シラバス参照

講義名 スポーツ法A 
英文科目名 Sports Law A 
科目ナンバー J00EXP2201 
担当者

伊藤 雅康

科目群 コース共通展開科目(選択必修) 
対象学年 2年 
単位数
開講期間 前期 
曜日・時限・教室 前期 木曜日 1講時 B-102教室



授業のねらい
 スポーツについては、かつてはスポーツ活動中の事故を中心に多くの裁判が争われてきましたが、その後、以前であれば関係者間で自主的に解決されてきたであろう問題についても裁判所や日本スポーツ仲裁機構、スポーツ仲裁裁判所といった外部機関の判断を仰ぐ傾向が強まりました。また、近年は、アスリートのCM起用の増大、ゲームソフトでのスポーツ選手の氏名・肖像の利用など「スポーツのビジネス化」が進みました。さらに、2011年のスポーツ基本法の制定により、政策上の重要性が増すに伴い、スポーツの自主性・自律性と国の関与との関係もあらためて問われることになりました。
  この授業では以上の背景を踏まえて、スポーツをめぐって法律学の分野で意識されている事柄を知り、そこに含まれる法的な論点は何かを理解してもらおうと思います。 
履修者が到達すべき目標
 多くの人は、「見る」、「知る」、「する」、「支える」のうちの何らかの形でスポーツに関わったことがあると思いますが、この科目で法的にスポーツに接近することで、スポーツについてこれまでとは違った視点や視角を得ることがひとつの目標です。
 また、この科目では、憲法、民法、刑法などの科目で学んだ基本的な原則が登場しますので、スポーツという具体的で身近な素材を通じて、既習の各科目で勉強したことの意味を再発見することも目標となります。 
授業の進め方
学修上の助言
1.講義形式で行います。授業の最後に、その日の授業の内容についての課題を提示し、それに関する文章を書いて提出してもらいます。
2.毎回、テキストの関連箇所を読んで授業に臨んでもらいます。授業ではそれに解説を加え、あるいはそれを利用しながら話を進めます。あくまでも勉強の出発点は皆さん自身の関心です。この予習によって、長い90分の授業のなかでどこに気持ちを集中させるか見当をつけるようにしましょう。
3 .現実に発生した問題を例にとりますから、日々のスポーツに関するニュースに目を通しておくと話を理解しやすいでしょう。 
アクティブ・ラーニングの要素の有無
なし。 
ICTを活用した双方向型授業の有無
なし。 
授業内容・計画
回数 授業、事前・事後学修の内容 時間
1 事前   シラバスを読む。  2.0 
授業   ガイダンス-スポーツ法を学ぶにあたって 
事後   テキストにひと通り目を通し、科目の特徴をつかむ。  2.0 
2 事前   テキストの19頁~41頁を読む。  2.0 
授業   スポーツ法とは何か 
事後   授業で疑問に思ったことについて、調べる。  2.0 
3 事前   テキストの45頁~64頁を読む。  2.0 
授業   スポーツ権 
事後   授業で疑問に思ったことについて、調べる。  2.0 
4 事前   テキストの67頁~94頁を読む。  2.0 
授業   スポーツと行政 
事後   授業で疑問に思ったことについて、調べる。  2.0 
5 事前   テキストの97頁~121頁を読む。  2.0 
授業   スポーツと犯罪 
事後   授業で疑問に思ったことについて、調べる。  2.0 
6 事前   テキストの125頁~170頁を読む。  2.0 
授業   スポーツと契約 
事後   授業で疑問に思ったことについて、調べる。  2.0 
7 事前   テキストの173頁~186頁を読む。  2.0 
授業   スポーツと損害賠償 
事後   授業で疑問に思ったことについて、調べる。  2.0 
8 事前   テキストの189頁~240頁を読む。  2.0 
授業   スポーツ団体の組織と運営 
事後   授業で疑問に思ったことについて、調べる。  2.0 
9 事前   テキストの243頁~276頁を読む。  2.0 
授業   スポーツと知的財産権 
事後   授業で疑問に思ったことについて、調べる。  2.0 
10 事前   テキストの279頁~287頁を読む。  2.0 
授業   スポーツと労働法 
事後   授業で疑問に思ったことについて、調べる。  2.0 
11 事前   テキストの291頁~324頁を読む。  2.0 
授業   スポーツと独占禁止法 
事後   授業で疑問に思ったことについて、調べる。  2.0 
12 事前   テキストの327頁~332頁を読む。  2.0 
授業   スポーツにおける紛争解決(1)-裁判所によるもの 
事後   授業で疑問に思ったことについて、調べる。  2.0 
13 事前   テキストの332頁~349頁を読む。  2.0 
授業   スポーツにおける紛争解決(2)-裁判外紛争解決 
事後   授業で疑問に思ったことについて、調べる。  2.0 
14 事前   テキストの353頁~361頁を読む。  2.0 
授業   スポーツと国際法 
事後   授業で疑問に思ったことについて、調べる。  2.0 
15 事前   前回までの授業内容を振り返る。  2.0 
授業   まとめ 
事後   授業で疑問に思ったことについて、調べる。  2.0 
授業科目に関連する実務経験の内容とその経験を活かした授業の展開
実務経験なし。 
成績評価の基準と方法
課題に対するフィードバックの方法
 毎回提出してもらう課題に関する文章の内容を50点満点で評価し、期末レポートを50点満点で評価したうえで、合計点を成績とします。 
テキスト
No 著者名 書籍名 出版社 ISBN/ISSN
1. 日本スポーツ法学会監修  『標準テキスト スポーツ法学[第3版]』  エイデル研究所  9784871686501 
参考文献
関連ページ
1. 教育研究業績  http://researchmap.jp/read0021711   
備考
・テキストは生協の教科書販売コーナーで入手できます。 
教員e-mailアドレス
ito.masa@e.sgu.ac.jp 
オフィスアワー
1号館2階1-211研究室 毎週火曜日12:20-13:00、水曜日12:20-13:00 
画像
ファイル


PAGE TOP