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講義名 国際金融論 
英文科目名 International Finance 
科目ナンバー JK0EXP3241,G00EXP3233 
担当者

高橋 寛人

科目群 専門科目 
対象学年 3年 
単位数
開講期間 後期 
曜日・時限・教室 後期 月曜日 2講時 302教室(新札幌)



授業のねらい
 近年は経済の「グローバル化」が進み、日本と世界との経済的な結びつきがますます強くなっている一方で、米中貿易摩擦のような、国際的な経済の結びつきの強化に対する反発も世界中で目立つようになっています。このような状況の中では、一国の経済について分析・考察するためには、国内の要因について考えるだけでは十分とは言えず、外国との経済的な取引についても検討することが必要になります。
 国際金融論は、国家間でのお金の取引、特に異なる通貨の取引について考える学問です。この授業では、「国際経済論Ⅰ」の内容を踏まえて、現実の経済社会における国際金融に関するトピックと、基本的な考え方について理解することを目標とします。それを通じて、受講者が、新聞等の国際金融に関する記事について十分に理解できるようにしたいと考えています。 
履修者が到達すべき目標
・金融面からみた国際的経済取引の概要を理解する。
・日本経済・世界経済における国際金融の役割や、国際通貨制度の概要を理解する。
・経済学の知識を用いて、為替レートを中心とする国際金融に関する現象・問題について論理的に検討できるようになる。
・為替レートや国際金融に関するニュース(例えば、円高・円安など)に興味を持てるようになる。 
授業の進め方
学修上の助言
・授業は講義形式で行いますが、毎回授業資料をMoodle上に掲載する予定です。
・また、毎回Moodle上で出題される小テストや課題に取り組んで、提出してもらいます。
・毎回の授業内容の復習に力を入れてください。
・質問は授業後やオフィスアワーのほか、メールでも受け付けます。 
アクティブ・ラーニングの要素の有無
なし 
ICTを活用した双方向型授業の有無
Moodleを利用した授業資料の配布、課題提出とフィードバックを行う予定です。対面授業であっても、毎回PCを持参することが望ましいです。 
授業内容・計画
回数 授業、事前・事後学修の内容 時間
1 事前   授業と関連すると思われるニュース・新聞記事・文献等を調べる  2.0 
授業   オリエンテーション 
事後   授業内容の復習  2.0 
2 事前   これまでの授業内容と関連すると思われるニュース・新聞記事・文献等を調べ、授業内容との関連について検討する  2.0 
授業   為替レートとは 
事後   授業内容の復習(小テストを行った場合は小テストの問題についての復習も含む)  2.0 
3 事前   これまでの授業内容と関連すると思われるニュース・新聞記事・文献等を調べ、授業内容との関連について検討する  2.0 
授業   マクロ経済学の復習① 貨幣とは何か 
事後   授業内容の復習(小テストを行った場合は小テストの問題についての復習も含む)  2.0 
4 事前   これまでの授業内容と関連すると思われるニュース・新聞記事・文献等を調べ、授業内容との関連について検討する  2.0 
授業   マクロ経済学の復習② 貨幣市場の均衡 
事後   授業内容の復習(小テストを行った場合は小テストの問題についての復習も含む)  2.0 
5 事前   これまでの授業内容と関連すると思われるニュース・新聞記事・文献等を調べ、授業内容との関連について検討する  2.0 
授業   マクロ経済学の復習③ マクロ経済学における長期・短期 
事後   授業内容の復習(小テストを行った場合は小テストの問題についての復習も含む)  2.0 
6 事前   これまでの授業内容と関連すると思われるニュース・新聞記事・文献等を調べ、授業内容との関連について検討する  2.0 
授業   金利平価① 国際的金利裁定取引とカバー付き金利平価式 
事後   授業内容の復習(小テストを行った場合は小テストの問題についての復習も含む)  2.0 
7 事前   これまでの授業内容と関連すると思われるニュース・新聞記事・文献等を調べ、授業内容との関連について検討する  2.0 
授業   金利平価② カバーなし金利平価式 
事後   授業内容の復習(小テストを行った場合は小テストの問題についての復習も含む)  2.0 
8 事前   これまでの授業内容と関連すると思われるニュース・新聞記事・文献等を調べ、授業内容との関連について検討する  2.0 
授業   金利平価③ 金利平価と為替レートの短期的・長期的変動 
事後   授業内容の復習(小テストを行った場合は小テストの問題についての復習も含む)  2.0 
9 事前   これまでの授業内容と関連すると思われるニュース・新聞記事・文献等を調べ、授業内容との関連について検討する  2.0 
授業   購買力平価① 国際的生産物裁定取引と絶対的購買力平価式 
事後   授業内容の復習(小テストを行った場合は小テストの問題についての復習も含む)  2.0 
10 事前   これまでの授業内容と関連すると思われるニュース・新聞記事・文献等を調べ、授業内容との関連について検討する  2.0 
授業   購買力平価② 相対的購買力平価式とマネタリー・アプローチ 
事後   授業内容の復習(小テストを行った場合は小テストの問題についての復習も含む)  2.0 
11 事前   これまでの授業内容と関連すると思われるニュース・新聞記事・文献等を調べ、授業内容との関連について検討する  2.0 
授業   購買力平価③ 購買力平価は成立しているか? 
事後   授業内容の復習(小テストを行った場合は小テストの問題についての復習も含む)  2.0 
12 事前   これまでの授業内容と関連すると思われるニュース・新聞記事・文献等を調べ、授業内容との関連について検討する  2.0 
授業   為替介入と為替相場制度 
事後   授業内容の復習(小テストを行った場合は小テストの問題についての復習も含む)  2.0 
13 事前   これまでの授業内容と関連すると思われるニュース・新聞記事・文献等を調べ、授業内容との関連について検討する  2.0 
授業   通貨統合の意義と問題点 
事後   授業内容の復習(小テストを行った場合は小テストの問題についての復習も含む)  2.0 
14 事前   これまでの授業内容と関連すると思われるニュース・新聞記事・文献等を調べ、授業内容との関連について検討する  2.0 
授業   国際的金融取引と経済危機 
事後   授業内容の復習(小テストを行った場合は小テストの問題についての復習も含む)  2.0 
15 事前   これまでの授業内容と関連すると思われるニュース・新聞記事・文献等を調べ、授業内容との関連について検討する  2.0 
授業   まとめ 
事後   授業内容の復習(小テストを行った場合は小テストの問題についての復習も含む)  2.0 
授業科目に関連する実務経験の内容とその経験を活かした授業の展開
実務経験なし 
成績評価の基準と方法
課題に対するフィードバックの方法
平常点(毎回Moodle上に出題する課題の結果)60%、定期試験40% 
テキスト
参考文献
No 著者名 書籍名 出版社 ISBN/ISSN
1. 橋本優子・小川栄治・熊本方雄  『国際金融論をつかむ【新版】』  有斐閣  9784641177284 
2. 佐藤綾野・中田勇人  『国際金融論15講』  新世社  9784883843237 
3. 藤井英次  『コア・テキスト 国際金融論第2版』  新世社  9784883842322 
4. 永易淳・江阪太郎・吉田裕司  『はじめて学ぶ国際金融論』  有斐閣  9784062884730 
関連ページ
1. 通商白書  https://www.meti.go.jp/report/whitepaper/index_tuhaku.html   
備考
(1)授業資料の配布や課題(小テスト)の出題・解答はMoodleを通じて行います。Moodleを定期的に確認するようにしてください。
(2)授業内容は、授業の進行・理解状況によって内容の変更・入れ替えを行う場合があります。
(3)「国際経済論Ⅰ」の授業内容を前提知識として授業を行います。また、「マクロ経済学Ⅰ・Ⅱ」や「金融論」を履修済みであることが望ましいですが、必要な知識は適宜授業の中で復習します。 
教員e-mailアドレス
htakaアットマークsgu.ac.jp 
オフィスアワー
火曜日15:00~16:00、木曜日12:30~13:00 新札幌キャンパス518研究室 
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