シラバス参照

講義名 工業簿記 
英文科目名 Industrial bookkeeping 
科目ナンバー Q00BAS1107,B00BAS1110 
担当者

坂口 勝幸

科目群 専門科目 
対象学年 1年 
単位数
開講期間 後期前半 
曜日・時限・教室 後期前半 月曜日 3講時 303教室(新札幌)
後期前半 月曜日 4講時 303教室(新札幌)
後期前半 水曜日 1講時 303教室(新札幌)
後期前半 木曜日 2講時 303教室(新札幌)



授業のねらい
 本科目は、科目「簿記Ⅱ」および「簿記Ⅲ」との並行履修を前提に、製造業における取引の記帳および基礎的な原価計算に関する知識・技術の修得を目指す。特に、原価計算の基礎的概念の修得から、管理会計への興味関心へつなげるよう配慮する。加えて、日本商工会議所主催簿記検定2級へも対応する。(科目「簿記Ⅱ」履修者は2021.11月実施、科目「簿記Ⅲ」履修者は2022.2の日本商工会議所主催簿記検定2級の受検を必須とする) 
履修者が到達すべき目標
 基礎的な簿記原理の理解を前提として、株式会社における基礎的な会計処理の知識・技術を身に付け、中でも、原価の概念を理解し、原価計算の重要性を理解することを目標とする。具体的には、
 ① 中小企業経営者として必要な会計処理の基礎基本を身に付ける。
 ② 製造業における原価の概念の理解をとおし、コスト意識の醸成を図る。
 ③ 経理業務における「会計主任者」として必要な知識・技術を身に付ける。 
授業の進め方
学修上の助言
 本科目は、科目「簿記Ⅱ」および「簿記Ⅲ」との並行履修を前提に、原価に関する知識・技術の修得を目指し、講義における理解と演習における習熟をセットに展開していく。よって、日々の定着の積み重ねが重要であり、テキストの読み返しや演習における誤答部分の研究が不可欠であり、予習よりも復習重視で努力を継続して欲しい。 
アクティブ・ラーニングの要素の有無
なし 
ICTを活用した双方向型授業の有無
なし 
授業内容・計画
回数 授業、事前・事後学修の内容 時間
1 事前   テキストの目次、冒頭部分を読む  2.0 
授業   オリエンテーション・工業簿記の基礎 
事後   復習-未消化の演習に取り組む  2.0 
2 事前   前回の確認  2.0 
授業   工業簿記の勘定連絡①(購買活動および製造活動) 
事後   復習-未消化の演習に取り組む  2.0 
3 事前   前回の確認  2.0 
授業   工業簿記の勘定連絡②(製造活動から販売活動・商業簿記との関連) 
事後   復習-未消化の演習に取り組む  2.0 
4 事前   前回の確認  2.0 
授業   原価要素に関する記帳①(材料に関する記帳) 
事後   復習-未消化の演習に取り組む  2.0 
5 事前   前回の確認  2.0 
授業   原価要素に関する記帳②(労務費に関する記帳) 
事後   復習-未消化の演習に取り組む  2.0 
6 事前   前回の確認  2.0 
授業   原価要素に関する記帳③(経費に関する記帳) 
事後   復習-未消化の演習に取り組む  2.0 
7 事前   前回の確認  2.0 
授業   個別原価計算①(製造間接費の配賦) 
事後   復習-未消化の演習に取り組む  2.0 
8 事前   前回の確認  2.0 
授業   個別原価計算②(原価の集計と原価計算表の作成) 
事後   復習-未消化の演習に取り組む  2.0 
9 事前   前回の確認  2.0 
授業   部門別個別原価計算①(部門別集計) 
事後   復習-未消化の演習に取り組む  2.0 
10 事前   前回の確認  2.0 
授業   部門別個別原価計算②(製造部門費の予定配賦) 
事後   復習-未消化の演習に取り組む  2.0 
11 事前   前回の確認  2.0 
授業   個別原価計算に関するまとめ、小テスト① 
事後   ここまでの総復習(テキストの読み返し)  2.0 
12 事前   前回の確認  2.0 
授業   総合原価計算①(個別原価計算との違いと月末仕掛品の評価) 
事後   復習-未消化の演習に取り組む  2.0 
13 事前   前回の確認  2.0 
授業   総合原価計算②(原価計算表の作成と減損処理) 
事後   復習-未消化の演習に取り組む  2.0 
14 事前   前回の確認  2.0 
授業   総合原価計算③(組別・工程別総合原価計算) 
事後   復習-未消化の演習に取り組む  2.0 
15 事前   前回の確認  2.0 
授業   総合原価計算④(等級別計算・仕損、作業くずの処理) 
事後   復習-未消化の演習に取り組む  2.0 
16 事前   前回の確認  2.0 
授業   総合原価計算に関するまとめ、小テスト② 
事後   ここまでの総復習(テキストの読み返し)  2.0 
17 事前   前回の確認  2.0 
授業   標準原価計算①(原価標準の設定・記帳の手順) 
事後   復習-未消化の演習に取り組む  2.0 
18 事前   前回の確認  2.0 
授業   標準原価計算②(実際原価計算との比較・差異分析) 
事後   復習-未消化の演習に取り組む  2.0 
19 事前   前回の確認  2.0 
授業   標準原価計算③(勘定記入(パーシャルプラン・シングルプラン)) 
事後   復習-未消化の演習に取り組む  2.0 
20 事前   前回の確認  2.0 
授業   直接原価計算①(直接原価計算の意義と全部原価計算との違い) 
事後   復習-未消化の演習に取り組む  2.0 
21 事前   前回の確認  2.0 
授業   直接原価計算②(固定費調整・損益分岐点分析・安全余裕率) 
事後   復習-未消化の演習に取り組む  2.0 
22 事前   前回の確認  2.0 
授業   標準原価計算・直接原価計算のまとめ、小テスト③ 
事後   ここまでの総復習(テキストの読み返し)  2.0 
23 事前   前回の確認  2.0 
授業   工業簿記における財務諸表の作成 
事後   復習-未消化の演習に取り組む  2.0 
24 事前   前回の確認  2.0 
授業   工場会計の独立 
事後   復習-未消化の演習に取り組む  2.0 
25 事前   前回の確認  2.0 
授業   個別原価計算に関する一連取引 
事後   復習-未消化の演習に取り組む  2.0 
26 事前   前回の確認  2.0 
授業   総合原価計算に関する一連取引 
事後   復習-未消化の演習に取り組む  2.0 
27 事前   前回の確認  2.0 
授業   標準原価計算に関する発展問題 
事後   復習-未消化の演習に取り組む  2.0 
28 事前   前回の確認  2.0 
授業   直接原価計算に関する発展問題 
事後   復習-未消化の演習に取り組む  2.0 
29 事前   前回の確認  2.0 
授業   まとめ①、小テスト④ 
事後   これまでの演習の誤答部分を確認  2.0 
30 事前   前回の確認  2.0 
授業   まとめ②および定期試験相当試験(兼 小テスト⑤) 
事後   事後レポート  2.0 
授業科目に関連する実務経験の内容とその経験を活かした授業の展開
 前職(高等学校商業科教員)で培った、科目「簿記」「財務会計」「原価計算」の指導経験や、簿記部顧問として高度な資格取得に取り組んだ経験を活かし、計画的かつ意欲的に学べるよう、教材の精選や無理の無い運営を行いたい。 
成績評価の基準と方法
課題に対するフィードバックの方法
 定期テスト(50%) 小テスト(30%) 関心・意欲態度(20%)を基本に行う。 
テキスト
No 著者名 書籍名 出版社 ISBN/ISSN
1. TAC株式会社編  『合格テキスト日商簿記2級工業簿記Ver10.0』  TAC出版   
2. TAC株式会社編  『合格トレーニング日商簿記2級工業簿記Ver10.0』  TAC出版   
参考文献
No 著者名 書籍名 出版社 ISBN/ISSN
1. 特に指定しない       
関連ページ
備考
 本科目は、科目「簿記Ⅱ」および「簿記Ⅲ」と並行履修を原則とする。
 科目の特性上、講義への出席を重視(80%出席)する。また、講義への参加姿勢に問題があると判断したときは、退室を求め、以後の講義への出席を認めないこともあります。
 商業簿記の学習と並行するため、欠席や遅刻、疑問や課題の放置は大きく影響します。オフィスアワーの活用を心掛けてください。
 履修登録にかかるガイダンス、第1回目の講義には必ず参加し、様々な確認を行うこと。但し、履修希望者多数(75名以上)の場合は履修制限を行う。科目「簿記Ⅱ」履修者、日商簿記検定3級合格者、2年次以降会計コース履修希望者の順で選抜する。 
教員e-mailアドレス
saka0512あっとまーくsgu.ac.jp 
オフィスアワー
新札幌キャンパス511研究室 火・木曜 10:50~12:20  ☆メール予約を優先します。 
画像
ファイル


PAGE TOP