シラバス参照

講義名 地域文化研究法B 
英文科目名 Research Methods of Regional Culture B 
科目ナンバー H00EXP2352 
担当者

山田 伸一

科目群 地域文化専攻科目群 
対象学年 2年 
単位数
開講期間 後期 
曜日・時限・教室 後期 木曜日 2講時 B-302教室



授業のねらい
地域の歴史を知るためは、様々な素材(史料)を手がかりに調べていくことが必要です。どんなものが史料になりうるのか、どうやって史料を探し、それらをどう読み解き、どう組み合わせて歴史を組み立てていくのかを学びます。そのことによって、日常の風景の向こうに歴史が意識できるような力を養います。 
履修者が到達すべき目標
自分が関心をもつ地域の歴史や文化について、自分自身で参考文献や史料を探し、調べていくための基礎的知識を習得すること、自分が暮らす地域や旅する地域を〈歴史への目〉をもって眺めたり考えたりする力を培うことを目標とします。 
授業の進め方
学修上の助言
歴史を知るための素材(史料)について概説した上で、様々な性格の史料を順番に取り上げ、具体例を挙げて説明します。キャンパス外を歩いたり、博物館や図書館を見学する回を入れるかも知れません。学びを教室の中で完結させず、日頃見聞きする地名、地形、看板、交通標識、お祭りなどの行事、郷土銘菓の名前、等々を、「このかげにはどんな歴史があるのかな?」と想像をめぐらせてみることを意識してみてください。 
アクティブ・ラーニングの要素の有無
課題について授業の後に調べてもらい、その内容について次回以降の授業で確認することもあります。また、少人数での議論の機会をもつことも想定しています。 
ICTを活用した双方向型授業の有無
なし 
授業内容・計画
回数 授業、事前・事後学修の内容 時間
1 事前   シラバスや参考文献を読んでおく  2.0 
授業   はじめに、歴史を知る素材について 
事後   配布資料や参考文献を読む。課題(宿題)がある場合はそれに取り組む。  2.0 
2 事前   参考文献を読んでおく  2.0 
授業   北海道の歴史でよく使われる史料 
事後   配布資料や参考文献を読む。課題(宿題)がある場合はそれに取り組む。  2.0 
3 事前   参考文献を読んでおく  2.0 
授業   地図と航空写真1 
事後   配布資料や参考文献を読む。課題(宿題)がある場合はそれに取り組む。  2.0 
4 事前   参考文献を読んでおく  2.0 
授業   地図と航空写真2 
事後   配布資料や参考文献を読む。課題(宿題)がある場合はそれに取り組む。  2.0 
5 事前   参考文献を読んでおく  2.0 
授業   石碑、記念物 
事後   配布資料や参考文献を読む。課題(宿題)がある場合はそれに取り組む。  2.0 
6 事前   参考文献を読んでおく  2.0 
授業   公文書の森へ1 
事後   配布資料や参考文献を読む。課題(宿題)がある場合はそれに取り組む。  2.0 
7 事前   参考文献を読んでおく  2.0 
授業   公文書の森へ2 
事後   配布資料や参考文献を読む。課題(宿題)がある場合はそれに取り組む。  2.0 
8 事前   参考文献を読んでおく  2.0 
授業   くずし字を読んでみよう1 
事後   配布資料や参考文献を読む。課題(宿題)がある場合はそれに取り組む。  2.0 
9 事前   参考文献を読んでおく  2.0 
授業   くずし字を読んでみよう2 
事後   配布資料や参考文献を読む。課題(宿題)がある場合はそれに取り組む。  2.0 
10 事前   参考文献を読んでおく  2.0 
授業   地名の変化を読む 
事後   配布資料や参考文献を読む  2.0 
11 事前   参考文献を読んでおく。課題(宿題)がある場合はそれに取り組む。  2.0 
授業   絵画資料から 
事後   配布資料や参考文献を読む。課題(宿題)がある場合はそれに取り組む。期末課題(レポート)のテーマを考える。  2.0 
12 事前   参考文献を読んでおく  2.0 
授業   明治の新聞 
事後   配布資料や参考文献を読む。課題(宿題)がある場合はそれに取り組む。期末課題(レポート)のテーマを考える。  2.0 
13 事前   参考文献を読んでおく  2.0 
授業   手紙と日記 
事後   配布資料や参考文献を読む。課題(宿題)がある場合はそれに取り組む。期末課題(レポート)の準備を進める。  2.0 
14 事前   参考文献を読んでおく  2.0 
授業   モノ資料、その他 
事後   配布資料や参考文献を読む。期末課題(レポート)の準備を進める。  2.0 
15 事前   参考文献を読んでおく  2.0 
授業   語り残したこと、まとめ 
事後   配布資料や参考文献を読む。期末課題(レポート)を作成する。  2.0 
授業科目に関連する実務経験の内容とその経験を活かした授業の展開
北海道開拓記念館・北海道博物館に学芸員として勤務していました。北海道各地の歴史について史料を探索して研究してきた経験に加え、文書史料のほか絵画・写真・地図・モノ資料など多様な史資料をどう組み合わせて展示を作るか試行錯誤してきた経験を、実践例として織り交ぜたいと思います。 
成績評価の基準と方法
課題に対するフィードバックの方法
平常点60%(何度か出す予定の小課題への取り組みを含む)、期末課題40%で評価する。 
テキスト
参考文献
No 著者名 書籍名 出版社 ISBN/ISSN
1. 福井憲彦  『歴史学入門 (新版)』  岩波書店  9784000289214 
2. 大津透他(編)  『岩波講座日本通史 別巻3 史料論』  岩波書店  9784000113410 
3. 鈴江英一  『開拓使文書の森へ- 近代史料の発生、様式、機』  北海道出版企画センター  9784832805033 
4. 宮内泰介・上田昌文  『実践 自分で調べる技術』  岩波書店(新書)  9784832805033 
5. 東京大学教養学部歴史学部会編  『歴史学の思考法 : 東大連続講義』  岩波書店  9784000614061 
関連ページ
1. 北海道立図書館  https://www3.library.pref.hokkaido.jp/digitallibrary/  北海道関係の史料を画像で閲覧可 
2. 北海道立文書館  https://www.pref.hokkaido.lg.jp/sm/mnj/  北海道関係史料の検索に必須 
3. 国会図書館デジタルコレクション  https://dl.ndl.go.jp  古い刊行物の探索、デジタルデータの入手に便利 
4. 函館市中央図書館デジタル資料館  http://archives.c.fun.ac.jp/fronts/top  同館所蔵の絵画などの閲覧ができます 
5. 北海道大学附属図書館北方資料  https://www2.lib.hokudai.ac.jp/hoppodb/  北方史の関係の史料を多数所蔵 
6. アジア歴史資料センター  https://www.jacar.go.jp  近現代の国の公文書調査の窓口 
7. 北海道博物館協会加盟館園  https://www.hkma.jp/museums  道内博物館への入り口に 
8. ジャパンサーチ  https://jpsearch.go.jp  日本のデジタルコレクションを横断 
備考
北海道立文書館など近隣施設の見学を盛り込むことも計画しています。 
教員e-mailアドレス
yamashinあっとまあくsgu.ac.jp 
オフィスアワー
A館4階A416研究室 月曜日14:00-15:00 
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