シラバス参照

講義名 ソーシャルワーク実習指導I(1) 
英文科目名 Supervision on Social Work Practical Training I 
科目ナンバー H00EXP3864 
担当者

大澤 真平

新田 雅子

松川 敏道

横山 登志子

科目群 ソーシャルワーク専攻科目群 
対象学年 3年 
単位数
開講期間 通年 
曜日・時限・教室 前期 火曜日 5講時 A-301教室
後期 火曜日 5講時 A-301教室



授業のねらい
① ソーシャルワーク実習の意義について理解する。
② 社会福祉士として求められる資質、技能、倫理や、課題把握と問題解決等といったソーシャルワーカーの役割を理解し、それらに基づく専門職としての姿勢を養う。
③ ソーシャルワーク演習Ⅲ・Ⅳと連動させながら、ソーシャルワークにかかわる知識と技術について具体的かつ実践的に理解し、ソーシャルワーク機能を発揮するための基礎的な能力を習得する。
④ 実習を振り返り、実習で得た具体的な体験や活動を、専門的援助技術として概念化し理論化し体系立てていくことができる総合的な能力を涵養する。 
履修者が到達すべき目標
1.ソーシャルワーク実習の意義についての理解ができている。
2.社会福祉士として求められる資質、技能、倫理や、課題把握と問題解決等といったソーシャルワーカーの役割を理解し、それらに基づく専門職としての姿勢が身についている。
3.ソーシャルワークにかかわる知識と技術についての具体的かつ実践的に理解し、ソーシャルワーク機能を発揮するための基礎的な能力が体得できている。
4.実習を振り返り、実習で得た具体的な体験や活動を、専門的援助技術として概念化し理論化し体系立てていくことができる総合的な能力が形成されている。
5.次年度「ソーシャルワーク実習Ⅱ」に向け、自身の達成度と今後の課題を把握する。 
授業の進め方
学修上の助言
<前期=実習前>
① ソーシャルワーク演習等で学んだ相談援助にかかわる知識や技術と関連づけながら実習を進めるための準備を、個別指導並びに集団指導を通して行う。
② 施設見学を兼ねた事前訪問等により、実習の具体的かつ実際的なイメージと知識を養う。
③ 事前学習を通して、実習を行う分野と施設・機関、地域社会等に関する理解を深める。
④ 事前学習を通して、実習先で関わる他職種や、ソーシャルワークに関連する業務について理解する。
⑤ 実習における個人情報保護とプライバシーへの配慮、守秘義務について学ぶ。
⑥ 実習記録の内容および記録方法について学ぶ。
⑦ 実習をより効果的に実施するために、自己の実習課題を立案・作成し、自己の実習課題を遂行するための実習計画を作成する。
⑧ 実習生、実習担当教員、実習先の実習指導者(実習Ⅰ)の三者協議を踏まえた実習計画の検討を行う。
<実習中>
① 実習中は、帰校日と、教員による各施設への巡回訪問指導を予定している。
② 巡回指導および帰校日による個別指導あるいはグループワークを通して、実習中の経験や学びを振り返り、言語化し他者と共有することで、自己の課題を明確化する。
<後期=実習後>
① 個別指導や集団指導を通して実習経験の報告と振り返りを繰り返し行って、経験を客観的に反省・評価し、ソーシャルワークの専門性としての価値・知識・技術と結びつける。
② 実習での体験や活動ならびに自己の実習課題を、概念化し理論化する手だてとして、実習報告書を作成する。
③ 実習報告会を開催する。その内容を検討する過程でのグループワークや発表のための準備、発表そのものも、社会福祉士として求められる総合的な対応力の研鑽を意味する。
④ 実習評価表を用いて「ソーシャルワーク実習Ⅰ」で行った実習内容と達成度を確認し、次年度の「ソーシャルワーク実習Ⅱ」に向けた事前学習につなげるとともに、実習生各自のソーシャルワーク実習全体としての達成目標を再確認する。
<時間外学習について>
 通年にわたりほぼ毎回課題が課されることになる。実習計画書や実習報告書をはじめとする提出課題の作成はほとんどが授業時間外の作業になる。提出物の遅れは演習や実習に連動して影響を及ぼすので、常に緊張感を持って〆切厳守で臨むこと。 
アクティブ・ラーニングの要素の有無
演習形式で進める。したがって、当科目は終始一貫してアクティブラーニング形式の授業となる。 
ICTを活用した双方向型授業の有無
 なし 
授業内容・計画
回数 授業、事前・事後学修の内容 時間
1 事前   配布済みの前年度実習報告書を読んでくること  2.0 
授業   ・「実習指導」に関するガイダンス
・前年度実習報告書を読んで 
事後   ・前年度実習報告書の内容の振り返り
・個人票の作成準備 
2.0 
2 事前   前年度実習生への質問を考えてくる  2.0 
授業   前年度実習生との対話 
事後   前年度実習生との対話の振り返り(レポート作成)  2.0 
3 事前   ・実習生個人票の作成  2.0 
授業   ・前年度実習生との対話の振り返り
・実習生個人票の完成
・実習施設・機関にかかわる法と制度に関する基本的な学習 
事後   ・実習生個人票の登録
・実習施設・機関に関する情報収集 
2.0 
4 事前   実習施設・機関に関する事前学習報告準備  2.0 
授業   実習施設・機関に関する事前学習報告 
事後   実習施設・機関に関する事前学習報告の振り返り(場合によっては追加報告の準備)  2.0 
5 事前   実習施設・機関に関する事前学習報告の振り返り(場合によっては追加報告の準備)  2.0 
授業   実習支援システムと実習計画書についての全体ガイダンス 
事後   実習計画に関する三者協議の準備  2.0 
6 事前   実習計画に関する三者協議の準備  2.0 
授業   実習計画に関する三者協議(1) 
事後   ・三者協議の振り返り
・実習計画書の作成準備 
2.0 
7 事前   実習計画に関する三者協議の準備  2.0 
授業   実習計画に関する三者協議(2) 
事後   ・三者協議の振り返り
・実習計画書の作成準備 
2.0 
8 事前   実習分野に関する法と制度に関する事前学習の準備(配布資料を読む)  2.0 
授業   実習分野に関する法と制度に関する事前学習 
事後   実習分野に関する法と制度に関する小テストの振り返り  2.0 
9 事前   『ソーシャルワーク実習要項』の該当箇所を読んでくる  2.0 
授業   実習生事前訪問・記録の書き方・個人情報の取り扱いと守秘義務に関するガイダンス 
事後   実習計画書(第一案)の作成  2.0 
10 事前   実習計画書(第一案)の提出  2.0 
授業   実習報告書(第一案)に関する個別指導 
事後   実習計画書第二案の作成  2.0 
11 事前   実習計画書第二案の完成・提出  2.0 
授業   実習計画書第二案のクラス内共有 
事後   学生事前訪問の準備  2.0 
12 事前   実習分野における現状と課題に関する事前学習の準備(配布資料を読む)  2.0 
授業   実習分野における現状と課題に関する事前学習 
事後   実習分野における現状と課題に関する小テストの振り返り  2.0 
13 事前   『ソーシャルワーク実習要項』の該当箇所を読んでくる  2.0 
授業   「実習中の事例検討」と「実習評価表」に関する全体ガイダンス 
事後   実習計画書第三案の策定  2.0 
14 事前   実習計画書第三案の提出  2.0 
授業   ・実習施設・機関に関する事前学習報告の追加報告
・実習計画書の完成に向けての個別指導 
事後   実習報告書最終版の完成・登録  2.0 
15 事前   実習事前学習のまとめ(知識テストに向けての準備)  2.0 
授業   ・実習前全体ガイダンス(今後の流れの確認、実習前・中の過ごし方に関する注意事項、訪問巡回指導および帰校日指導に関する連絡等)
・実習前知識テストの実施 
事後   ・知識テストの振り返り
・実習に向けての準備学習 
2.0 
16 事前   実習中の記録物、提出物の整理と確認  2.0 
授業   全体ガイダンス 
事後   実習経験の振り返りと言語化  2.0 
17 事前   実習経験の振り返りのグループワークに向けた準備  2.0 
授業   実習経験の振り返り(1) 
事後   実習経験の振り返りのグループワークに向けた準備  2.0 
18 事前   実習経験の振り返りのグループワークに向けた準備  2.0 
授業   実習経験の振り返り(2) 
事後   実習経験の振り返りのグループワークに向けた準備  2.0 
19 事前   実習評価表による自己評価の記入・完成  2.0 
授業   実習経験の振り返り(3)実習評価表による自己評価 
事後   自己評価表の完成  2.0 
20 事前   個別報告会草稿の作成・提出  2.0 
授業   個別報告会草稿に関する個別指導 
事後   実習報告書の着手  2.0 
21 事前   個別報告会草稿の修正  2.0 
授業   個別報告会草稿のクラス内報告 
事後   個別報告会配布用レジュメと報告用原稿の作成・提出  2.0 
22 事前   個別報告会報告準備  2.0 
授業   個別報告会(1) (2教室で開催) 
事後   個別報告会の振り返りレポート作成(ジェネリックソーシャルワークの視点から)  2.0 
23 事前   個別報告会報告準備  2.0 
授業   個別報告会(2) (2教室で開催) 
事後   ・個別報告会の振り返りレポート作成(ジェネリックソーシャルワークの視点から)
・実習報告書草稿着手 
2.0 
24 事前   個別報告会における他領域の実習報告に関する気づきの言語化(レポート作成)  2.0 
授業   個別報告会振り返り(ジェネリックソーシャルワークの視点から) 
事後   実習報告書草稿の作成  2.0 
25 事前   実習報告書草稿の作成  2.0 
授業   実習報告書原稿に関する個別指導 
事後   実習報告書原稿作成  2.0 
26 事前   実習報告会準備に向けた個別ないしグループ課題への取り組み  2.0 
授業   実習報告会準備(1) 
事後   実習報告会での各自の役割に応じた準備  2.0 
27 事前   実習報告会準備に向けた個別ないしグループ課題への取り組み  2.0 
授業   実習報告会準備(2) 
事後   実習報告会での各自の役割に応じた準備  2.0 
28 事前   実習報告会準備に向けた個別ないしグループ課題への取り組み  2.0 
授業   実習報告会準備(2) 
事後   実習報告会での各自の役割に応じた準備  2.0 
29 事前   実習報告会準備  2.0 
授業   実習報告会の実施 
事後   実習報告会の振り返りレポート作成・提出  2.0 
30 事前   実習報告書第三稿の作成、提出  2.0 
授業   ・次年度に向けた全体ガイダンス
・実習報告会振り返り
・実習報告書の完成に向けた個別指導 
事後   実習報告書の完成、提出  2.0 
授業科目に関連する実務経験の内容とその経験を活かした授業の展開
現場での実務経験あり(精神保健福祉領域、母子福祉領域)。ソーシャルワークの理論と方法に関する具体的な助言指導を行っていく。 
成績評価の基準と方法
課題に対するフィードバックの方法
平常点(授業への参加態度50%,課題の提出状況40%,前期は知識評価10%、後期は実習報告書の完成度10%)により評価する。
半期で4回以上の欠席は履修放棄とみなすので注意すること。 
テキスト
No 著者名 書籍名 出版社 ISBN/ISSN
1.   『札幌学院大学人文学部人間科学科ソーシャルワーク専攻(社会福祉士課程)『ソーシャルワーク実習要項』』     
参考文献
関連ページ
備考
教員e-mailアドレス
ty71koriあっとまーくsgu.ac.jp 
オフィスアワー
毎週火曜12時半~13時半
上記以外の曜日・時間帯でも面談可能です。その場合は事前にメールにて問い合わせ、在室を確認してください。 
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