シラバス参照

講義名 臨床心理査定演習Ⅱ 
英文科目名 Seminar in psychological assessment and diagnosis 2 
科目ナンバー P00BAS3104 
担当者

井手 正吾

岡部 善也

佐野 友泰

宮崎 友香

科目群 基礎科目群 
対象学年 1年 
単位数
開講期間 後期週2回開講 
曜日・時限・教室 後期 月曜日 1講時 A-205カンファレンス室
後期 月曜日 2講時 A-205カンファレンス室



授業のねらい
 心理的アセスメントは、正確な実施から報告書作成、さらに結果をどのように支援に繋げるのかまで、心理的支援を支える欠かせない業務として、研鑽が求められます。そこで、今年度は臨床現場で必要となる各種心理検査について、基礎的な知識を踏まえた上で実習をもとにしながら理解度を上げ、実施する力を体得することを目指します。
 内容としては、臨床心理査定演習Ⅰの学びに続き、各心理検査に関する理論と方法を講義と実習、演習により習得します。その上で、心理面に関する相談、助言、指導等の技術や考え方を学びます。 
履修者が到達すべき目標
1)臨床場面で行われる心理的アセスメントの意義を知ること。
2)臨床場面で用いられる代表的な検査の理論と実施方法について、各検査の特徴と実施方法を体験的に理解し、実際の臨床場面ですぐに実施できる程度に習熟すること。
3)データをもとに多面的にパーソナリティや認知機能、発達の様子などについて解釈できるようになること。
4)心理的アセスメントを必要とする相談活動において適切な助言や指導、配慮ができるようになること。 
授業の進め方
学修上の助言
 授業は、各検査についてその用途と内容についての概説、実際に検査用具をもちいた試行体験、検査結果の処理とそれに基づく解釈についての説明という形で行う。
 授業時間外においても、自主的に検査用具に親しみ、検査のスムーズな実施ができるように練習することが望ましい。また、授業の理解や技術を深めるために、適宜授業時間外の課題(授業の復習、DVD視聴、授業内で行いきれなかった検査の実施、レポート作成等)を出す。 
アクティブ・ラーニングの要素の有無
検査者役、被検者役、両方のアセスメント体験を行う実習という形で、アクティブ・ラーニングの要素を取り入れています。 
ICTを活用した双方向型授業の有無
遠隔授業実施の場合、有。 
授業内容・計画
回数 授業、事前・事後学修の内容 時間
1 事前   予習:シラバスに目を通し不明点が無いかどうか検討する/直前にも準備した事例発表を振り返り、プレゼンテーションを行う準備をする  2.0 
授業   オリエンテーション/人格検査ーロールシャッハ・MMPI①:臨床的解釈:解釈の拡充、深化(ケース発表と討議)(井手) 
事後   講義の復習を行い、不明点があれば担当教員に確認する準備を行う  2.0 
2 事前   直前にも準備した事例発表を振り返り、プレゼンテーションを行う準備をする  2.0 
授業   人格検査ーロールシャッハ・MMPI②:臨床的解釈:解釈の拡充、深化(ケース発表と討議)(井手) 
事後   講義の復習・事例発表の準備を行う、不明点があれば担当教員に確認する準備を行う  2.0 
3 事前   直前にも準備した事例発表を振り返り、プレゼンテーションを行う準備をする  2.0 
授業   人格検査ーロールシャッハ・MMPI③:総括(報告・フィードバック・臨床的活用)(井手) 
事後   講義の復習を行い、不明点があれば担当教員に確認する準備を行う  2.0 
4 事前   直前にも準備した事例発表を振り返り、プレゼンテーションを行う準備をする  2.0 
授業   人格検査ーロールシャッハ・MMPI④:総括(報告・フィードバック・臨床的活用)(井手) 
事後   ロールシャッハ・テストとMMPIの講義について総復習を行う  2.0 
5 事前   予習:KABC-Ⅱの実施方法についてマニュアルに目を通す  2.0 
授業   児童用知能検査―KABC-Ⅱ①:実施方法(岡部) 
事後   マニュアル・配布資料の熟読、不明点やさらに理解を深めたい点を自分で調べる  2.0 
6 事前   予習:KABC-Ⅱの実施方法についてマニュアルに目を通す  2.0 
授業   児童用知能検査―KABC-Ⅱ②:実施1(岡部) 
事後   指導された点も含め、臨床現場でより最適なKABC-Ⅱの実施方法について検討し、頭に入れておく  2.0 
7 事前   講義直前にも、再びKABC-Ⅱの実施方法を復習する  2.0 
授業   児童用知能検査―KABC-Ⅱ③:実施2(岡部) 
事後   指導された点も含め、実施方法の総復習を行う  2.0 
8 事前   予習:KABC-Ⅱの結果整理についてマニュアルに目を通す  2.0 
授業   児童用知能検査―KABC-Ⅱ④:結果の整理と解釈(岡部) 
事後   KABC-Ⅱの結果整理と解釈を行い、不明点があれば担当教員に確認する準備を行う  2.0 
9 事前   新版K式の実施方法についてマニュアルに目を通す  2.0 
授業   乳幼児・児童用発達検査―新版K式①:実施方法1(岡部)
※課題提示:リバーミード実施DVD視聴 
事後   新版K式の実施方法を復習し、頭に入れて次回からの実施に備える  2.0 
10 事前   講義直前にも、再び新版K式の実施方法を復習する  2.0 
授業   乳幼児・児童用発達検査―新版K式②:実施方法2(岡部) 
事後   新版K式の実施方法を復習し、頭に入れておく
リバーミード実施DVDを視聴する 
2.0 
11 事前   講義直前にも、再び新版K式の実施方法を復習する  2.0 
授業   乳幼児・児童用発達検査―新版K式③:実施1(岡部) 
事後   指導された点も含め、臨床現場でより最適な新版K式の実施方法について検討し、頭に入れておく  2.0 
12 事前   講義直前にも、再び新版K式の実施方法を復習する  2.0 
授業   乳幼児・児童用発達検査―新版K式④:実施2(岡部)  
事後   指導された点も含め、臨床現場でより最適な新版K式の実施方法について検討し、頭に入れておく  2.0 
13 事前   講義直前にも、再び新版K式の実施方法を復習する  2.0 
授業   乳幼児・児童用発達検査―新版K式⑤:実施3(岡部) 
事後   指導された点も含め、実施方法の総復習を行う  2.0 
14 事前   予習:新版K式の結果整理についてマニュアルに目を通す  2.0 
授業   乳幼児・児童用発達検査―新版K式⑥:結果の整理(岡部) 
事後   結果整理の残りを終わらせる  2.0 
15 事前   予習:新版K式の解釈についてマニュアルに目を通す  2.0 
授業   乳幼児・児童用発達検査―新版K式⑦:解釈の実際1(岡部) 
事後   新版K式の解釈を行う  2.0 
16 事前   予習:新版K式の解釈についてマニュアルに目を通す  2.0 
授業   乳幼児・児童用発達検査―新版K式⑧:解釈の実際2(岡部)
※課題提示:レポート課題1 
事後   新版K式の解釈を行い、レポート課題1を作成し、不明点があれば担当教員に確認する準備を行う  2.0 
17 事前   予習:ここまででリバーミード実施DVDを視聴していない場合、マニュアルに目を通しながら視聴する  2.0 
授業   神経心理学的検査―リバーミード行動記憶検査①:実施1(宮崎) 
事後   講義の復習を行い、不明点があれば担当教員に確認する準備を行う  2.0 
18 事前   直前にも実施方法を復習し、実施できるように頭に入れておく  2.0 
授業   神経心理学的検査―リバーミード行動記憶検査②:実施2、結果の整理と解釈(宮崎) 
事後   講義の復習を行い、不明点やさらに理解を深めたい点を自分で調べる  2.0 
19 事前   予習:神経心理学的検査とWMS-Rについて自分で調べる  2.0 
授業   神経心理学的検査―WMS-R①:神経心理学的査定史、基礎理論、実施方法(宮崎) 
事後   講義の復習を行い、不明点があれば担当教員に確認する準備をする  2.0 
20 事前   予習:WMS-Rの実施方法についてマニュアルに目を通す  2.0 
授業   神経心理学的検査―WMS-R②:実施1(宮崎) 
事後   指導された点も含め、臨床現場でより最適なWMS-Rの実施方法について検討し、頭に入れておく  2.0 
21 事前   講義直前にも、再びWMS-Rの実施方法を復習する  2.0 
授業   神経心理学的検査―WMS-R③:実施2(宮崎) 
事後   指導された点も含め、臨床現場でより最適なWMS-Rの実施方法について検討し、頭に入れておく  2.0 
22 事前   予習:WMS-Rの結果整理と解釈についてマニュアルに目を通す  2.0 
授業   神経心理学的検査―WMS-R④:結果の整理と解釈(宮崎)
※課題提示:レポート課題2 
事後   WMS-Rの解釈を行い、レポート課題2を作成し、不明点があれば担当教員に確認する準備を行う  2.0 
23 事前   予習:TATについて自分で調べる  2.0 
授業   人格検査ーTAT①:TAT概説(佐野) 
事後   講義の復習を行い、不明点があれば担当教員に確認する準備を行う  2.0 
24 事前   予習:TATの実施方法についてマニュアルに目を通す  2.0 
授業   人格検査ーTAT②:実施法(佐野) 
事後   指導された点も含め、臨床現場でより最適なTATの実施方法について検討し、頭に入れておく
引き続きレポート課題3を作成する 
2.0 
25 事前   予習:TATの分析方法についてマニュアルに目を通す  2.0 
授業   人格検査ーTAT③:分析1(佐野) 
事後   講義の復習を行い、不明点があれば担当教員に確認する準備を行う  2.0 
26 事前   予習:TATの分析方法についてマニュアルに目を通す  2.0 
授業   人格検査ーTAT④:分析2(佐野) 
事後   分析の残りを終わらせる  2.0 
27 事前   予習:TATの解釈についてマニュアルに目を通す  2.0 
授業   人格検査ーTAT⑤:解釈(佐野)
※課題提示:レポート課題3 
事後   TATの解釈を行い、レポート課題3を作成し、不明点があれば担当教員に確認する準備を行う  2.0 
28 事前   予習:フィードバック事例を読み込んで、フィードバックのイメージをつかむ  2.0 
授業   心理的アセスメント結果のフィードバック①:講義、課題提示(宮崎)
※課題提示:フィードバック内容をまとめる 
事後   課題:今までの心理検査結果と考察から、フィードバックを行う内容をまとめる  2.0 
29 事前   前回の講義資料を熟読し、用意したフィードバック内容を実際に伝えるイメージトレーニングを行う  2.0 
授業   心理的アセスメント結果のフィードバック②:ロールプレイ実習1(宮崎) 
事後   指導された点も含め、臨床現場でより最適なフィードバック方法について検討し、頭に入れておく  2.0 
30 事前   講義直前にも、再びフィードバックをイメージしておき、実施に結びつける  2.0 
授業   心理的アセスメント結果のフィードバック③:ロールプレイ実習2/講義の総まとめ(宮崎) 
事後   指導された点も含め、臨床現場でより最適なフィードバック方法について検討し、頭に入れておく
1年間の本講義を振り返り、ポイントをまとめる
実際に臨床実習で心理的アセスメントの実施~フィードバックができるように、繰り返し練習する 
2.0 
授業科目に関連する実務経験の内容とその経験を活かした授業の展開
担当者は皆、公認心理師・臨床心理士資格を有し、常に研鑽しながら20年以上心理的アセスメントの臨床実践経験を積み重ねています。
臨床現場における心理的アセスメントの実施から報告書作成まで、その実際や工夫・配慮・倫理的観点等についてお伝えし、座学と臨床実践を結びつける講義を目指します。 
成績評価の基準と方法
課題に対するフィードバックの方法
質疑等を含めた演習状況(40%)とレポート等の課題(60%)を総合的に評価する。 
テキスト
参考文献
関連ページ
備考
・コロナ禍の情勢次第では、コロナ感染拡大防止のために遠隔授業になる可能性があります。
・実習を行う検査法は、査定演習Ⅰ(M1前期)では知能検査(児童、成人)、人格検査、査定演習Ⅱ(M1後期)では人格検査、知能検査(児童)、発達検査、神経心理学的検査となり、1年を通じて臨床現場で必須の検査法を学びます。
・各検査法に加えて、査定演習Ⅰでは検査全般の実施方法、報告書の書き方、査定演習Ⅱでは検査結果のフィードバック方法を講義とロールプレイ実習で学び、検査実施からフィードバックまでの一連の心理的アセスメントの流れを体得します。
・心理臨床において当然ですが、特に人格検査は直接的にパーソナルなデータを扱う心理査定ですので、より慎重に真摯に、かつ畏敬の念をもって取り組んでください。
・実習主体の授業であり、自己体験・グループ活動を組み込んでありますので、遅刻・欠席は謹んでください。やむを得ず欠席した場合は、次回までにその回の体験等を自身で行ってください。
・参考文献等は適宜指示します。 
教員e-mailアドレス
井手:ideseigo@sgu.ac.jp 佐野:sano@sgu.ac.jp 宮崎:m-yuka@sgu.ac.jp 
オフィスアワー
井手 木曜日 12:30-13:00(A526研究室)
佐野 火曜日 12:30-13:00(A527研究室)
宮崎 火曜日 12:30-13:00(A503研究室 ※上記アドレスへの予約制)
  
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