シラバス参照

講義名 ファイナンス論 
英文科目名 Finance 
科目ナンバー JK0EXP3240,G00EXP3234 
担当者

井上 仁

科目群 コース展開科目(選択) 
対象学年 3年 
単位数
開講期間 後期 
曜日・時限・教室 後期 水曜日 3講時 302教室(新札幌)



授業のねらい
 ファイナンスとは,簡単に言ってしまうと,お金をどこから調達してきて,どこで運用するのか考えることです.
 個人や家計では,資産運用というと銀行預金のみの場合が多いですが,債券・株式・外貨などその他の運用方法が多く存在します.もし,あなたが日本円の銀行預金しか保有していない場合,インフレになって円安になると,日本円の銀行預金の価値はどんどん下がっていきます.銀行預金なら損しないと考えている人は多いですが,それは大きな間違いです.
 企業では,操業に必要な資金をどこから調達してくるのか,その資金をどのように使うのか,を考えなければなりません.調達方法としては,銀行借入・社債発行・株式発行などがあります.
 家計が社債や株式で資金運用した場合,その資金は企業が調達した資金となります.家計と企業は資金を通じてつながっているのです.
 この授業では,家計として債券や株式で資金運用すること,企業として社債や株式で資金調達すること,調達した資金をどのように使うのが有効なのか,について学びます. 
履修者が到達すべき目標
・お金の価値は時間経過によって変化することを理解すること.例えば,今日の1万円と来年の1万円の価値は異なる.なぜ異なるのか理解すること.
・債券・株式の現在価値を評価できること.
・企業価値を評価できること.
・企業の資金調達の仕方によって,企業価値がどう変化するのか理解できること. 
授業の進め方
学修上の助言
【授業の進め方】
・毎回の授業で確認テストを実施する(成績評価40%)

【学習上の助言】
新聞を読んで,金融・ファイナンス・企業業績に関する記事に目を通しておくと講義の理解度が高まります. 
アクティブ・ラーニングの要素の有無
なし 
ICTを活用した双方向型授業の有無
moodleを利用して確認テストを実施する 
授業内容・計画
回数 授業、事前・事後学修の内容 時間
1 事前   シラバスを読む  2.0 
授業   オリエンテーション:ファイナンスで何を学ぶのか 
事後   資料を利用して復習  2.0 
2 事前   教科書を利用して予習  2.0 
授業   キャッシュフローの現在価値と将来価値 
事後   教科書や確認テストを利用して復習  2.0 
3 事前   教科書を利用して予習  2.0 
授業   年金の現在価値と将来価値 
事後   教科書や確認テストを利用して復習  2.0 
4 事前   教科書を利用して予習  2.0 
授業   評価の基本原理 
事後   教科書や確認テストを利用して復習  2.0 
5 事前   教科書を利用して予習  2.0 
授業   債券の評価 
事後   教科書や確認テストを利用して復習  2.0 
6 事前   教科書を利用して予習  2.0 
授業   社債の評価 
事後   教科書や確認テストを利用して復習  2.0 
7 事前   教科書を利用して予習  2.0 
授業   株式の評価 
事後   教科書や確認テストを利用して復習  2.0 
8 事前   教科書を利用して予習  2.0 
授業   株式の要求収益率 
事後   教科書や確認テストを利用して復習  2.0 
9 事前   教科書を利用して予習  2.0 
授業   配当が成長する株式の評価 
事後   教科書や確認テストを利用して復習  2.0 
10 事前   教科書を利用して予習  2.0 
授業   企業価値の評価 
事後   教科書や確認テストを利用して復習  2.0 
11 事前   教科書を利用して予習  2.0 
授業   加重平均資本コストによる評価 
事後   教科書や確認テストを利用して復習  2.0 
12 事前   教科書を利用して予習  2.0 
授業   企業の設備投資決定 
事後   教科書や確認テストを利用して復習  2.0 
13 事前   教科書を利用して予習  2.0 
授業   企業の資本構成と企業価値 
事後   教科書や確認テストを利用して復習  2.0 
14 事前   教科書を利用して予習  2.0 
授業   法人税がある場合の資本構成と企業価値 
事後   教科書や確認テストを利用して復習  2.0 
15 事前   教科書を利用して予習  2.0 
授業   まとめ 
事後   教科書や確認テストを利用して復習  2.0 
授業科目に関連する実務経験の内容とその経験を活かした授業の展開
実務経験なし 
成績評価の基準と方法
課題に対するフィードバックの方法
確認テスト40%,定期試験(期末試験)60%によって成績評価する 
テキスト
No 著者名 書籍名 出版社 ISBN/ISSN
1. 手嶋宣之  『基礎から本格的に学ぶ人のための ファイナンス入門』  ダイヤモンド社  9784478016305 
参考文献
関連ページ
備考
講義と小テストでは簡単な数式表現を用いる.数学に苦手意識がある学生はその点を考慮して履修すること. 
教員e-mailアドレス
inoue12@sgu.ac.jp 【半角に直す】 
オフィスアワー
未定 
画像
ファイル


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