シラバス参照

講義名 ソフトウェア制作論 
英文科目名 Software Design and Construction 
科目ナンバー K00EXP3232 
担当者

森田 彦

科目群 コース科目群 
対象学年 3年 
単位数
開講期間 後期 
曜日・時限・教室 後期 月曜日 1講時 412コンピュータ室(新札幌)



授業のねらい
 本科目は、プログラミングⅠ・Ⅱを履修した学生を対象としています。同科目での学習によってJavaプログラミングの基礎は身についたと思います。しかし、少し本格的なプログラムを作成せよと言われると、尻込みする人が多いのではないでしょうか。やはり、そのようなレベルに到達するためにはもう少しトレーニングの場が必要です。そこで、そのようなトレーニングの場として本科目が用意されました。したがって本科目では、より本格的なソフトウェアを制作するために必要な知識や技術を身につけることをねらいとしています。 
履修者が到達すべき目標
以下の点を到達目標に置いて学修して下さい。
・エラーが出てもエラーメッセージや実行結果の分析から、自力で解決できるようになる。
・他人が見ても分かるようなプログラムを記述できるようになる。
・無駄が少なく、より汎用的なそして発展性のあるプログラムを記述できるようになる。
・既存のプログラムを拡張・発展できるようになる。
・以上を通じて、より本格的なプログラムを作成するための基本的な考え方や技術を身につける。 
授業の進め方
学修上の助言
 授業の最初に当該週のねらいと学修上のポイントを解説した後、それらを実践的に身につけるために(主にプログラム作成からなる)課題に取り組んでもらいます。課題に取り組む際には、各自が自分の頭で考える・工夫するという点に重点を置きます。そういった時間を確保するため、機械的な入力作業にあまり手間がかからないよう配慮します。毎週の課題に積極的に取り組む事で、いいプログラムとはどういうものか、そしてそれを作成するためにはどのようにしたら良いかが、着実に身につくはずです。
 なお、毎週の学修に際しては、基本的にそれ以前の学修内容の理解が前提となります。したがって、欠席すると以降の学修に大きな支障が出ますので、その点を自覚して下さい。やむを得ず欠席した場合、あるいは時間内に課題が終了しなかった場合は、次週までに空き時間等を利用して学修しておくことが必須となります。そのために、講義で使用したスライドや資料等は、Moodleのコース上に掲載しますので、自学自習に活用して下さい。 
アクティブ・ラーニングの要素の有無
毎回、学修内容を理解するための課題プログラムを作成してもらいます。各自が作成するのが基本ですが、受講生同士で協力して作成してもらう場合もあります。 
ICTを活用した双方向型授業の有無
なし。 
授業内容・計画
回数 授業、事前・事後学修の内容 時間
1 事前   シラバス記載内容の確認  2.0 
授業   講義ガイダンス 
事後   講義で説明した事項の確認  2.0 
2 事前   Moodleに掲載している課題プリントの事前確認  2.0 
授業   分かりやすいプログラムとは
変数名の付け方、コメントの記述、字下げの徹底 
事後   学習内容の復習(プログラム作成を含む)  2.0 
3 事前   Moodleに掲載している課題プリントの事前確認  2.0 
授業   エラーへの対応1
文法エラーへの対応 
事後   学習内容の復習(プログラム作成を含む)  2.0 
4 事前   Moodleに掲載している課題プリントの事前確認  2.0 
授業   エラーへの対応2
実行時エラーへの対応 
事後   学習内容の復習(プログラム作成を含む)  2.0 
5 事前   Moodleに掲載している課題プリントの事前確認  2.0 
授業   エラーへの対応3 
入力データのチェック 
事後   学習内容の復習(プログラム作成を含む)  2.0 
6 事前   Moodleに掲載している課題プリントの事前確認  2.0 
授業   モジュール分割1
プログラム構造の明晰化  
事後   学習内容の復習(プログラム作成を含む)  2.0 
7 事前   Moodleに掲載している課題プリントの事前確認  2.0 
授業   モジュール分割2
プログラムの拡張性・保守性の向上 
事後   学習内容の復習(プログラム作成を含む)  2.0 
8 事前   Moodleに掲載している課題プリントの事前確認  2.0 
授業   プログラムの汎用化1
変数の効果的利用 
事後   学習内容の復習(プログラム作成を含む)  2.0 
9 事前   Moodleに掲載している課題プリントの事前確認  2.0 
授業   プログラムの汎用化2
ファイルからのデータ入力によるソースとデータの分離 
事後   学習内容の復習(プログラム作成を含む)  2.0 
10 事前   Moodleに掲載している課題プリントの事前確認  2.0 
授業   プログラムの汎用化3
クラスの利用による機能の分離 
事後   学習内容の復習(プログラム作成を含む)  2.0 
11 事前   Moodleに掲載している課題プリントの事前確認  2.0 
授業   クラスの利用1
既存クラスの継承による機能の発展 
事後   学習内容の復習(プログラム作成を含む)  2.0 
12 事前   Moodleに掲載している課題プリントの事前確認  2.0 
授業   クラスの利用1
既存クラスの利用 
事後   学習内容の復習(プログラム作成を含む)  2.0 
13 事前   Moodleに掲載している課題プリントの事前確認  2.0 
授業   WebAPIの利用1 
事後   学習内容の復習(プログラム作成を含む)  2.0 
14 事前   Moodleに掲載している課題プリントの事前確認  2.0 
授業   WebAPIの利用2 
事後   学習内容の復習(プログラム作成を含む)  2.0 
15 事前   講義スライドの事前確認  2.0 
授業   プログラミング言語発展の歴史 
事後   学習内容の復習  2.0 
授業科目に関連する実務経験の内容とその経験を活かした授業の展開
実務経験なし。 
成績評価の基準と方法
課題に対するフィードバックの方法
 基礎課題と応用課題からなる毎回の課題の提出状況で成績を評価します。つまり、全ての課題を提出できたら100点となります。ただし、課題を提出しても、内容が不正確な場合や不完全な場合は減点となりますので注意して下さい。 
テキスト
No 著者名 書籍名 出版社 ISBN/ISSN
1.   『 教科書は用いません。』     
参考文献
No 著者名 書籍名 出版社 ISBN/ISSN
1. Mint(経営情報研究会)  『図解でわかるソフトウェア開発のすべて』  日本実業出版社  4-534-03109-9 
関連ページ
1. 「ソフトウェア制作論」  https://moodle.sgu.ac.jp/course/  札幌学院大学オンラインキャンパス上のコース(ソフトウェア制作論) 
2. 教育研究業績  http://researchmap.jp/read0021721   
備考
1.「プログラミングI・II」の学習内容の理解が、受講の前提となります。したがって同科目を修得していない学生の履修は困難です。
2.本科目で学習する内容は、情報処理技術者試験の中の「ITパスポート試験」および「基本情報技術者試験」のテクノロジ系にある「アルゴリズムとプログラミング」分野に該当します。これらの資格取得を希望する学生は受講すると役立ちます。 
教員e-mailアドレス
hiko"あっとマーク"sgu.ac.jp 
オフィスアワー
月曜日の昼休み(12:30~13:00)
水曜日の昼休み(12:30~13:00)
場所:いずれも森田研究室(S-502) 
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