シラバス参照

講義名 ソーシャルワーク実習指導(1) 
英文科目名 Supervision on Social Work Practical Training 
科目ナンバー H00EXP3858 
担当者

大澤 真平

新田 雅子

松川 敏道

横山 登志子

科目群 ソーシャルワーク専攻科目群 
対象学年 3年 
単位数
開講期間 通年 
曜日・時限・教室 前期 火曜日 5講時 A-301教室
後期 火曜日 5講時 A-301教室
後期 火曜日 6講時 A-301教室



授業のねらい
1.ソーシャルワーク実習の意義について理解する。
2.ソーシャルワーク演習IIと連動させながら、相談援助にかかわる知識と技術についての具体的理解と実践的技術の体得をはかる。
3.社会福祉士として求められる資質、技能、倫理や課題把握等に対して、総合的に対応できる能力を涵養する。
4.ソーシャルワーク実習で得た具体的な体験や活動を、理論化し体系立てていくことができる能力を涵養する。 
履修者が到達すべき目標
1.ソーシャルワーク実習の意義についての理解ができている。
2.相談援助にかかわる知識と技術についての具体的理解と実践的技術が体得できている。
3.社会福祉士としてあるいは実習生として求められる資質、技能、倫理、課題把握等に対する総合的な対応力が形成されている。
4.具体的な体験や活動を、専門性をともなった援助技術として理論化し体系立てていく能力が形成されている。 
授業の進め方
学修上の助言
<前期>
・ソーシャルワーク演習等で学んだ相談援助にかかわる知識や技術とも関連づけながら、ソーシャルワーク実習を進めるための準備を、個別指導並びに集団指導を通して行う。
・実習施設に関する事前学習と外部講師講話等により、実習に必要な知識を獲得するとともに、その具体的かつ実際的なイメージを高める。
・ソーシャルワーク実習をより効果的に実施するために、実習計画を作成する。

<実習中>
・実習1および実習2の実習中は、帰校日と教員による各施設への巡回訪問指導を行う。
・巡回指導および帰校日による個別指導あるいはグループワークを通して、実習中の経験や学びを振り返り、言語化し他者と共有することで、自己の課題を明確化する。

<実習後>
・個別指導や集団指導を通して実習経験の報告と振り返りを繰り返し行って、経験を客観的に反省・評価し、相談援助の専門性としての価値・知識・技術と結びつける。
・ソーシャルワーク実習での体験や活動ならびに自己の実習課題を、概念化し理論化する手だてとして、実習報告書を作成する。
・実習報告会を開催する。その内容を検討する過程でのグループワークや発表のための準備、発表そのものも、社会福祉士として求められる総合的な対応力の研鑽を意味する。

<時間外学習について>
 通年にわたりほぼ毎回課題が課されることになる。実習計画書や実習報告書をはじめとする提出課題の作成はほとんどが授業時間外の作業になる。提出物の遅れはソーシャルワーク演習Ⅱやソーシャルワーク実習に連動して影響を及ぼすので、常に緊張感を持って〆切厳守で臨むこと。 
アクティブ・ラーニングの要素の有無
 演習形式で進める。したがって、当科目は終始一貫してアクティブラーニング形式の授業となる。 
ICTを活用した双方向型授業の有無
・実習前に行う実習指導者・実習生・実習担当教員による「三者協議」はオンラインにて実施する。
・実習中の帰校日指導については、実習施設が遠方である等学生の個別事情によりオンラインで参加する場合もある。 
授業内容・計画
回数 授業、事前・事後学修の内容 時間
1 事前   配布済みの前年度実習報告書を読んでくる  2.0 
授業   【第1回】
・ガイダンス
・実習のイメージづくりと概要の理解
 (1)前年度実習報告書を読んで 
事後   実習報告書の内容の振り返り、個人票の作成・提出  2.0 
2 事前   前年度実習生への質問を考えてくる  2.0 
授業   【第2回】
・実習のイメージづくりと概要の理解
 (2)前年度実習生との対話 
事後   前年度実習生との対話の振り返り(レポート作成)  2.0 
3 事前   配布資料に基づく実習分野に関する制度的理解  2.0 
授業   【第3回】
・実習のイメージづくりと概要の理解
 (3)前年度実習生との対話の振り返り
・実習分野と対象者(クライエント)に関する基本的な理解
 (1)実習分野に関する制度の理解
・実習生個人票の作成 
事後   制度の理解に関わる学修内容の確認  2.0 
4 事前   各実習先に関する報告準備  4.0 
授業   【第4回】【第5回】
・実習のイメージづくりと概要の理解
 (4)実習を行う施設に関する概要報告 
事後   実習1に向けての準備(利用者や法制度に関する事前学習の定着)  2.0 
5 事前   『ソーシャルワーク実習要項』の実習にかかわる部分を読んでくる  2.0 
授業   【第6回】実習計画書と実習支援システムに関する全体ガイダンス 
事後   「三者協議」に向けての準備  2.0 
6 事前   実習支援システムにログインし、実習計画書の書式の内容を確認しておく  2.0 
授業   【第7回】【第8回】
・実習のイメージづくりと概要の理解
 (5)実習指導者・実習生・実習担当教員による「三者協議」(オンライン) 
事後   実習1に向けての準備(利用者や法制度に関する事前学習の定着)  2.0 
7 事前   指示された内容に関する事前学習  2.0 
授業   【第9回】
・実習分野と対象者(クライエント)に関する基本的な理解
 (2)実習分野における対象理解
 (3)実習分野における職種・関連業務の理解 
事後   実習1に向けての準備(利用者や法制度に関する事前学習の定着)  2.0 
8 事前   実習計画書案の作成  2.0 
授業   【第10回】
・実習のイメージづくりと概要の理解
 (6)実習計画書の作成 
事後   実習1に向けての準備(利用者や法制度に関する事前学習)  2.0 
9 事前   『ソーシャルワーク実習要項』の「記録の取り方」「守秘義務」に関する部分を読んでくる  2.0 
授業   【第11回】
・実習先で必要とされる相談援助の知識と技術に関する理解
 (1)実習日誌の書き方と電話の仕方
 (2)実習におけるプライバシー保護と守秘義務 
事後   実習1に向けての準備(利用者や法制度に関する事前学習)  2.0 
10 事前   実習計画書原案の提出  2.0 
授業   【第12回】【第13回】
・実習のイメージづくりと概要の理解
 (7)実習計画書の共有(相互報告) 
事後   実習計画書の修正  2.0 
11 事前   実習1に向けての準備(利用者や法制度に関する事前学習)  2.0 
授業   【第14回】
・実習分野と対象者(クライエント)に関する基本的な理解
 (4)実習分の現状と課題 
事後   実習1に向けての準備  2.0 
12 事前   実習1の振り返り・成果報告書の作成  2.0 
授業   【第15回】6月実習の成果報告 
事後   実習計画書の見直し  2.0 
13 事前   実習1に向けての準備(利用者や法制度に関する事前学習)  2.0 
授業   【第16回】
・実習先で必要とされる相談援助の知識と技術に関する理解
 (3)事例検討と実習評価表に関するガイダンス(全体) 
事後   実習計画書の再提出  2.0 
14 事前   実習計画書の完成に向けての各自準備  2.0 
授業   【第17回】
・実習のイメージづくりと概要の理解
 (7)実習計画書の共有(相互報告) 
事後   実習計画書の完成・提出  2.0 
15 事前   知識テストの準備  各2.0 
授業   【第18回】
・実習前ガイダンス
・実習先で必要とされる相談援助の知識と技術に関する理解
 (4)知識テストの実施 
事後   実習1に向けての準備  各2.0 
16 事前   実習中の記録物の完成と整理  2.0 
授業   【第19回】~【第26回】実習経験の振り返り・課題の抽出、スーパーバイジーとしての学び 
事後   実習経験の振り返りと言語化  2.0 
17 事前   実習1振り返りのグループワークに向けた準備  2.0 
授業   【第27回】ガイダンス 
事後   実習体験の反省・評価とその言語化  2.0 
18 事前   実習評価表による自己評価の記入  2.0 
授業   【第28回】【第29回】実習1の振り返り
・クラス内グループワークによる経験の共有
・実習評価表の項目を活用した振り返り 
事後   実習体験の反省・評価とその言語化  2.0 
19 事前   実習1報告書草稿の作成  2.0 
授業   【第30回】実習1報告書のクラス内報告 
事後   実習1報告書初校の作成  2.0 
20 事前   実習1報告会準備  各2.0 
授業   【第31回】実習1報告会の準備:ジェネリックソーシャルワークの視点から 
事後   実習1報告会準備  各2.0 
21 事前   実習2に向けての準備(利用者や法制度に関する事前学習)  2.0 
授業   【第32回】実習2 ガイダンス 
事後   実習2に向けての準備(利用者や法制度に関する事前学習)  2.0 
22 事前   実習1報告会準備  2.0 
授業   【第33回】【第34回】実習1報告会準備:ジェネリックソーシャルワークの視点から 
事後   実習1報告会準備  2.0 
23 事前   実習1報告会準備  2.0 
授業   【第35回】実習1報告会(公開形式) 
事後   実習1報告会振り返り(レポート作成)  2.0 
24 事前   実習2 「三者協議」に向けての準備  2.0 
授業   【第36回】【第37回】実習2 実習指導者・実習生・実習担当教員による「三者協議」(オンライン) 
事後   三者協議の振り返り・内容確認  2.0 
25 事前   実習2に向けての準備(利用者や法制度に関する事前学習)  2.0 
授業   【第38回】【第39回】実習2に関する事前学習 
事後   実習2に向けての準備(利用者や法制度に関する事前学習)  2.0 
26 事前   実習計画書の作成  2.0 
授業   【第40回】実習計画書の共有 
事後   実習計画書の完成・アップロード  2.0 
27 事前   実習2 成果報告の準備  各2.0 
授業   【第41回】【第42回】実習2 振り返り 
事後   実習2 実習報告書草稿の作成  各2.0 
28 事前   実習2 実習評価表による自己評価の記入  各2.0 
授業   【第43回】実習2 振り返り(実習評価表を活用して) 
事後   実習2 実習報告書の作成  各2.0 
29 事前   クラス内実習報告会の準備  2.0 
授業   【第44回】実習2 実習報告会(クラス内) 
事後   実習報告会の振り返り(レポート提出)  2.0 
30 事前   実習報告書第三稿の作成、提出  2.0 
授業   【第45回】実習報告書の完成に向けた個別指導 
事後   実習報告書の完成、提出
第45回】実習報告書の完成 
2.0 
授業科目に関連する実務経験の内容とその経験を活かした授業の展開
医療福祉、精神保健福祉、家族・女性福祉、学校SWなどの実務経験があり、実習指導に関しては実践的思考が促進されるように指導助言を行う。 
成績評価の基準と方法
課題に対するフィードバックの方法
平常点(授業への参加態度50%,課題の提出状況と内容40%,前期は知識評価10%、後期は実習報告書の完成度10%)により評価する。
半期で4回以上の欠席は履修放棄と見なすので注意すること。 
テキスト
参考文献
関連ページ
備考
テキストや参考文献は必要に応じて紹介する。医療領域はテキスト使用予定。 
教員e-mailアドレス
ty71koriあっとまーくsgu.ac.jp 
オフィスアワー
毎週火~金曜日の12:30~12:50、メールでの対応は随時。A館4階405号室。 
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