シラバス参照

講義名 職業指導 
英文科目名 Vocational Guidance 
科目ナンバー B00BAS2427,Q00BAS2408 
担当者

川渕 正広

科目群 基本科目群 
対象学年 2年 
単位数
開講期間 通年 
曜日・時限・教室 前期 火曜日 4講時 412コンピュータ室(新札幌)
後期 火曜日 4講時 412コンピュータ室(新札幌)



授業のねらい
 職業指導(進路指導)は、中学校・高等学校の生徒が自ら将来の進路の選択・計画をして就職または進学し、さらにその後の社会生活によりよく適応し進歩する能力を伸長するように、教師が組織的、継続的に指導・援助を行う取り組みである。
  近年の科学・技術の発達や急激な産業構造・就業構造の変化とともに、学校教育においては社会で活きる実践的な力、豊かな心や健やかな体の育成を重視した教育改革が強く推進されている。そのため、キャリア教育を基盤に生徒の「生き方指導」を中核とした指導の充実が重要な課題となっている。この講座では、青年期におけるキャリア発達を支援する観点から、働くことの意義や自らの生活を設計できる能力の育成、専門的な知識・技能を習得する意志の確立などについて理解するとともに、生徒の発達段階に応じた指導内容や指導方法、さらに学校教育における進路指導の問題点や課題などについて検討し、望ましい職業指導の在り方を考察する。 
履修者が到達すべき目標
・ 職業指導(進路指導)においてはキャリア教育を基盤とした指導を充実することが重要であることを理解し、キャリア教育の内容について説明できる。
・ 進路指導は生徒の発達段階に応じ、系統的・組織的にキャリア発達を支援するものであることを理解し、支援の方法について具体的に述べることができる。
・ 進路指導の軸となるホームルーム活動の指導について、実践的演習を通して指導方法、指導技術の基本を習得する。
・ 学校教育における進路指導の問題点や課題について認識し、望ましい進路指導の在り方について述べることができる。 
授業の進め方
学修上の助言
  プリントを配布し、パワーポイントを利用した講義を中心に演習も取り入れる。講義では教育改革の概要、職業指導の歴史、現状や課題などに関する学習とともに、新聞記事などの資料を利用した学校教育についての事例研究を行う。演習では進路指導に関するホームルーム活動の指導計画案、授業指導案の作成をグループ単位で行う。毎回の講義、各種テーマについての発表・討論やレポート作成等を通して、この科目のねらいに迫る学習を進める。
  事前に渡すプリントにより講義内容を確認し、専門用語等について調べておくことが必要である。
  演習については講義資料や書籍等により課題を整理し発表資料を作成する。 
アクティブ・ラーニングの要素の有無
17回から20回に「演習1」、24回から28回に「演習2」としてグループワーク活動と、プレゼンテーションを行う予定です。 
ICTを活用した双方向型授業の有無
なし 
授業内容・計画
回数 授業、事前・事後学修の内容 時間
1 事前   シラバスを読んでくること  2.0 
授業   オリエンテーション・自己のキャリアを考える 
事後   配付資料を復習すること  2.0 
2 事前   配付資料を読んでくること  2.0 
授業   学校教育と教育改革(1)(学習指導要領の改訂) 
事後   授業の復習  2.0 
3 事前   配付資料を読んでくること  2.0 
授業   学校教育と教育改革(2)(高等学校学習指導要領の改訂) 
事後   授業の復習  2.0 
4 事前   配付資料を読んでくること  2.0 
授業   進路指導の意義と教育(意義と定義) 
事後   授業の復習  2.0 
5 事前   配付資料を読んでくること  2.0 
授業   進路指導の意義と教育(一般的原理と法的規定) 
事後   授業の復習  2.0 
6 事前   配付資料を読んでくること  1.0 
授業   進路指導の歴史と展開(キャリア発達理論-米国) 
事後   授業の復習・課題提出準備  3.0 
7 事前   配付資料を読んでくること  1.0 
授業   進路指導の歴史と展開(キャリア発達理論-日本) 
事後   授業の復習・課題提出準備  3.0 
8 事前   配付資料を読んでくること  1.0 
授業   進路指導と教育課程 
事後   授業の復習・課題提出準備  3.0 
9 事前   配付資料を読んでくること  2.0 
授業   進路指導における組織体制 
事後   授業の復習  2.0 
10 事前   配付資料を読んでくること  2.0 
授業   進路指導における教師の役割(進路指導計画) 
事後   授業の復習  2.0 
11 事前   配付資料を読んでくること  1.0 
授業   進路指導における教師の役割(役割と任務) 
事後   授業の復習・課題提出準備  3.0 
12 事前   配付資料を読んでくること  1.0 
授業   進路指導の運営 
事後   授業の復習・課題提出準備  3.0 
13 事前   配付資料を読んでくること  1.0 
授業   進路指導の現状 
事後   授業の復習・課題提出準備  3.0 
14 事前   配付資料を読んでくること  1.0 
授業   特別活動における進路指導(特別活動全般) 
事後   授業の復習・課題提出準備  3.0 
15 事前   配付資料を読んでくること・課題提出準備  3.0 
授業   特別活動における進路指導(ホームルーム) 
事後   授業の復習  1.0 
16 事前   配付資料を読んでくること  2.0 
授業   家庭・地域等との連携と協力(開かれた学校づくり) 
事後   授業の復習  2.0 
17 事前   配付資料を読んでくること  1.0 
授業   家庭・地域等との連携と協力(保護者・地域との連携) 
事後   授業の復習・発表の準備  3.0 
18 事前   配付資料を読んでくること  1.0 
授業   進路指導の方法(1)(個人理解の方法) 
事後   授業の復習・発表の準備  3.0 
19 事前   配付資料を読んでくること  1.0 
授業   進路指導の方法(1)(個人資料の整備と活用) 
事後   授業の復習・発表の準備  3.0 
20 事前   配付資料を読んでくること  1.0 
授業   進路指導ホームルーム3年間の指導計画案のグループ発表 
事後   授業の復習・課題提出準備  3.0 
21 事前   配付資料を読んでくること  1.0 
授業   進路指導の方法(2)(進路情報の意義と機能) 
事後   授業の復習・発表の準備・課題提出準備  3.0 
22 事前   配付資料を読んでくること  1.0 
授業   進路指導の方法(2)(進路情報の種類と内容) 
事後   授業の復習・課題提出準備  3.0 
23 事前   配付資料を読んでくること・課題提出準備  3.0 
授業   進路指導の方法(3)(啓発的経験の意義と目的) 
事後   授業の復習  1.0 
24 事前   配付資料を読んでくること  1.0 
授業   進路指導の方法(3)(啓発的経験の指導の在り方) 
事後   授業の復習・発表の準備  3.0 
25 事前   配付資料を読んでくること  1.0 
授業   進路指導の方法(4)(進路実現の指導) 
事後   授業の復習・発表の準備  3.0 
26 事前   配付資料を読んでくること  1.0 
授業   進路指導の方法(4)(進路相談) 
事後   授業の復習・発表の準備  3.0 
27 事前   配付資料を読んでくること  1.0 
授業   進路指導の方法(5)(追指導の意義) 
事後   授業の復習・発表の準備  3.0 
28 事前   配付資料を読んでくること  1.0 
授業   ホームルーム活動案(1時間分)のグループ発表 
事後   授業の復習・課題提出準備  3.0 
29 事前   配付資料を読んでくること  1.0 
授業   進路指導の方法(5)(進路指導の評価と活用) 
事後   授業の復習・課題提出準備  3.0 
30 事前   配付資料を読んでくること・課題提出準備  3.0 
授業   キャリア教育の理解 
事後   授業の復習  1.0 
授業科目に関連する実務経験の内容とその経験を活かした授業の展開
 私は、1980年から39年間商業科の教員として高等学校に勤務してきました。その間、管理職、進路指導主事、担任等を経験したので、講義内でその知見を生かした授業展開を行っていきたいと考えています。 
成績評価の基準と方法
課題に対するフィードバックの方法
  提出課題(70%)、発表・討論(30%)として総合的に評価する。 
テキスト
No 著者名 書籍名 出版社 ISBN/ISSN
1. 文部科学省  『高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説特別活動編』  東京書籍  isbn978-4-487-28635-5 
参考文献
No 著者名 書籍名 出版社 ISBN/ISSN
1.   『「キャリア教育の手引き」(文部科学省)』     
関連ページ
備考
・この科目は、高等学校の教科「商業」の免許取得には必修である。
・質問等はミニ・レポートで適宜書いて提出。授業終了後の教室、メールでも受け付ける。
・対面授業を行います。
・新型コロナウイルス感染防止のため、予定した講義や授業の計画を変更せざるを得ない場合もあります。したがって、状況により、遠隔授業となる場合があります。その際は、Moodleで連絡します。
・常にMoodleで確認すること。課題の提示や授業の変更がある場合があります。 
教員e-mailアドレス
kawabu57あっとまぁくsgu.ac.jp 
オフィスアワー
水曜日13:00-14:30 研究室(新札幌キャンパス507) 
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