らの気づきの変化や広がりを期待する。
○小林の担当分では、公認心理師の主要5領域で広く実施されている集団認知行動療法(CBGT)を扱う。CBGTは,集団療法の利点である,参加者同士が互いに支え,学び,理解していくことと,認知行動療法が結合した,統合的アプローチである。授業では,主にアサーション・トレーニング,行動介入,認知介入の3点についての基本的知識の学習と,受講者自身の「日々のちょっとした困り事」に基づく実際の実施方法を体験していく。受講者には,自らの日常生活に目を向けることと,多くの疑問を持ち,表現することを求める。

[学習上の助言]
 2コマ続きの実習なので、欠席すると実習体験に関わるレポートが書けないので単位履修が困難になる。当然ながら、できるだけ欠席しないように努めてほしい。
 グループ・ワークを扱うこの実習では、企業などで行われているコミュニケーション能力向上のための基本が含まれているので、一般企業などでの就職活動を考えている学生も知識と体験の幅を拡げておくことができる。
 なお、実習の中で学年を超えた他の履修生と話を深めて知り合うことになる。お互いが友達になるのは結構であるが、それだけでなく、考え方や価値観が異なる「他者」とどのように関わり関係性を維持するかを学ぶことが重要である。 
アクティブ・ラーニングの要素の有無
グループワーク、ディスカッションが主体になる 
ICTを活用した双方向型授業の有無
なし 
授業内容・計画
回数 授業、事前・事後学修の内容 時間
1回 事前   シラバスに目を通す   
授業   オリエンテーション 臨床心理の現場(菊池、岡部) 
事後   履修内容の復習   
2回 事前   課題テーマへの取り組み   
授業   臨床心理の現場(小林、中村)、質疑応答、グループ分け 
事後   履修内容の復習   
3回 事前   課題テーマへの取り組み   
授業   1-1. ワーク:「それ面白そう、どんなの?」(菊池) 
事後   履修内容の復習   
4回 事前   課題テーマへの取り組み   
授業   1-2. ワーク:「できません、無理です」(菊池) 
事後   履修内容の復習   
5回 事前   課題テーマへの取り組み   
授業   2-1. ワーク「それはちょうどいいなぜなら」(菊池) 
事後   履修内容の復習   
6回 事前   課題テーマへの取り組み   
授業   2-2. ワーク「エンボディメント」((菊池) 
事後   履修内容の復習   
7回 事前   課題テーマへの取り組み   
授業   3-1. ワーク「ストレスコーピング100出し」(菊池) 
事後   履修内容の復習   
8回 事前   課題テーマへの取り組み   
授業   3-2. ワーク「ストレスコーピング100出し」(菊池) 
事後   履修内容の復習   
9回 事前   課題テーマへの取り組み   
授業   1-1. ワーク「共同作業を通したコミュニケーション体験」(岡部) 
事後   履修内容の復習   
10回 事前   課題テーマへの取り組み   
授業   1-2. ワーク「コミュニケーションの難しさを考える」(岡部) 
事後   履修内容の復習   
11回 事前   課題テーマへの取り組み   
授業   2-1. ワーク:「感情の手当て」(岡部) 
事後   履修内容の復習   
12回 事前   課題テーマへの取り組み   
授業   2-2. ワーク:「聴く」(岡部) 
事後   履修内容の復習   
13回 事前   課題テーマへの取り組み   
授業   3-1. ワーク:「まるごとのメッセージ」(岡部) 
事後   履修内容の復習   
14回 事前   課題テーマへの取り組み   
授業   3-2. ワーク:「まるごとからアイメッセージへ」(岡部) 
事後   履修内容の復習   
15回 事前   課題テーマへの取り組み   
授業   1-1. 「アイスブレイク」(中村) 
事後   履修内容の復習   
16回 事前   課題テーマへの取り組み   
授業   1-2. ワーク:「私(自分)とみんな」(中村) 
事後   履修内容の復習   
17回 事前   課題テーマへの取り組み   
授業   2-1. 「アイスブレイク」(中村) 
事後   履修内容の復習   
18回 事前   課題テーマへの取り組み   
授業   2-2. ワーク「私(自分)とあなた」(中村) 
事後   履修内容の復習   
19回 事前   課題テーマへの取り組み   
授業   3-1. 「アイスブレイク」(中村) 
事後   履修内容の復習   
20回 事前   課題テーマへの取り組み   
授業   3-2. ワーク「私(自分)について」(中村) 
事後   履修内容の復習   
21回 事前   課題テーマへの取り組み   
授業   1-1. ワーク「SSTとアサーション・トレーニングの基本」(小林) 
事後   履修内容の復習   
22回 事前   課題テーマへの取り組み   
授業   1-2. ワーク「気持ちを言葉で伝えてみる」(小林) 
事後   履修内容の復習   
23回 事前   課題テーマへの取り組み   
授業   2-1. ワーク「集団認知行動療法の基本①」(小林) 
事後   履修内容の復習   
24回 事前   課題テーマへの取り組み   
授業   2-2. ワーク「日々の行動を見直し、変える」(小林) 
事後   履修内容の復習   
25回 事前   課題テーマへの取り組み   
授業   3-1. ワーク「集団認知行動療法の基本②」((小林) 
事後   履修内容の復習   
26回 事前   課題テーマへの取り組み   
授業   3-2. ワーク「色々な視点で物事を捉えてみる」(小林) 
事後   履修内容の復習   
27回 事前   課題テーマへの取り組み   
授業   4-1. テーマ(予定)「コミュニケーションについて」(岡部) 
事後   履修内容の復習   
28回 事前   課題テーマへの取り組み   
授業   4-2. テーマ(予定)「コミュニケーションについて」(岡部) 
事後   履修内容の復習   
29回 事前   課題テーマへの取り組み   
授業   5-1.テーマ(予定)視聴覚教材による「人間関係の諸相」(菊池) 
事後   履修内容の復習、期末レポートへの取り組み   
30回 事前   課題テーマへの取り組み   
授業   5-2.テーマ(予定)視聴覚教材による「人間関係の諸相」(菊池) 
事後   履修内容の復習、期末レポートへの取り組み   
授業科目に関連する実務経験の内容とその経験を活かした授業の展開
4名の教員は共に病院、クリニックなどで心理臨床現場での経験が長く、集団療法にも関わってきているので、それぞれの専門的経験に基づいて指導する。 
成績評価の基準と方法
課題に対するフィードバックの方法
4名の教員による成績評価を合計して評価する。     
*リアクションペーパーの提出をもって出席扱いとする。ただし、出席の読み取りカードの手続きも忘れないこと。欠席数が多い場合は評価の対象にはならないし、グループワークにも影響が出るので極力休まないこと。
*毎回のリアクションペーパー、期末レポートの内容が重要な評価ポイントになる。
*実習科目のため、実習への積極的な取り組みが期待され、取り組みへの積極性や応答性が必要である。 
テキスト
参考文献
関連ページ
備考
*本授業は「体験」して「感じて」もらうことが重要なため出席に努めること。 
*履修の人数やワークの雰囲気によって、内容や進め方に変更が生じる場合がある。
*この授業を履修して対人コミュニケーションに自信がついたという先輩のレポートが見受けられる。グループワークにおける苦手意識を克服したい方など歓迎である。 
教員e-mailアドレス
菊池 hkikuchi@sgu.ac.jp  岡部 joshua@e.sgu.ac.jp 小林 koba2019@sgu.ac.jp 
オフィスアワー
菊池: 随時 (610研究室)
小林: 随時 (601研究室、予約制) 
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