シラバス参照

講義名 英語音声学B 
英文科目名 English Phonetics B 
科目ナンバー L00BAS2204 
担当者

眞田 敬介

科目群 他学部他学科科目(自由選択科目) 
対象学年 2年 
単位数
開講期間 後期 
曜日・時限・教室 後期 水曜日 2講時 B-102教室



授業のねらい
 「英語音声学B」は、英語の音変化(脱落・同化など)、アクセント、リズム、イントネーションの習熟を目指す。それぞれの項目で「英語らしい」発音を身に付けるには、実はそれほどコツが多いわけではない。そのコツを確実に身に付け、各自の発音向上を狙ってほしい。発音向上に向けて、学期中に3回発音(総)チェックを行う。
 なお、「英語の発音向上」が狙いの授業なので、「日本語的な英語発音で良いと考える(ので、英語の発音練習をする気のない)人」、及び「すでに英語の発音が十分身についていると考える人」にはこの講義の履修を勧めない。前者の人にとってはこの講義は苦痛だろうし、後者の人にとってはこの講義から得るものが恐らくないだろう。 
履修者が到達すべき目標
・英語の音の連続・変化・脱落・同化の現象に慣れ、句レベルや文レベルでの発音が向上する。
・英語に特徴的なアクセント・リズム・イントネーションの性質や特徴を学び、特にスピーキングやリスニングに活かすことができる。 
ディプロマ・ポリシーとの関係
英語英米文学科ディプロマ・ポリシーの(2)と(5)に該当する。 
授業の進め方
学修上の助言
【授業の進め方】
・発音練習、聴き取り練習
・基本的な英語音声学の知識の解説
・クイズ・アンケート(Google Form使用)へのフィードバック、学期中3回ほど行う発音チェックなどを通して、理解度を確認する。

【時間外学習】
・予習として、指定された範囲の教科書に目を通す。
・復習に重点を置くこと。具体的には、講義で取り上げた発音の反復練習を行う。

【学習上の助言】
・発音の上達には継続練習が欠かせない。授業以外の時間にも積極的に発音練習をしてほしい。 
アクティブ・ラーニングの要素の有無
発音(総)チェックの前に学生同士発音をチェックしあうことができる。 
ICTを活用した双方向型授業の有無
Google Formで課題を出してもらい、それに対しフィードバックを行う。 
授業内容・計画
回数 授業、事前・事後学修の内容 時間
1回 事前   シラバスを読んでおく。  0.5 
授業   オリエンテーション 
事後   講義プリントに掲載の英文の発音を反復練習し、後期の目標の目安を再確認する。  1.0 
2回 事前   指定された教科書の範囲に目を通す。  1.0 
授業   音の連続(1) 音節 
事後   講義で取り上げた発音の反復練習を行う。  3.0 
3回 事前   指定された教科書の範囲に目を通す。  1.0 
授業   音の連続(2) 子音の連続 
事後   講義で取り上げた発音の反復練習を行う。  3.0 
4回 事前   指定された教科書の範囲に目を通す。  1.0 
授業   音の連続(3) 鼻腔開放と側面開放 
事後   講義で取り上げた発音の反復練習を行う。  3.0 
5回 事前   指定された教科書の範囲に目を通す。  1.0 
授業   音の連続(4) 音の脱落・同化 
事後   講義で取り上げた発音の反復練習を行う。  3.0 
6回 事前   指定された教科書の範囲の発音を練習し、知識を復習する。  3.0 
授業   第1回発音総チェック、知識の定着を確認する課題(音の連続) 
事後   課題の答えを教科書などで確認する。  1.0 
7回 事前   指定された教科書の範囲に目を通す。  1.0 
授業   アクセントとリズム(1) アクセント概観 
事後   講義で取り上げた発音の反復練習を行う。  3.0 
8回 事前   指定された教科書の範囲に目を通す。  1.0 
授業   アクセントとリズム(2) 語と句のアクセント 
事後   講義で取り上げた発音の反復練習を行う。  3.0 
9回 事前   指定された教科書の範囲に目を通す。  1.0 
授業   アクセントとリズム(3) 文のアクセントと英語のリズム 
事後   講義で取り上げた発音の反復練習を行う。  3.0 
10回 事前   指定された教科書の範囲の発音を練習し、知識を復習する。  3.0 
授業   第2回発音総チェック、知識の定着を確認する課題(アクセント・リズム) 
事後   課題の答えを教科書などで確認する。  1.0 
11回 事前   指定された教科書の範囲に目を通す。  1.0 
授業   イントネーション(1) イントネーション概観 
事後   講義で取り上げた発音の反復練習を行う。  3.0 
12回 事前   指定された教科書の範囲に目を通す。  1.0 
授業   イントネーション(2) 下降調・上昇調 
事後   講義で取り上げた発音の反復練習を行う。  3.0 
13回 事前   指定された教科書の範囲に目を通す。  1.0 
授業   イントネーション(3) 下降上昇調と特殊なイントネーション 
事後   講義で取り上げた発音の反復練習を行う。  3.0 
14回 事前   指定された教科書の範囲の発音を練習し、知識を復習する。  3.0 
授業   第3回発音総チェック、知識の定着を確認する課題(イントネーション) 
事後   課題の答えを教科書などで確認する。  1.0 
15回 事前   後期何を学んだか、教科書や資料などを見直す。  3.0 
授業   総括 
事後   半年で学んだ英語の発音を何度も反復練習し、定着させる。  無限 
授業科目に関連する実務経験の内容とその経験を活かした授業の展開
実務経験なし。 
成績評価の基準と方法
課題に対するフィードバックの方法
平常点:100%(具体的には、授業内の発音チェック、発音総チェック、課題で評価する。提出遅れがかなり成績に響くので注意) 
テキスト
No 著者名 書籍名 出版社 ISBN/ISSN
1. 竹林滋・清水あつ子・斎藤弘子  『改訂新版 初級英語音声学』  大修館書店  9784469245813 
参考文献
No 著者名 書籍名 出版社 ISBN/ISSN
1. 竹林滋・斎藤弘子  『新装版 英語音声学入門』  大修館書店  9784469245301 
2. 今井邦彦  『ファンダメンタル音声学』  ひつじ書房  9784894762794 
3. 靜哲人  『日本語ネイティブが苦手な英語の音とリズムの作り方がいちばんよくわかる発音の教科書』  テイエス企画  9784887842243 
4. 今井邦彦  『「英語耳」を鍛え「英語舌」を養う』  開拓社  9784758912051 
5. J. C. ウェルズ(長瀬慶來監訳)  『英語のイントネーション』  研究社  9784327401528 
関連ページ
備考
(1)授業計画は、進行状況や理解度などにより変更もありうる。
(2)遅刻・欠席の扱い:
・初回から出席を取る。
・20分以内の遅刻は2回で1回の欠席としてカウントする。
・欠席が4回目に達した時点で、単位不認定を通告する。
・遅刻・欠席に事情がある場合は速やかに担当教員に相談すること。証明書がある場合の欠席は欠席回数にカウントしない。証明書はないが、速やかに連絡があり、理由が明確な場合の欠席は遅刻1回とする。
(3)その他:
・英和または英英辞典を必携のこと(単語の発音記号を調べる時間を取ることがある)
・遅くとも第4週までに教科書を買っておくこと。第5週以降教科書を買っていない学生は評価対象外とする。
・前期の「英語音声学A」と併せて履修することが望ましい。 
教員e-mailアドレス
sanadak(アット)sgu.ac.jp 
オフィスアワー
江別キャンパス A館5階 A519 毎週木曜12:30~13:00(これ以外の時間帯でも、在室時は対応可) 
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