シラバス参照

講義名 障害者福祉論 
英文科目名 Welfare for the Disabled Persons 
科目ナンバー DFHEXP2404 
担当者

松川 敏道

科目群 専修科目 
対象学年 2年 
単位数
開講期間 前期 
曜日・時限・教室 前期 金曜日 4講時 D-301教室



授業のねらい
障害の概念・障害者の生活実態・障害者福祉に関わる諸理念・障害者福祉制度及び関連施策などの障害者福祉に関する基礎的知識を総合的に理解し、障害者支援のあり方について学ぶ。また、障害者支援の実践において必要となる障害者総合支援法の内容について理解するとともに、近年の障害者福祉制度改革の動向と展望について学ぶ。
この講義は、上記のように障害者福祉に関する基礎的理解をはかることを目的としている。ただし、障害者福祉について学ぶということは、必然的に「障害とは何か」ということを考えざるを得ないし、またその問いなくして障害者福祉に対する適切な理解も実践もなし得ないと考えるので、そのような視点も意識しながら講義をすすめていきたい。そして、障害者を支援するということは、単にできないことをどう支えるかということにとどまらず、障害者が「権利の主体」として生きることを社会的にどう考え、どう支えるかという問題を含むことでもあるので、幅広い視点が必要である。そのような視点をもってみなさんと一緒に考えていきたい。 
履修者が到達すべき目標
1.障害者の生活実態とこれを取り巻く社会情勢などについて理解できること。
2.障害者福祉制度の発展過程について理解できること。
3.障害者への支援において必要となる障害者総合支援法や障害者の福祉・介護に係る他の法制度について理解できること。 
授業の進め方
学修上の助言
特定のテキストは使用せず、配付資料とパワーポイントを用いて行う。毎回リアクションペーパーをMoodle上から提出してもらい、次回の授業開始後に講義内容を確認するとともにリアクションペーパーへの応答を行う。
時間外学習として、障害者福祉に関する文献・資料・新聞記事・Webサイトなどを紹介し(必要に応じて配布する)、各授業内容を深めるための指示を行う。特に障害者総合支援法に規定する障害福祉サービス等の制度は講義のみでは伝えきれないので、各自で自習することが重要である。
以下の授業内容と計画は予定であり、内容と順は変更する場合がある。 
アクティブ・ラーニングの要素の有無
なし 
ICTを活用した双方向型授業の有無
なし 
授業内容・計画
回数 授業、事前・事後学修の内容 時間
1 事前   シラバスを読んでくること  2.0 
授業   ガイダンス-本講義の概要とねらい 
事後   ガイダンスの復習  2.0 
2 事前   関係資料の事前学習  2.0 
授業   障害の概念(1)-WHO国際障害分類ICIDHと国際生活機能分類ICF 
事後   授業内容の復習とまとめ  2.0 
3 事前   関係資料の事前学習  2.0 
授業   障害の概念(2)-障害の社会モデル 
事後   授業内容の復習とまとめ  2.0 
4 事前   関係資料の事前学習  2.0 
授業   障害(者)の定義-制度の中の〈障害者〉 
事後   授業内容の復習とまとめ  2.0 
5 事前   関係資料の事前学習  2.0 
授業   障害者福祉の施策(1)-戦後から現在までの変遷 
事後   授業内容の復習とまとめ  2.0 
6 事前   関係資料の事前学習  2.0 
授業   障害者福祉の施策(2)-支援費制度と障害者自立支援法 
事後   授業内容の復習とまとめ  2.0 
7 事前   関係資料の事前学習  2.0 
授業   障害者福祉の施策(3)−障害者自立支援法の実際と課題 
事後   授業内容の復習とまとめ  2.0 
8 事前   関係資料の事前学習  2.0 
授業   障害者権利条約と日本の制度改革(1) 
事後   授業内容の復習とまとめ  2.0 
9 事前   関係資料の事前学習  2.0 
授業   障害者権利条約と日本の制度改革(2) 
事後   授業内容の復習とまとめ  2.0 
10 事前   関係資料の事前学習  2.0 
授業   障害者福祉の施策(4)-障害者総合支援法① 
事後   授業内容の復習とまとめ  2.0 
11 事前   関係資料の事前学習  2.0 
授業   障害者福祉の施策(5)-障害者総合支援法② 
事後   授業内容の復習とまとめ  2.0 
12 事前   関係資料の事前学習  2.0 
授業   障害者差別解消法の概要とその意義-差別を考え、差別に向き合う 
事後   授業内容の復習とまとめ  2.0 
13 事前   関係資料の事前学習  2.0 
授業   障害者の雇用と就労支援 
事後   授業内容の復習とまとめ  2.0 
14 事前   関係資料の事前学習  2.0 
授業   障害者福祉に関わるその他諸制度の理解、及び授業のまとめ① 
事後   授業内容の復習と試験に向けての準備  2.0 
15 事前   関係資料の事前学習  2.0 
授業   授業のまとめ② 
事後   授業内容の復習と試験に向けての準備  2.0 
授業科目に関連する実務経験の内容とその経験を活かした授業の展開
社会福祉士として障害者支援の実務に携わってきました。その経験もふまえながら講義を展開していきます。 
成績評価の基準と方法
課題に対するフィードバックの方法
期末の試験(50%)、平常点(50%)を総合的に評価する。期末の試験は講義の後半で指示する。その他評価方法の詳細は、初回のガイダンス時に説明する。 
テキスト
参考文献
No 著者名 書籍名 出版社 ISBN/ISSN
1. 一般社団法人日本ソーシャルワーク教育学校連盟  『最新 社会福祉士養成講座 精神保健福祉士養成講座8 障害者福祉』  中央法規  978-4-8058-8238-2 C3036 
2.   『障害者白書』  内閣府   
関連ページ
備考
教員e-mailアドレス
matsukawあっとまぁくsgu.ac.jp 
オフィスアワー
A館4階 A420研究室 毎週月曜日の12時20分から12時55分の時間帯、この日時以外でもメールで問い合わせいただければ随時対応します。 
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