シラバス参照

講義名 日本経済論I 
英文科目名 Japanese Economy I 
科目ナンバー JK0EXP3238,GQ0EXP3218 
担当者

南川 高範

科目群 専門科目 
対象学年 3年 
単位数
開講期間 前期 
曜日・時限・教室 前期 金曜日 4講時 遠隔授業



授業のねらい
本講義を受講する意義は、日本経済を理解できるということである。日本経済の理解のために、この講義がとるのは、いま日本の経済が抱える課題を理解したうえで、その現状に至る経緯を戦後復興経済までさかのぼり理解するということである。 特に平成不況やアベノミクスなど最近の出来事は、学生の記憶に新しい内容であり、そこに至る経緯という形で歴史をさかのぼるという方法を取る。歴史的経緯を重視して日本経済を理解することがこの講義を受講する意義である。 
履修者が到達すべき目標
・日本経済が抱える課題について理解すること。
・日本経済の歴史をブロックごとに整理し、その特徴を理解すること。
・日本のマクロ経済政策について理解すること。 
授業の進め方
学修上の助言
【授業の進め方】
授業はオンライン形式でありMoodleを通じて配布するファイルによる受講と、課題の提出により行う。ファイルの冒頭で提示される前回の復習課題の提出をもって出席を確認する。
【学修上の助言】
各回冒頭の復習問題のために、講義後の資料の見直しを行うことが必要である。 
アクティブ・ラーニングの要素の有無
なし 
ICTを活用した双方向型授業の有無
感染予防のために、オンラインの講義を行う。 
授業内容・計画
回数 授業、事前・事後学修の内容 時間
1 事前   ミクロ経済学とマクロ経済学の違いについて他者に説明できるようにしておく  2.0 
授業   日本経済のキーワードと経済規模 
事後   日本のGDPと経済成長率、景気循環について確認する  2.0 
2 事前   経済規模から日本の特徴を理解する手順を他者に説明できるようにしておく  2.0 
授業   日本経済の概観①(インフレーションと経済の混乱) 
事後   日本でインフレーションが起こった時期について復習しておく  2.0 
3 事前   インフレーションが経済にもたらす効果を他者に説明できるようにしておく  2.0 
授業   日本経済の概観②(デフレーションと失業) 
事後   日本でデフレーションが起こった時期について復習しておく  2.0 
4 事前   デフレーションが経済にもたらす効果を他者に説明できるようにしておく  2.0 
授業   日本経済の概観③(日本の財政) 
事後   日本の財政が抱える問題について復習しておく  2.0 
5 事前   日本の財政状況について他者に論じられるようにしておく  2.0 
授業   日本経済の概観④(日本銀行と金融政策) 
事後   日本銀行の役割について確認する  2.0 
6 事前   日本銀行が行う金融政策について他者に説明できるようにしておく  2.0 
授業   いま日本が抱える問題 
事後   人口減少と日本経済の課題について確認しておく  2.0 
7 事前   日本の経済が抱える課題について他者に説明できるようにしておく  2.0 
授業   アベノミクス 
事後   三本の矢の政策について確認する  2.0 
8 事前   アベノミクスとは何かを他者に説明できるようにしておく  2.0 
授業   世界金融危機 
事後   世界金融危機が起こった背景を確認する  2.0 
9 事前   世界金融危機が日本にもたらした変化について他者に説明できるようにしておく  2.0 
授業   平成不況(バブル崩壊) 
事後   平成不況の特徴について確認する  2.0 
10 事前   バブル崩壊後の日本経済がどのようなものかに対する自分なりの回答を用意しておく  2.0 
授業   バブル経済 
事後   バブル経済の特徴を確認する  2.0 
11 事前   バブル経済がいつからいつまで何をきっかけに発生したかを理解しておく  2.0 
授業   安定成長期 
事後   安定成長期の特徴を確認する  2.0 
12 事前   安定成長期がいつからいつまで何をきっかけに発生したかを理解しておく  2.0 
授業   高度経済成長 
事後   高度経済成長期の特徴を確認する  2.0 
13 事前   高度経済成長期がいつからいつまで何をきっかけに発生したかを理解しておく  2.0 
授業   戦後経済と復興 
事後   戦後経済の特徴を理解する  2.0 
14 事前   日本経済が戦後復興を遂げた要因は何かについて自分なりの回答を用意しておく  2.0 
授業   日本経済の基盤 
事後   江戸時代から戦前まで日本経済の基盤を作ったものが何かを理解する  2.0 
15 事前   日本経済の各期間の特徴を一行で説明できるようにしておく  2.0 
授業   改めて日本経済の現状を考える 
事後   日本経済の歴史的背景とキーワードについて整理しておく  2.0 
授業科目に関連する実務経験の内容とその経験を活かした授業の展開
シンクタンクにおける業務で、一時期、日本のイノベーション政策について調査をするプロジェクトに携わっていた。 
成績評価の基準と方法
課題に対するフィードバックの方法
毎回の復習テストを全体の20%、15回の授業後の小テストを80%として成績を評価する。 
テキスト
No 著者名 書籍名 出版社 ISBN/ISSN
1. 櫻井宏二郎  『日本経済論史実と経済学で学ぶ』  日本評論社  978-4-535-55720-8 
参考文献
関連ページ
備考
この講義は、マクロ経済学Ⅰとマクロ経済学Ⅱの受講を前提として考えている。 
教員e-mailアドレス
minamitk@sgu.ac.jp 
オフィスアワー
月曜日5講 
画像
ファイル


PAGE TOP