授業のねらい
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本講義では、Java言語を用いたプログラミングの基礎を学習します。開発環境としてはEclipse(エクリプス)という統合開発環境(ソフト)を用います。Java言語は、スマートフォン・アプリやネットオークションなどのWebアプリケーションの開発など、様々な場面に使われています。しかし、いきなりそういった先端の応用プログラミングを理解する事はなかなか困難です。実践レベルに到達する近道は、やはり、基礎事項をしっかりと積み上げて行くことです。そこで、本講義でもプログラミングの基礎を理解することにねらいを置いています。特に、このプログラミングⅠで学習する内容は、Java言語に限らずプログラミング言語一般に共通する事項が大半を占める事になります。ですから、C++言語などの他の言語に興味のある人にも、プログラミング入門として役に立つはずです。
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履修者が到達すべき目標
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具体的な到達目標として以下の点を掲げます。 ・Java言語を用いたプログラミング開発の仕方を身につける。 ・演習課題を通じて、プログラムの動作の仕組みを理解する。 ・プログラミングによってどのような処理ができるのか、そのイメージを持てるようになる。 ・以上を通じて、CUPコースにおけるプログラミング関連科目(プログラミングII、データ構造とアルゴリズム論、ソフトウェア制作論)の学習の前提となる基礎知識を身につける。
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授業の進め方 学修上の助言
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本講義は、講義形式による説明は最小限にとどめ、配布するオリジナルテキストにしたがって各自が学習を進め課題を提出するという演習形式を主体とした形で行われます。これまでの経験から、「プログラミング」は受講生の進度に大きな差が生ずる傾向があります。そのため、画一的な講義形式で学習を進めることは効率的ではありません。そこで、受講生が個々の理解度に応じて学習を進められる環境が望ましいとの観点からこのような形態をとっているのです。この形態を可能とするため、学習内容と演習課題は全て配布テキストに詳細に記述するようにします。それを読めば学習を進められるはずです。そして、皆の質問等には、先輩であるSA(学生教育補助員)が当たってくれます。テキストには、「基礎課題」と「応用課題」の2種類が用意されているので、各課題が完了したらMoodle上の所定の課題に解答し、正解したら次に進む、という形で、学習を進めて行きます。学習の目安となる進度については、毎週の講義冒頭に目標進度として示します。それを参考に、自分の進行が遅れがちな場合は、講義以外の空き時間を使って、目標進度から遅れないよう学習して下さい。なお、毎週のプログラミングを単なる作業としてこなしていては、応用力を伴った真の力はつきません。そこで、学習の具体的目標を与えるべく、学期の中間と最後に理解度確認テストを行います。各自、自分の力を向上させるため、積極的に取り組んで欲しいと思います。 なお、ノートPCを所持している学生には所定のシステムをインストールできるよう準備し、自宅等でプログラミング学習できるよう便宜を図ります。そうして所定の期限内にMoodle上の課題に解答すれば出席とみなします。このように、希望する学生はオンラインで学習ができるようにします(詳細は1回目の講義で説明します)。
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アクティブ・ラーニングの要素の有無
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毎回、プログラム作成からなる課題に取り組み、その結果をMoodle上の所定の課題に解答する形で学習を進めます。
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ICTを活用した双方向型授業の有無
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講義時間外に質問等があれば、森田宛のメールで対応します。
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授業内容・計画
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回数
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授業、事前・事後学修の内容
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時間
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1
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事前
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シラバス記載内容の確認
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2.0
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授業
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ガイダンス
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事後
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ガイダンスで指示した事項の確認
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2.0
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2
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事前
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テキスト該当箇所の熟読
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2.0
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授業
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第1章「Eclipseの概要」+第2章「フレームのデザイン」①
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事後
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学習内容の復習(チェックできなかった課題作成を含む)
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2.0
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3
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事前
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テキスト該当箇所の熟読
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2.0
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授業
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第2章「フレームのデザイン」②
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事後
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学習内容の復習(チェックできなかった課題作成を含む)
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2.0
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4
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事前
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テキスト該当箇所の熟読
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2.0
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授業
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第3章「イベントとイベントハンドラ」
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事後
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学習内容の復習(チェックできなかった課題作成を含む)
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2.0
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5
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事前
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テキスト該当箇所の熟読
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2.0
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授業
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第4章「変数と型」1 整数型変数と文字列型変数
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事後
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学習内容の復習(チェックできなかった課題作成を含む)
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2.0
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6
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事前
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テキスト該当箇所の熟読
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2.0
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授業
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第4章「変数と型」2 実数型変数と定数
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事後
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学習内容の復習(チェックできなかった課題作成を含む)
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2.0
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7
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事前
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テキスト該当箇所の熟読
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2.0
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授業
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第4章「変数と型」3 論理型変数と配列
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事後
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学習内容の復習(チェックできなかった課題作成を含む)
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2.0
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8
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事前
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これまでの学習の復習
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2.0
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授業
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第1回理解度確認テストとテストに関連した課題
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事後
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正答できなかった箇所を中心とした復習
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2.0
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9
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事前
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テキスト該当箇所の熟読
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2.0
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授業
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第5章「制御命令」1 分岐処理1 2分岐処理(if~else文)
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事後
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学習内容の復習(チェックできなかった課題作成を含む)
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2.0
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10
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事前
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テキスト該当箇所の熟読
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2.0
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授業
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第5章「制御命令」2 分岐処理2 多分岐処理1(if~else if~文)
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事後
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学習内容の復習(チェックできなかった課題作成を含む)
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2.0
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11
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事前
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テキスト該当箇所の熟読
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2.0
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授業
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第5章「制御命令」3 分岐処理3 多分岐処理2(switch文)
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事後
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学習内容の復習(チェックできなかった課題作成を含む)
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2.0
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12
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事前
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テキスト該当箇所の熟読
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2.0
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授業
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第5章「制御命令」4 繰り返し処理1(for文)
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事後
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学習内容の復習(チェックできなかった課題作成を含む)
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2.0
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13
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事前
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テキスト該当箇所の熟読
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2.0
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授業
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第5章「制御命令」5 繰り返し処理2(カウント用変数を使ったプログラム)
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事後
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学習内容の復習(チェックできなかった課題作成を含む)
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2.0
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14
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事前
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テキスト該当箇所の熟読
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2.0
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授業
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第5章「制御命令」6 繰り返し処理3 (回数の決まってない繰り返し-while文)
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事後
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学習内容の復習(チェックできなかった課題作成を含む)
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2.0
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15
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事前
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これまでの学習の復習
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2.0
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授業
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第2回理解度確認テストとまとめ
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事後
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第2回理解度確認テスト結果の確認
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2.0
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授業科目に関連する実務経験の内容とその経験を活かした授業の展開
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成績評価の基準と方法 課題に対するフィードバックの方法
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毎週の所定の期限内に提出する基礎課題が50%、2回行うテストの平均点が50%、で成績をつけます。応用課題については、1題提出するごとに1点加点します。 例えば基礎課題を全て提出し、テストの平均点が50点、応用課題を5題提出した場合は、 成績=50+25+5=80 となります。
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テキスト
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No
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著者名
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書籍名
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出版社
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ISBN/ISSN
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1.
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『オリジナルテキストを配布します。それ以外のテキストは使用しません。』
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参考文献
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No
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著者名
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書籍名
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出版社
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ISBN/ISSN
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1.
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宮本 信二
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『Eclipse 4.3 完全攻略』
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SBクリエイティブ
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78-4797375374
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関連ページ
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備考
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1.本講義の履修を希望する学生は必ず1回目の講義に出席して下さい。履修希望者が受け入れ人数を超えた場合は、第1回講義の出席者の中から受講者を確定しますので十分注意して下さい。 2.「プログラミングII」の履修を希望する学生は本科目の修得が必須です。また、「データ構造とアルゴリズム論」および「ソフトウェア制作論」も本科目の内容を前提として学習を進めますので、同様に本科目の修得が必須になります。 3.本科目で学習する内容は、情報処理技術者試験の中の「ITパスポート試験」および「基本情報技術者試験」のテクノロジ系にある「アルゴリズムとプログラミング」分野に該当します。これらの資格取得を希望する学生は受講すると役立ちます。 4.毎週の目標進度から大幅に遅れている学生には適宜注意します。
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教員e-mailアドレス
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オフィスアワー
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月曜日の昼休み(12:30~13:00) 水曜日の昼休み(12:30~13:00) 場所:いずれも森田研究室(S-502)
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画像
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ファイル
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