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講義名 臨床心理査定演習I 
英文科目名 Seminar in psychological assessment and diagnosis 1 
科目ナンバー P00BAS3103 
担当者

岡部 善也

佐野 友泰

宮崎 友香

科目群 基礎科目群 
対象学年 1年 
単位数
開講期間 前期 
曜日・時限・教室 前期 月曜日 2講時 演習室6A(新札幌)
前期 月曜日 2講時 演習室6B(新札幌)



授業のねらい
 臨床心理士業務の柱の1つでもある心理的アセスメントは、正確な実施から報告書作成、さらに結果をどのように支援に繋げるのかまで、心理的支援を支える欠かせない業務として、益々求められることが考えられます。そこで、今年度は臨床現場で必要となる各種心理検査について、基礎的な知識を踏まえた上で実習をもとにしながら理解度を上げ、実施する力を体得することを目指します。
 内容としては、①臨床心理士の実践における心理的アセスメントの意義について学び、②心理的アセスメントに関する理論と方法を講義と実習、演習により習得します。さらに、実際の心理に関する相談、助言、指導等への上記①及び②の応用について学びます。 
履修者が到達すべき目標
1)心理的アセスメントに有用な情報(生育歴や家族の状況等)及びその把握の手法等について概説できる。
2)心理に関する支援を要する者等に対して、関与しながらの観察について、その内容を概説することができ、行うことができる。
3)心理検査の種類、成り立ち、特徴、意義及び限界について概説できる。
4)心理検査の適応及び実施方法について説明でき、正しく実施し、検査結果を解釈し、検査報告書を作成することができる。
5)心理的アセスメントを必要とする相談活動において適切な助言や指導、配慮ができるようになる。 
授業の進め方
学修上の助言
 授業は、各検査についてその用途と内容についての概説、実際に検査用具をもちいた試行体験、検査結果の処理とそれに基づく解釈についての説明という形で行う。
 授業時間外においても、自主的に検査用具に親しみ、検査のスムーズな実施ができるように練習することが望ましい。また、授業の理解や技術を深めるために、適宜授業時間外の課題(授業の復習、授業内で行いきれなかった検査の実施、レポート作成等)を出す。 
アクティブ・ラーニングの要素の有無
検査者役、被検者役、両方のアセスメント体験を行う実習という形で、アクティブ・ラーニングの要素を取り入れています。 
ICTを活用した双方向型授業の有無
取り入れていません。(遠隔授業の場合は有) 
授業内容・計画
回数 授業、事前・事後学修の内容 時間
1 事前   予習:心理的アセスメントの実施方法について自分で調べる  2.0 
授業   心理的アセスメントの実施方法(ロールプレイ実習)(宮崎) 
事後   心理的アセスメントの実施方法を復習し、頭に入れた上で、次回からの各心理検査実施に備える  2.0 
2 事前   予習:WAIS-Ⅳの実施方法についてマニュアルに目を通す  2.0 
授業   成人用知能検査―WAIS-Ⅳ①:実施方法(宮崎) 
事後   WAIS-Ⅳの実施方法を復習し、頭に入れて次回からの実施に備える  2.0 
3 事前   講義直前にも、再びWAIS-Ⅳの実施方法を復習する  2.0 
授業   成人用知能検査―WAIS-Ⅳ②:実施1(宮崎) 
事後   指導された点も含め、臨床現場でより最適なWAIS-Ⅳの実施方法について検討し、頭に入れておく  2.0 
4 事前   講義直前にも、再びWAIS-Ⅳの実施方法を復習する  2.0 
授業   成人用知能検査―WAIS-Ⅳ③:実施2(宮崎) 
事後   指導された点も含め、実施方法の総復習を行う  2.0 
5 事前   予習:WAIS-Ⅳの結果整理と報告書作成についてマニュアルに目を通す  2.0 
授業   成人用知能検査―WAIS-Ⅳ④:結果の整理と解釈/成人用検査報告書の作成方法/最新の発達検査紹介(宮崎)
※課題提示:レポート課題1 
事後   WAIS-Ⅳの解釈を行い、レポート課題1を作成し、不明点があれば担当教員に確認する準備を行う  2.0 
6 事前   WISC-Ⅴの実施方法についてマニュアルに目を通す  2.0 
授業   児童用知能検査―WISC-Ⅴ①:実施方法(岡部) 
事後   WISC-Ⅴの実施方法を復習し、頭に入れて次回からの実施に備える  2.0 
7 事前   講義直前にも、再びWISC-Ⅴの実施方法を復習する  2.0 
授業   児童用知能検査―WISC-Ⅴ②:実施(岡部) 
事後   指導された点も含め、実施方法の総復習を行う  2.0 
8 事前   予習:WISC-Ⅴの結果整理と報告書作成についてマニュアルに目を通す  2.0 
授業   児童用知能検査―WISC-Ⅴ③:結果の整理と解釈/乳幼児・児童用検査報告書の作成方法(岡部)
※課題提示:レポート課題2 
事後   WISC-Ⅴの解釈を行い、レポート課題2を作成し、不明点があれば担当教員に確認する準備を行う  2.0 
9 事前   予習:KABC-Ⅱの実施方法についてマニュアルに目を通す  2.0 
授業   児童用知能検査―KABC-Ⅱ①:実施(岡部) 
事後   指導された点も含め、臨床現場でより最適なKABC-Ⅱの実施方法について検討し、頭に入れておく  2.0 
10 事前   予習:KABC-Ⅱの結果整理についてマニュアルに目を通す  2.0 
授業   児童用知能検査―KABC-Ⅱ②:結果の整理と解釈(岡部) 
事後   KABC-Ⅱの結果整理と解釈を行い、不明点があれば担当教員に確認する準備を行う  2.0 
11 事前   講義直前にも、再び新版K式の実施方法を復習する  2.0 
授業   乳幼児・児童用発達検査―新版K式①:実施方法(岡部) 
事後   新版K式の実施方法を復習し、頭に入れておく  2.0 
12 事前   講義直前にも、再び新版K式の実施方法を復習する  2.0 
授業   乳幼児・児童用発達検査―新版K式②:実施(岡部)  
事後   指導された点も含め、臨床現場でより最適な新版K式の実施方法について検討し、頭に入れておく  2.0 
13 事前   予習:新版K式の結果整理についてマニュアルに目を通す  2.0 
授業   乳幼児・児童用発達検査―新版K式③:結果の整理(岡部) 
事後   結果整理の残りを終わらせる  2.0 
14 事前   予習:新版K式の解釈についてマニュアルに目を通す  2.0 
授業   乳幼児・児童用発達検査―新版K式④:解釈の実際(岡部)
※課題提示:レポート課題3 
事後   新版K式の解釈を行い、レポート課題3を作成し、不明点があれば担当教員に確認する準備を行う  2.0 
15 事前   予習:S-HTPについて自分で調べる  2.0 
授業   描画法検査―S-HTP:結果の整理と解釈・事例検討(佐野)
※課題提示:レポート課題4 
事後   S-HTPの解釈を行い、レポート課題4を作成する  2.0 
授業科目に関連する実務経験の内容とその経験を活かした授業の展開
担当者は皆、臨床心理士資格を有し、常に研鑽しながら20年以上心理的アセスメントの臨床実践経験を積み重ねています。
臨床現場における心理的アセスメントの実施から報告書作成まで、その実際や工夫・配慮・倫理的観点等についてお伝えし、座学と臨床実践を結びつける講義を目指します。 
成績評価の基準と方法
課題に対するフィードバックの方法
質疑等を含めた演習状況(40%)とレポート等の課題(60%)を総合的に評価する。 
テキスト
参考文献
関連ページ
備考
・コロナ禍の情勢次第では、コロナ感染拡大防止のために遠隔授業になる可能性があります。
・実習を行う検査法は、心理的アセスメントに関する理論と実践・査定演習Ⅰ(M1前期)では知能検査(児童、成人)、発達検査、人格検査、査定演習Ⅱ(M1後期)では人格検査、神経心理学的検査となり、1年を通じて臨床現場で必須の検査法を学びます。
・各検査法に加えて、前期では検査全般の実施方法、報告書の書き方、後期では検査結果のフィードバック方法を講義とロールプレイ実習で学び、検査実施からフィードバックまでの一連の心理的アセスメントの流れを体得します。
・心理臨床において当然ですが、特に人格検査は直接的にパーソナルなデータを扱う心理査定ですので、より慎重に真摯に、かつ畏敬の念をもって取り組んでください。
・参考文献等は適宜指示します。 
教員e-mailアドレス
佐野:sano@sgu.ac.jp 宮崎:m-yuka@sgu.ac.jp 
オフィスアワー
佐野 火曜日 12:30-13:00(新札幌キャンパス615研究室)
宮崎 火曜日 12:30-13:00(新札幌キャンパス607研究室 ※上記アドレスへの予約制) 
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