シラバス参照

講義名 知的障害者の心理学 
英文科目名 Psychology of Persons with Interectual Disabilities 
科目ナンバー H00EXP3515,H00EXP2515 
担当者

栃真賀 透

科目群 教職課程(自由選択科目) 
対象学年 2年 
単位数
開講期間 前期 
曜日・時限・教室 前期 木曜日 2講時 D-201教室



授業のねらい
〇知能の概念や知的障害の定義を理解し、知的障害についての基本的事項を学ぶ。
○知的障害の要因となる病理面や併存症・合併症と心理面及び生理面の特徴並びにそれらの相互作用を学ぶ。
○一人一人の知的障害の状態や適応行動の困難さ及び認知の特性を把握することを理解するとともに、家庭や医療機関
 との連携について学ぶ。 
履修者が到達すべき目標
○知的発達の遅れ及び適応行動の困難さの要因となる病理免や併存症・合併症と心理面及び生理面の特徴並びにそれらの相互作用について理解させる。
○観察や検査を通して知的障害のある幼児、児童又は生徒一人一人の知的障害の状態や適応行動の困難さ及び認知の特性を把握することを理解させる。
○家庭や医療機関との連携の重要性について理解させる。 
授業の進め方
学修上の助言
 講義はテキストを使用しながら、補足資料などを用いて行う。講義が中心になるが、質疑応答の時間を設け、毎時間疑問点について回答していく。事前学習として、次回の講義で取り扱う内容についてキーワードを挙げ、テキストやインターネットなどを利用して調べておくことで、授業での理解が深まる。事後学習として、講義の振り返りプリントを整理することを課す。 
アクティブ・ラーニングの要素の有無
 講義の中で、ディスカッションやグループワークを行う。 
ICTを活用した双方向型授業の有無
 タブレット端末等を活用した双方向型授業を実施する。 
授業内容・計画
回数 授業、事前・事後学修の内容 時間
1 事前   シラバスを読んでおくこと  2.0 
授業   オリエンテーション 
事後   講義の振り返りとして、「学習事項の整理と問題1」を記入し、提出する。  2.0 
2 事前   テキストP7~21を読んでおくこと  2.0 
授業   「知能」概念をめぐる諸説の概観 
事後   講義の振り返りとして、「学習事項の整理と問題2」を記入し、提出する。  2.0 
3 事前   テキストP38~50を読んでおくこと  2.0 
授業   知能の生涯発達変化 
事後   講義の振り返りとして、「学習事項の整理と問題3」を記入し、提出する。  2.0 
4 事前   「知的障害」の定義と概観の参考資料を読んでおくこと  2.0 
授業   「知的障害」の定義と概観(学習過程・理論) 
事後   講義の振り返りとして、「学習事項の整理と問題4」を記入し、提出する。  2.0 
5 事前   テキストP59~75を読んでおくこと  2.0 
授業   知的障害児の社会的学習 
事後   講義の振り返りとして、「学習事項の整理と問題5」を記入し、提出する。  2.0 
6 事前   テキストP75~88を読んでおくこと  2.0 
授業   知的障害児の言語・コミュニケーション 
事後   講義の振り返りとして、「学習事項の整理と問題6」を記入し、提出する。  2.0 
7 事前   テキストP95~111を読んでおくこと  2.0 
授業   特別支援教育と知的障害 
事後   講義の振り返りとして、「学習事項の整理と問題7」を記入し、提出する。  2.0 
8 事前   テキストP111~127を読んでおくこと  2.0 
授業   特別支援学校における知的障害教育 
事後   講義の振り返りとして、「学習事項の整理と問題8」を記入し、提出する。  2.0 
9 事前   テキストP127~139を読んでおくこと  2.0 
授業   特別支援学級における知的障害教育 
事後   講義の振り返りとして、「学習事項の整理と問題9」を記入し、提出する。  2.0 
10 事前   テキストP170~182を読んでおくこと  2.0 
授業   知的障害児のコミュニケーション指導 
事後   講義の振り返りとして、「学習事項の整理と問題10」を記入し、提出する。  2.0 
11 事前   「知的障害のアセスメント」参考資料①を読んでおくこと  2.0 
授業   知的障害児・生徒のアセスメント(知能検査・発達検査を通して) 
事後   講義の振り返りとして、「学習事項の整理と問題11」を記入し、提出する。  2.0 
12 事前   「知的障害のアセスメント」参考資料①を読んでおくこと  2.0 
授業   知的障害児・生徒のアセスメント(K-ABC等を通して) 
事後   講義の振り返りとして、「学習事項の整理と問題12」を記入し、提出する。  2.0 
13 事前   テキストP203~227を読んでおくこと  2.0 
授業   自閉症児の学習指導と自閉症障害を伴う知的障害の言語指導 
事後   講義の振り返りとして、「学習事項の整理と問題13」を記入し、提出する。  2.0 
14 事前   テキストP227~237を読んでおくこと  2.0 
授業   自閉症障害を伴う知的障害児の感情表出・行動支援 
事後   講義の振り返りとして、「学習事項の整理と問題14」を記入し、提出する。  2.0 
15 事前   講義で使用した「学習事項の整理と問題1~14」を復習すること  2.0 
授業   学習のまとめ(知的障害児・者の心理についての振り返り) 
事後   講義の振り返りとして、「学習事項の整理と問題15」を記入し、提出する。  2.0 
授業科目に関連する実務経験の内容とその経験を活かした授業の展開
 私は昭和56年4月から平成3年3月まで札幌市立豊明養護学校(現在、札幌市立豊明高等支援学校)の教諭として10年間勤務し、大学の教育実習を受け入れたり、事例研究等で知的障害に関わる専門性を高めてきた。講義ではその知見を生かした授業展開を行っていきたいと考えている。講義の際に、毎回振り返りプリントを配付し、学習事項を整理し、学びを深める。 
成績評価の基準と方法
課題に対するフィードバックの方法
 
 講義の中間レポート課題(2回)と毎回の講義で使用する振り返りプリントの提出(50%)と期末試験(50%)で評価する。 
テキスト
No 著者名 書籍名 出版社 ISBN/ISSN
1. 梅谷忠勇編著  『「改訂知的・発達障害の学習ー心理と指導支援ー」』  田研出版  978-4-86089-4 C3037 
参考文献
No 著者名 書籍名 出版社 ISBN/ISSN
1. 梅谷忠勇、堅田明義  『知的障害児の心理学』  田研出版  4-924339-86-5C3011 
2. 小池敏英、北島善夫  『知的障害の心理学~発達支援からの理解』  北大路書房  4-7628-2215-9C3057 
関連ページ
1. 教育研究業績(栃真賀透)  https//researchmap.jp/tochi   
備考
 ・私語、途中退室、スマホによるゲーム等厳禁。守らない場合は途中退室してもらいます。
  無断で退室した場合には、その回の学習は平常点に加味しません。 
教員e-mailアドレス
tochi13@sgu.ac.jp 
オフィスアワー
 
 C館5階519研究室 火曜日 10:00~12:00 
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