シラバス参照

講義名 英語学B 
英文科目名 English Linguistics B 
科目ナンバー L00EXP3206 
担当者

眞田 敬介

科目群 英語学 
対象学年 3年 
単位数
開講期間 後期 
曜日・時限・教室 後期 月曜日 2講時 B-102教室



授業のねらい
 英語とはどのような言語かを様々な観点から学ぶ。具体的な目的は次の2つ。第一に、音声・語・歴史の観点から英語の姿の一部に迫る(音声学・音韻論、形態論、英語史)。第二に、英語の文法研究を体験する。具体的には「意味・文脈の観点からの英文法研究」と「日英語対照」をテーマとする(統語論、意味論、語用論、認知機能言語学)。講義全体では、知識を付けるとともに、テーマを自ら設定し、事実に基づく具体的で論理的なレポートをまとめられるようにする。 
履修者が到達すべき目標
・英語の仕組みを「音声」「語」「歴史」「文法」「意味」「用法」「文脈」の観点から学び、英語や言語、ひいてはそれを使う人間に対する感性を高める。
・講義内容にかかわる課題を自ら設定し、事実に基づく具体的で論理的なレポートを書く。 
授業の進め方
学修上の助言
【授業の進め方】
・主に講義形式で行うが、随時、学生同士意見交換する時間や教員からの質問に答えてもらう時間を取りたい。
・毎回、授業終了時にGoogle Formでリアクションを求める((1)質問、(2)感想、(3)その日のまとめの内1つ以上を必ず記入。白紙提出は授業不参加を意味するので、欠席扱いとする。なお、記入・提出は指定時間までとする)。
・翌週初めに、前週の質問・コメントに一部回答し、前週の復習を促す。
・第2回~第7回の理解を確認する中間課題を、第8回に出す。
・期末レポート執筆にあたっては、執筆要領を講義で詳しく説明し、授業内外で質問や相談に応じる。

【時間外学習】
・予習として、翌週の講義内容に関わる英文法や発音などの復習をしておくとよい。
・復習として、中間課題や期末レポートに備え、毎回の講義の復習をしておく。

【学習上の助言】
・普段触れる日本語・英語に鋭敏になることを目指そう。
・実例に基づく説明法を身につけること。 
アクティブ・ラーニングの要素の有無
教員からの質問に対し、学生同士意見交換を行う場合がある。 
ICTを活用した双方向型授業の有無
Google Formを使って毎回質問・感想・授業で分かったことのまとめを求める。それを次回の授業で受講者同士で共有することで、少しでも双方向型の授業になるようにしたい。 
授業内容・計画
回数 授業、事前・事後学修の内容 時間
1 事前   シラバスを読んでおくこと。  0.5 
授業   オリエンテーション(英語学とは何か) 
事後   講義内容の復習(資料を読み直す)  2.0 
2 事前   音節とモーラという概念について確認しておく。  1.0 
授業   音声の仕組み(音声学・音韻論)(1):音節とモーラから見た日英語比較 
事後   講義内容の復習(資料を読み直す)  2.0 
3 事前   前回の資料を読み直す。アクセントという概念について確認しておく。  2.0 
授業   音声の仕組み(音声学・音韻論)(2):アクセントから見た日英語比較 
事後   講義内容の復習(資料を読み直す)  2.0 
4 事前   「語」や「単語」とはどういうものか、ネットなどで調べてみる。  1.0 
授業   語の構造と意味(形態論)(1):語の基本的性質 
事後   講義内容の復習(資料を読み直す)  2.0 
5 事前   前回の資料を読み直す  2.0 
授業   語の構造と意味(形態論)(2):形態素と語形成 
事後   講義内容の復習(資料を読み直す)  2.0 
6 事前   前週に指示した内容の調査を行う。  1.0 
授業   英語の歴史(1):語源から見た英語の歴史 
事後   講義内容の復習(資料を読み直す)  2.0 
7 事前   前回の資料を読み直す  2.0 
授業   英語の歴史(2):綴り字と発音の変化から見た英語の歴史 
事後   講義内容の復習(資料を読み直す)  2.0 
8 事前   第2回~第7回の資料を見直しておく。  1.0 
授業   中間課題(第2回~第7回の総括) 
事後   総括するに値する課題を出すので、それに取り組む。  2.0 
9 事前   事前配信する資料に目を通す  2.0 
授業   期末レポートに向けて(テーマの設定・調査の仕方) 
事後   講義内容の復習(資料を読み直す)  2.0 
10 事前   必要に応じて中高の参考書などで「命令文」の復習をしておく。  2.0 
授業   意味・文脈の観点からの英文法研究(1) 英語の命令文 
事後   講義内容の復習(資料を読み直す)  2.0 
11 事前   前回の資料を見直す。必要に応じて中高の参考書などで「Would you~?」などのような依頼表現の復習をしておく  1.0 
授業   意味・文脈の観点からの英文法研究(2):英語の間接指令文 
事後   講義内容の復習(資料を読み直す)  2.0 
12 事前   前回の資料を見直す。必要に応じて中高の参考書などで「過去時制」「仮定法」の復習をしておく。  2.0 
授業   意味・文脈の観点からの英文法研究(3):英語の仮定法と過去時制 
事後   講義内容の復習(資料を読み直す)  2.0 
13 事前   小説や漫画などの日英対訳を用意し、目を通しておくとよい  2.0 
授業   日英語対照研究(1):自動詞志向と他動詞志向 
事後   講義内容の復習(資料を読み直す)  2.0 
14 事前   小説や漫画などの日英対訳を用意し、目を通しておくとよい  2.0 
授業   日英語対照研究(2):主語と自己の表現方法 
事後   講義内容の復習(資料を読み直す)  2.0 
15 事前   前回の資料を見直す。  2.0 
授業   講義の総括 
事後   期末レポートの完成に向けてこれまでの講義内容を復習しておく。  レポート完成まで 
授業科目に関連する実務経験の内容とその経験を活かした授業の展開
実務経験なし。 
成績評価の基準と方法
課題に対するフィードバックの方法
・第8週に課す中間課題 (50%)
・期末レポート(50%)
※合格のためには「欠席が4回未満」「第10回の課題を出す」「期末レポートを出す」の全てを満たさなければならない。 
テキスト
No 著者名 書籍名 出版社 ISBN/ISSN
1. 特に指定せず、ハンドアウトを配布する。       
参考文献
No 著者名 書籍名 出版社 ISBN/ISSN
1. 安藤貞雄・澤田治美(編)  『英語学入門』  開拓社  4-7589-2303-5 
2. 安藤貞雄  『英語史入門』  開拓社  4-7589-2304-3 
3. 西光義弘(編)  『日英語対照による英語学概論(増補版)』  くろしお出版  4-87424-169-7 
4. 野村益寛  『英文法の考え方』  開拓社  978-4-7589-2587-7 
5. 野村益寛  『ファンダメンタル認知言語学』  ひつじ書房  978-4-89476-608-2 
関連ページ
1. スペースアルク  https://eow.alc.co.jp  オンラインで無料で使える英和・和英辞書サイト 
備考
(1)授業計画は、進行状況や理解度などにより変更もありうる。
(2)遅刻・欠席の扱い:
・出席は、リアクションアンケートや課題の提出状況で確認する。期日までに提出があれば「出席」。提出が遅れた場合は「遅刻」(=課題から一部減点)。提出がなければ「欠席」とする。
・初回から出席を取る。
・やむを得ず課題提出が遅れる場合は、相談すること。事情によっては減点しないなどの措置を取る。
(3)その他:
・英和辞書を使うことがある。紙媒体でも電子辞書でもスマホのアプリなどでも何でも構わない。
・英語文法論A・Bと英語学Aを履修済み(または履修中)であるのが望ましい。 
教員e-mailアドレス
sanadak(アット)sgu.ac.jp 
オフィスアワー
江別キャンパス A館5階 A519 毎週月曜12:30~13:00 (これ以外の時間帯も在室の時は対応可。事前のアポがあると確実) 
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