授業のねらい
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家族という枠組みのもとで生じている貧困・不平等の問題を前提に、その中で子どもや若者が生きることの不利について考えます。そして、それを通じて、子どもと家族を支援する社会的な仕組みのあり方や課題について理解を深めていくことを目的としています。そのさい、福祉と教育の連携や課題についても特に検討を行います。 児童福祉論での基礎的な理解を踏まえたうえで、自分たちの社会的な問題として子ども・若者・家族の問題をより深く考えていきます。
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履修者が到達すべき目標
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1.子どもが置かれている家庭の生活困難とその背景を理解できる。 2.子どもの育ちを保障するための福祉と教育の連携について理解できる。
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授業の進め方 学修上の助言
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【授業の進め方】 ・講義形式だが視聴覚教材も含めて具体的に理解できるよう行う。 ・毎回、レジュメと資料を配布する。 ・毎回、リアクションペーパー(出席票を兼ねる)の提出を求める。
【時間外学習】 ・予習:前半は指定テキストを、後半は関連する子どもの貧困・不平等に関する書籍を読んでおくこと。 ・復習:講義で取り上げたトピックに関するルポルタージュや小説、映画等からあらためて問題について考えを深めておくこと。
*テキストは特に前半の「貧困の世代的再生産」の解説に使用する。2023年度に出版される書籍であり、この分野の最先端の内容を学ぶことができるが、少し専門的な内容であるため、必ずテキストを購入して事前に必要個所を読んでから講義に臨むこと。
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アクティブ・ラーニングの要素の有無
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ICTを活用した双方向型授業の有無
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授業内容・計画
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回数
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授業、事前・事後学修の内容
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時間
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1
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事前
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シラバスを読んでおくこと
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2.0
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授業
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1.子ども/家族という視点 (1)講義ガイダンス -家族政策の国際比較-
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事後
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レジュメの振り返り
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2.0
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2
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事前
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指定テキストの予習
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2.0
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授業
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2.貧困・不平等の世代的再生産 (1)「子ども中心の視点から考える『貧困の経験』」 -ライフチャンスをどうとらえるか-
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事後
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レジュメの振り返り
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2.0
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3
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事前
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指定テキストの予習
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2.0
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授業
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2.貧困・不平等の世代的再生産 (2)「『子どもの生活実態調査』からみる家庭/子ども」
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事後
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レジュメの振り返り
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2.0
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4
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事前
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指定テキストの予習
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2.0
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授業
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2.貧困・不平等の世代的再生産 (3)「貧困の構造的背景の理解」 -不利と脆弱性を抱えた家族-
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事後
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レジュメの振り返り
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2.0
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5
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事前
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指定テキストの予習
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2.0
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授業
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2.貧困・不平等の世代的再生産 (4)「子どもの『貧困の経験』」 -子ども期の貧困の経験-
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事後
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レジュメの振り返り
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2.0
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6
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事前
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指定テキストの予習
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2.0
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授業
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2.貧困・不平等の世代的再生産 (5)「貧困の構造的背景の理解」 -学校・教育制度という問題-
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事後
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レジュメの振り返り
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2.0
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7
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事前
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指定テキストの予習
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2.0
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授業
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2.貧困・不平等の世代的再生産 (6)「若者の自立とラーフコース選択の不平等」 -若者期の貧困の経験-
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事後
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レジュメの振り返り
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2.0
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8
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事前
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指定テキストの予習
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2.0
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授業
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2.貧困・不平等の世代的再生産 (7)「『貧困の世代的再生産』を緩和する政策」
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事後
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レジュメの振り返り
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2.0
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9
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事前
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講義内容に関連する書籍や新聞記事に目を通しておく
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2.0
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授業
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3.子ども虐待と家族 (1)「背景としての貧困・生活困難」
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事後
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レジュメの振り返り
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2.0
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10
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事前
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講義内容に関連する書籍や新聞記事に目を通しておく
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2.0
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授業
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3.子ども虐待と家族 (2)「『不適切な養育』を考える」
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事後
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レジュメの振り返り
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2.0
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11
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事前
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講義内容に関連する書籍や新聞記事に目を通しておく
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2.0
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授業
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3.子ども虐待と家族 (3)「虐待を理解する視点:事例検討を通じて」
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事後
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レジュメの振り返り
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2.0
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12
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事前
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講義内容に関連する書籍や新聞記事に目を通しておく
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2.0
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授業
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3.子ども虐待と家族 (4)「虐待を理解する視点:虐待を防ぐために」
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事後
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レジュメの振り返り
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2.0
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13
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事前
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講義内容に関連する書籍や新聞記事に目を通しておく
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2.0
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授業
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4.教育と福祉の連携と課題 (1)スクールソーシャルワークの歴史(日・米・英の比較史)
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事後
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レジュメの振り返り
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2.0
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14
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事前
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講義内容に関連する書籍や新聞記事に目を通しておく
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2.0
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授業
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4.教育と福祉の連携と課題 (2)スクールソーシャルワークが求められる背景
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事後
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レジュメの振り返り
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2.0
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15
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事前
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講義内容に関連する書籍や新聞記事に目を通しておく
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2.0
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授業
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4.教育と福祉の連携と課題 (3)スクールソーシャルワークの実践と視点
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事後
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レジュメの振り返り
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2.0
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授業科目に関連する実務経験の内容とその経験を活かした授業の展開
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高等学校教員としての職務経験に関して、具体的な事例の解説を理解を助けるための補足的な説明として行う。
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成績評価の基準と方法 課題に対するフィードバックの方法
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毎回のリアクションペーパーにより成績評価を行います。 ただし、10回以上の出席を求めます。10回の出席に満たない場合、成績評価はいたしません。 公欠届等忘れずに提出ください。 リアクションペーパーについては、各講義の始めに応答します。
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テキスト
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No
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著者名
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書籍名
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出版社
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ISBN/ISSN
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1.
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大澤真平
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『子どもの「貧困の経験」』
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法律文化社
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2.
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参考文献
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関連ページ
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備考
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本講義は児童福祉・社会福祉に興味ある学生のほか、学校教育、スクールソーシャルワーク、家族・子育て支援などに興味のある学生の受講を期待しています。
なお、貧困や虐待などデリケートで誤解を招きやすい内容を扱うため、いい加減な受講態度で講義に臨まないこと、遅刻や欠席をしないことが受講の前提です。初回ガイダンスには必ず出席のこと。
受講を希望する学生は、社会福祉論、児童福祉論、公的扶助論などを事前に受講していることが望ましい。
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教員e-mailアドレス
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オフィスアワー
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A館4階 研究室A-418 毎週火曜日お昼休み 質問は随時メールでも対応します。
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