授業のねらい
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「英語音声学A」では、英語の母音と子音の発音記号・発音方法をほぼ全て取り上げ、英語の発音と聴き取りの力を向上させる。英語母語話者と全く同じ水準での発音は難しいにせよ、それに「近づく」ことは十分可能である。そのためのコツや注意点をこの講義で身に付けてほしい。復習として発音(総)チェックを行い、教員からのフィードバックにより発音をより良くしていってほしい。授業ではアメリカ英語を中心に扱うが、母音の回ではイギリス英語などに触れることもある。 なお、「英語の発音向上」が狙いの授業なので、「日本語的な英語発音で良いと考える(ので、英語の発音練習をする気のない)人」、及び「すでに英語の発音が十分身についていると考える人」にはこの講義の履修を勧めない。前者の人にとってはこの講義は苦痛だろうし、後者の人にとってはこの講義から得るものが恐らくないだろう。
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履修者が到達すべき目標
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・英語の母音と子音の発音方法を学び、発音が上達し、聴き取りの力が向上する。 ・英語の発音記号に慣れ、読み書きできる。 ・調音方法・発声器官についての知識を持つ。
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ディプロマ・ポリシーとの関係
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英語英米文学科ディプロマ・ポリシーの(2)と(5)に該当する。
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授業の進め方 学修上の助言
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【授業の進め方】 ・発音練習、聴き取り練習 ・基本的な音声学の知識の解説(発音記号、発声器官、発音方法など) ・授業内の発音(総)チェック、知識を確認するための課題などを通して、理解度を確認する。
【時間外学習】 ・予習として、指定された範囲の教科書に目を通す。発音記号を見てどのような発音かが頭に浮かぶか確かめる。 ・復習に重点を置くこと。具体的には、講義で取り上げた発音の反復練習を行う。 ・知識を確認するための課題の対策(発声器官、発音記号、発音方法に関する課題を数回出す予定)。
【学習上の助言】 ・発音の上達には継続練習が欠かせない。授業以外の時間にも積極的に発音練習をしてほしい。また、欠席・遅刻は一度もしないつもりで講義に臨んでほしい。
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アクティブ・ラーニングの要素の有無
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発音(総)チェックの前に学生同士発音をチェックしあうことができる。
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ICTを活用した双方向型授業の有無
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Google Formを通して課題を出してもらい、それに対してフィードバックを行う。
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授業内容・計画
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回数
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授業、事前・事後学修の内容
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時間
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1回
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事前
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講義シラバスを読んでおく。
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0.5
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授業
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クラス決定・オリエンテーション・調音器官
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事後
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調音器官の復習をしておく
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1.0
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2回
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事前
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調音器官の小テストの勉強をする。
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1.0
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授業
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調音器官の小テスト、子音概観・閉鎖音
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事後
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講義で取り上げた発音の反復練習を行う。
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3.0
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3回
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事前
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指定された範囲の教科書に目を通す。発音記号を見てどのような発音かが頭に浮かぶか確かめる。
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1.0
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授業
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摩擦音(1):/s/, /ʃ/, /ɵ/を中心に
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事後
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講義で取り上げた発音の反復練習を行う。
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3.0
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4回
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事前
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指定された範囲の教科書に目を通す。発音記号を見てどのような発音かが頭に浮かぶか確かめる。
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1.0
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授業
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摩擦音(2):/f/, /h/を中心に
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事後
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講義で取り上げた発音の反復練習を行う。
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3.0
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5回
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事前
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指定された範囲の教科書に目を通す。発音記号を見てどのような発音かが頭に浮かぶか確かめる。
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1.0
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授業
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破擦音・鼻音
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事後
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講義で取り上げた発音の反復練習を行う。
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3.0
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6回
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事前
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指定された範囲の教科書に目を通す。発音記号を見てどのような発音かが頭に浮かぶか確かめる。
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1.0
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授業
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側音・半母音(1)/r/
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事後
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講義で取り上げた発音の反復練習を行う。
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3.0
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7回
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事前
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指定された範囲の教科書に目を通す。発音記号を見てどのような発音かが頭に浮かぶか確かめる。
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1.0
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授業
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半母音(2)/j/ /w/
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事後
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講義で取り上げた発音の反復練習を行う。
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3.0
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8回
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事前
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課題に向けて、指定された範囲の学習を行う。
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3.0
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授業
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子音の総括のための課題、第1回発音総チェック
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事後
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ここまで取り上げた子音の発音練習を行う。
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1.0
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9回
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事前
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指定された範囲の教科書に目を通す。発音記号を見てどのような発音かが頭に浮かぶか確かめる。
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1.0
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授業
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母音概観・短母音
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事後
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講義で取り上げた発音の反復練習を行う。
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3.0
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10回
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事前
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指定された範囲の教科書に目を通す。発音記号を見てどのような発音かが頭に浮かぶか確かめる。
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1.0
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授業
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長母音
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事後
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講義で取り上げた発音の反復練習を行う。
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3.0
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11回
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事前
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指定された範囲の教科書に目を通す。発音記号を見てどのような発音かが頭に浮かぶか確かめる。
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1.0
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授業
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二重母音
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事後
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講義で取り上げた発音の反復練習を行う。
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3.0
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12回
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事前
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指定された範囲の教科書に目を通す。発音記号を見てどのような発音かが頭に浮かぶか確かめる。
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1.0
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授業
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rの二重母音
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事後
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講義で取り上げた発音の反復練習を行う。
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3.0
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13回
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事前
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指定された範囲の教科書に目を通す。発音記号を見てどのような発音かが頭に浮かぶか確かめる。
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1.0
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授業
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弱母音
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事後
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講義で取り上げた発音の反復練習を行う。
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3.0
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14回
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事前
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課題に向けて、指定された範囲の復習をする。
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3.0
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授業
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母音の総括のための課題、第2回発音総チェック
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事後
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これまで習った母音の発音練習を行う。
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2.0
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15回
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事前
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これまでの発音の総復習を行う。
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2.0
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授業
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前期の総復習
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事後
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半年で取り上げた発音の反復練習(発音記号を見なくても正確な発音ができるまで練習)
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無限
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授業科目に関連する実務経験の内容とその経験を活かした授業の展開
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成績評価の基準と方法 課題に対するフィードバックの方法
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平常点:100%(具体的には、授業内の発音チェック、発音総チェック、課題で評価する。提出遅れがかなり成績に響くので注意)
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テキスト
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No
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著者名
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書籍名
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出版社
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ISBN/ISSN
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1.
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竹林滋・清水あつ子・斎藤弘子
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『「改訂新版 初級英語音声学」』
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大修館書店
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9784469245813
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参考文献
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関連ページ
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備考
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(1)授業計画は、進行状況や理解度などにより変更もありうる。 (2)遅刻・欠席の扱い: ・初回から出席を取る。 ・20分以内の遅刻は2回で1回の欠席としてカウントする。 ・欠席が4回目に達した時点で、単位不認定を通告する。 ・遅刻・欠席に事情がある場合は速やかに担当教員に相談すること。証明書がある場合の欠席は欠席回数にカウントしない。証明書はないが、速やかに連絡があり、理由が明確な場合の欠席は遅刻1回とする。 (3)その他: ・英和または英英辞典を必携のこと(単語の発音記号を調べる時間を取ることがある) ・遅くとも第4週までに教科書を買っておくこと。第5週以降教科書を買っていない学生は評価対象外とする。 ・後期の「英語音声学B」も併せて履修することを勧める。英語音声学の基礎と実践を一通り学ぶことができるからである。
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教員e-mailアドレス
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オフィスアワー
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江別キャンパス A館5階 A519 毎週木曜12:30~13:00(これ以外の時間帯でも、在室時は対応可)
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画像
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ファイル
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