シラバス参照

講義名 地域経済論 
英文科目名 Regional Economy 
科目ナンバー K00EXP3246,G00EXP3228 
担当者

森 邦恵

科目群 専門科目 
対象学年 3年 
単位数
開講期間 前期 
曜日・時限・教室 前期 月曜日 4講時 303教室(新札幌)



授業のねらい
私たちは、必ずどこかの「地域」に属します。生活するうえで切っても切れない「地域」と「経済」の関係について理解を深めることは、行政機関だけではなく、民間企業、地域住民一人ひとりのあるべき姿を議論するうえで重要です。
本講義では、地域経済を学ぶ上で必要な経済学的な理論を学び、国内の事例を通じて理解を深めます。日本国内における地域格差をどのように考えるか、最終的にはその地域に住む人たちの「幸せ」とは何か、という問題について検証していきます。将来、学生のみなさんが様々な立場で活動する際、この学問が発生する問題を解決に導く助けになればと思います。 
履修者が到達すべき目標
・日本国内の地域が抱える経済問題の要因について、概観がわかるようになる。
・地域に関わる問題について、経済学の理論を用いた理解ができるようになる。
・データや資料の読み方について、理解が深まるようになる。
・学んだ理論やデータを用いながら、学生自らが解決策を提案できるようになる。 
授業の進め方
学修上の助言
【授業の進め方】講義内容は、様々なテーマを教員独自に再構成しています。実際の教員の経験や新聞などの記事などから、具体的な事例を多く紹介し多面的に検証していきます。以上のことから、講義に即した指定の教科書がありませんので、出席を怠らないようにしてください。
【時間外学習】ネットでも構いませんから、時間があるときにニュースを見るように心掛けてください。授業の最後に、学生の皆さんに質問を投げかけますので、次の講義までに予習をしてくるとより理解が深まります。
【学習上の助言】様々な人と、直接話す機会を意識的に持ちましょう。社会人としてのマナーの向上だけではなく、他者の話を聞き取る能力が地域の問題点を探るヒントになります。 
アクティブ・ラーニングの要素の有無
(有り)リアクションペーパー 
ICTを活用した双方向型授業の有無
(有り)Moodleを利用した資料提出・動画資料の利用 
授業内容・計画
回数 授業、事前・事後学修の内容 時間
1 事前   シラバスの確認  2.0 
授業   地域経済とは何か
地域経済を学ぶにあたり、経済学が考える視点について 
事後   課題の確認  2.0 
2 事前   情報収集  2.0 
授業   日本の地域と都市の現状
 都道府県の様々な指標からみる地域の現状 
事後   課題の確認  2.0 
3 事前   情報収集  2.0 
授業   地域と産業
 地域の産業構造、県内総生産、比較優位と地域間交易 
事後   課題の確認  2.0 
4 事前   情報収集  2.0 
授業   地域と人口問題
 少子高齢化と人口減少問題、人口移動と居住地選択 
事後   課題の確認  2.0 
5 事前   情報収集  2.0 
授業   地域と都市計画
 公共財、規模の経済、集積の経済、企業立地、土地利用の分析 
事後   課題の確認  2.0 
6 事前   情報収集  2.0 
授業   地域経済と地方財政
 地方財政の現状と地域間格差 
事後   課題の確認  2.0 
7 事前   情報収集  2.0 
授業   地域の経済効果と政策評価
 産業連関表、費用便益分析 
事後   課題の確認  2.0 
8 事前   情報収集  2.0 
授業   地域と制度
 地域政策の歴史と類型化 
事後   課題の確認  2.0 
9 事前   情報収集  2.0 
授業   地域と消費者
 地域ブランド、地産地消、情報の経済学と広告戦略 
事後   課題の確認  2.0 
10 事前   情報収集  2.0 
授業   地域と公共事業
 公共事業の役割、国・地方自治体の事業評価と政策実現性 
事後   課題の確認  2.0 
11 事前   情報収集  2.0 
授業   地域とコミュニティ
 コミュニティ形成と文化的な背景、フリーライダー問題 
事後   課題の確認  2.0 
12 事前   情報収集  2.0 
授業   地域と交通
 交通と経済、交通サービスの特徴、公共交通と地域 
事後   課題の確認  2.0 
13 事前   情報収集  2.0 
授業   地域と環境
 環境とは何か、公共財としての環境、外部経済、共有地の悲劇 
事後   課題の確認  2.0 
14 事前   情報収集  2.0 
授業   地域調査の手法
 フィールドワーク、ヒアリング、アンケート調査の特徴 
事後   課題の確認  2.0 
15 事前   情報収集  2.0 
授業   地域経済論を学び終えて
 まとめ 
事後   課題の確認  2.0 
授業科目に関連する実務経験の内容とその経験を活かした授業の展開
実務経験なし 
成績評価の基準と方法
課題に対するフィードバックの方法
平常点(出席および毎回のミニレポートの提出) 40%
定期試験 60% 
テキスト
参考文献
No 著者名 書籍名 出版社 ISBN/ISSN
1. 山田浩之・徳岡一幸  『地域経済学入門(新版)』  有斐閣コンパクト  978-4641163119 
2. 佐藤泰裕  『都市・地域経済学への招待』  有斐閣ストゥディア  978-4641150096 
3. 飯田泰之・木下斉・川崎一泰ほか  『地域再生の失敗学』  光文社新書  978-4334039158 
4. 経済セミナー  『はじめての地域経済学,No.690,2016年6・7月号』  日本評論社   
関連ページ
備考
※対面授業ですが、Moodleでの資料配布と課題提出があります。紙資料は配布しません。
※必要な連絡は、Moodleおよび情報ポータルで行います。定期的に確認してください。 
教員e-mailアドレス
kmori アットまーく sgu.ac.jp 
オフィスアワー
水曜3時限 
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