シラバス参照

講義名 心理学統計法 
英文科目名 Psychological Statistics 
科目ナンバー DH0SEM2204,DF0BAS2113,F00BAS2118 
担当者

久藏 孝幸

科目群 専修基礎科目 
対象学年 2年 
単位数
開講期間 前期 
曜日・時限・教室 前期 金曜日 2講時 E-302教室



授業のねらい
皆さんが人間の心理学的な真実について調べたいと思う時に、心理学研究法Aの方法論によってデータを得ることができます。しかし得られたデータはそのままではただのデータです。それらを、様々な記述統計量により、データの特徴を一目でわかるようにしなければなにがなんだかわかりません。うまくデータをわかりやすくまとめることができたとしても、しかし、研究はそこでは終わりません。その得られたデータから見られる特徴が、偶然生じている単なる誤差なのかあるいは意味ある特徴なのかを判別しなければなりません。心理学研究法Bではそのために必要な心理学で用いられる統計手法を学び、統計に関する基礎的な知識を深めていきます。そうすることで、データの意味を判別していくための方法論を習得します。 
履修者が到達すべき目標
大きく分けると以下のようになります。
○心理学で用いられる統計手法を学ぶ
○統計に関する基礎的な知識を学ぶ
ということになります。これらを学ぶことで、
①心理学研究を行う上で必要な統計学的な方法論について詳しくなって、基礎統計学・推測統計学を理解してほしいです。また、
②心理学研究を行う上で必要な多変量解析等の方法論についても、知ってほしいです。

細かく各論として言うと以下のようになります。
・基礎的な記述統計の復習をしてしっかり理解する
・点推定や区間推定について学ぶ
・仮説検定のロジックについて学ぶ
・t検定について学ぶ、対応のあるt検定について学ぶ
・一要因の分散分析について学ぶ
・二要因の分散分析について概略を学ぶ
・多重比較を学ぶ、多重検定の問題を学ぶ
・ノンパラメトリックな手法、カイ二乗検定について学ぶ
・相関係数と無相関検定について学ぶ
・因子分析や回帰分析など多変量解析について学ぶ
・時間的猶予があればFDR、効果量やベイズ統計学によるモデル構築について学ぶ 
授業の進め方
学修上の助言
毎回プリントを配ります。
たくさん計算をします。手を動かさないとたぶんわからなくなるでしょう。いつもの学生さんは、わからないけど何度もやっているうちにわかるようになって驚いた、という方が複数いますから、数学が苦手な方も最後まで耐えてしぶとくついてきてくださると、単位取得に繋がると思います。
途中からみなさんのお持ちのスマホ、iPad、andoroid端末、パソコンなどをネットにつないで、Web上から使える統計ソフトを活用する実習を授業時間の中に取り入れていきます。皆さんの端末から通信料金がかからないように、学内LANにつなぐ設定は済ませておいて下さい。 
アクティブ・ラーニングの要素の有無
なし 
ICTを活用した双方向型授業の有無
みなさんから仮のデータをいただいて因子分析、また時間があればテキスト解析などのデモンストレーションを行います。/状況次第では遠隔授業になる場合があります 
授業内容・計画
回数 授業、事前・事後学修の内容 時間
1 事前   高校レベルの確率統計について復習しておくこと  2.0 
授業   記述統計と推測統計について 
事後   レジュメを復習すること  2.0 
2 事前   レジュメを予習して必要な数学的技術を確認しておくこと
レジュメを予習すること 
授業   点推定と区間推定?母集団を考える 
事後   レジュメの復習、及び授業で扱った練習問題をくり返し復習すること 
3 事前   レジュメを予習して必要な数学的技術を確認しておくこと 
授業   区間推定を計算できるようにする 
事後   レジュメの復習、及び授業で扱った練習問題をくり返し復習すること 
4 事前   レジュメを予習して必要な数学的技術を確認しておくこと 
授業   仮説検定の考え方について 
事後   レジュメの復習、及び授業で扱った練習問題をくり返し復習すること 
5 事前   レジュメを予習して必要な数学的技術を確認しておくこと 
授業   t検定 対応のない場合と対応のある場合 
事後   レジュメの復習、及び授業で扱った練習問題をくり返し復習すること 
6 事前   レジュメを予習して必要な数学的技術を確認しておくこと 
授業   t検定 対応のない場合と対応のある場合 
事後   レジュメの復習、及び授業で扱った練習問題をくり返し復習すること 
7 事前   レジュメを予習して必要な数学的技術を確認しておくこと 
授業   t検定 対応のない場合と対応のある場合 
事後   レジュメの復習、及び授業で扱った練習問題をくり返し復習すること 
8 事前   レジュメを予習して必要な数学的技術を確認しておくこと 
授業   一要因の分散分析 
事後   レジュメの復習、及び授業で扱った練習問題をくり返し復習すること 
9 事前   レジュメを予習して必要な数学的技術を確認しておくこと 
授業   多重比較 
事後   レジュメの復習、及び授業で扱った練習問題をくり返し復習すること 
10 事前   レジュメを予習して必要な数学的技術を確認しておくこと 
授業   被験者内要因と被験者間要因 
事後   レジュメの復習、及び授業で扱った練習問題をくり返し復習すること 
11 事前   レジュメを予習して必要な数学的技術を確認しておくこと 
授業   二要因の分散分析と交互作用 
事後   レジュメの復習、及び授業で扱った練習問題をくり返し復習すること 
12 事前   レジュメを予習して必要な数学的技術を確認しておくこと 
授業   ノンパラメトリック検定 
事後   レジュメの復習、及び授業で扱った練習問題をくり返し復習すること 
13 事前   レジュメを予習して必要な数学的技術を確認しておくこと 
授業   相関係数・無相関検定 
事後   レジュメの復習、及び授業で扱った練習問題をくり返し復習すること 
14 事前   レジュメを予習して必要な数学的技術を確認しておくこと 
授業   多変量解析(因子分析と回帰分析) 
事後   レジュメの復習、及び授業で扱った練習問題をくり返し復習すること 
15 事前   レジュメを予習して必要な数学的技術を確認しておくこと 
授業   落ち穂拾い 
事後   レジュメの復習、及び授業で扱った練習問題をくり返し復習すること 
授業科目に関連する実務経験の内容とその経験を活かした授業の展開
なし 
成績評価の基準と方法
課題に対するフィードバックの方法
ミニレポートやその他の提出物評価です。 
テキスト
参考文献
No 著者名 書籍名 出版社 ISBN/ISSN
1. サトウタツヤ  『心理調査の基礎』  有斐閣  4641174288 
2. 南風原 朝和  『心理統計学の基礎』  有斐閣  4641121605 
関連ページ
1. 教育研究業績  http://researchmap.jp/read0137558   
備考
最初は手計算だけで大丈夫ですが、予定では5月くらいからスマホか何かでネットにつないで皆さんに計算してもらう予定です。スマホ、iPadやandroid端末、パソコン等、いずれにしてもネットにつながるものを用意しておいて下さい。何にもない人は、情報処理センターから借りられるようにしますから、それは授業中にアナウンスします。
これまで、わからなくても諦めずにしぶとく授業に出ている人は単位をとれている傾向が見えます。わかる人はそれでよし、わからない人は懸命にわかるに近づこうと努力し続けるといいことがあるかもしれません。もちろんオフィスアワー等活用して下さい。 
教員e-mailアドレス
hisakuraあっとまーくsgu.ac.jp 
オフィスアワー
随時(要メール連絡) 
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