シラバス参照

講義名 精神保健福祉援助演習(基礎) 
英文科目名 Seminar-Psychiatric Social Work (Basic) 
科目ナンバー  
担当者

定平 憲之

中村 裕子

望月 和代

科目群 専修科目 
対象学年 3年 
単位数
開講期間 後期 
曜日・時限・教室 後期 火曜日 3講時 A-215演習室(Active Learning教室)



授業のねらい
 精神保健福祉援助の知識と技術に係る他の科目との関連性も視野に入れつつ、精神障害者の生活や生活上の困難について把握し、精神保健福祉士に求められる相談援助に係る基礎的な知識と技術について、次に掲げる方法を用いて、実践的に習得するとともに、専門的援助技術として概念化し理論化し体系立てていくことができる能力を涵養する。
1相談援助に係る基礎的な知識と技術に関する具体的な実技を用いて学ぶ。
2個別指導及び集団指導を通して、地域福祉の基盤整備と開発に係る具体的な相談事例を体系的にとりあげる。 
履修者が到達すべき目標
 基本的な対人援助技術の習得と精神保健福祉士に求められる専門的援助技術やコミュニケーション技術、リハビリテーション技法等について、ロールプレイや事例検討などの演習を通して、具体的な援助技術を学ぶと共に、精神保健福祉士としての職業倫理についての理解を深める。
 援助者としての視点や感性を身につけるために、自己を振り返り(自己理解)、相手の立場に立つ(他者理解)ことの演習を通して、自己覚知を拡大深化させるための学習を行う。
学生自身が主体的に考え、学習し、行動する態度を身につけることを目標とする。 
授業の進め方
学修上の助言
 この科目では、自己理解、他者理解を深めるとともに、精神科病院の見学や地域アセスメント等、現場に出向いての学習も実施する。
 また、事例検討やロールプレイを通して援助技術の実際を体験し、グループ学習を中心にグループディスカッションを行う。議論し合う形で学習を進めるので、積極的な報告や発言をすることをこころがけるようにする。
 事前学習としては、次回の講義で取り上げる内容に必要な知識を事前に調べておくことや、地域に関する情報を、グループであらかじめ収集しておくようにする。それが授業の内容を深化させ、資格に必要な援助技術を習得することにもつながる。
 事後学習は、講義の中で得た知識を精神保健福祉士の国家試験と関連させて学び直し、確実な知識として身につけるようにする。
 この科目は精神保健福祉士受験資格のための指定科目の一つであり、今後の現場実習に向けて真摯に取り組む姿勢や態度が求められる他、日常の自己管理や健康管理の志向も重要とされる。 
アクティブ・ラーニングの要素の有無
 有:対人援助の専門技術やコミュニケーション等の技術や技法、職業倫理等について、ロールプレイやグループでの事例検討やディスカッションなどを通して学ぶ。 
ICTを活用した双方向型授業の有無
なし 
授業内容・計画
回数 授業、事前・事後学修の内容 時間
1 事前   精神保健福祉士とは何かについてレポートを作成する  2.0 
授業   オリエンテーション
精神保健福祉援助演習の意義 
事後   ソーシャルワーカーの視点について確認する  2.0 
2 事前   自己のジェノグラムとエコマップを作成する  2.0 
授業   自己理解と他者理解のための演習 
事後   ジェノグラムとライフストーリーを復習する  2.0 
3 事前   社会人としてのマナーについて事前学習をしておく  2.0 
授業   社会人としての基礎を学ぶ
精神科病院の見学の心得と準備
実習要項について説明する 
事後   実習要項を熟読する  2.0 
4 事前   実習や見学におけるマナー、振舞い等について確認しておく  2.0 
授業   精神科医療機関の見学   
事後   見学を振返り、概要等をレポートにまとめる  2.0 
5 事前   自分の出身地について社会診断を行う  2.0 
授業   自分の出身地の社会診断についての発表 
事後   社会診断について復習する  2.0 
6 事前   精神科医療機関の見学についての発表の準備をする  2.0 
授業   精神科医療機関の見学についての発表 
事後   精神科医療機関について復習する  2.0 
7 事前   専門職としての姿勢や態度についてキーワードをまとめておく  2.0 
授業   専門職としての態度と共感的理解の習得 
事後   専門職としてのあるべき態度や共感とは何か、振返りを行う  2.0 
8 事前   配布した実習要項の実習の準備や進め方について確認しておく  2.0 
授業   実習現場の理解のための演習
実習現場のその概要と特徴を掴む 
事後   実習機関を調べ、自分の希望する機関を考える  2.0 
9 事前   実習報告会での質問事項を考える  2.0 
授業   4年生の実習報告会及び交流会に参加する 
事後   自分の実習課題と報告会の所感等をまとめる  2.0 
10 事前   実習に向けて、必要な準備を確認しておく  2.0 
授業   4年生の実習報告会についての意見交換 
事後   実習に必要な知識、技術、そのめに必要な事前学習についてまとめる  2.0 
11 事前   対人援助に必要なコミュニケーションスキルについて事前学習をする  2.0 
授業   グループワークを通じソーシャルワーカーとしてのコミュニケーションを身につける 
事後   ソーシャルワーカーの情報収集・整理・伝達の技術についてまとめる  2.0 
12 事前   事例検討の方法について事前学習をする  2.0 
授業   事例を検討する(病院①) 
事後   検討した事例を振返り、まとめる  2.0 
13 事前   検討する事例の課題を考えておく  2.0 
授業   事例を検討する(病院➁) 
事後   検討した事例を振返り、まとめる  2.0 
14 事前   実習の個人票を作成する  2.0 
授業   事例を検討する(地域) 
事後   検討した事例を振返り、まとめる  2.0 
15 事前   実習先の見学について必要な事項をまとめておく  2.0 
授業   まとめ:これまで学んだ専門知識や技術、価値、援助観等についての振返り、まとめる 
事後   実習先の事前訪問の準備を行う
地域の福祉事業所の見学のための準備を始める 
2.0 
授業科目に関連する実務経験の内容とその経験を活かした授業の展開
実務経験について
①望月:1981年4月からソーシャルワーカーとして、精神科病院や精神科のクリニックに勤務してきた。1997年に精神保健福祉士の資格を取得し、その後も引き続き、精神科医療機関や保護観察所(法務省の機関)において、精神障害者の生活支援や就労支援等に従事しながら、各大学及び養成校の精神保健福祉士の実習を受け入れ、後進の指導にも従事した。その知識や経験を生かして、実践での事例等も示しながら、授業を展開したいと考えている。
②中村:2001年より約8年間精神保健福祉士、約5年間社会福祉士として医療機関や包括支援センターに勤務してきた。この間、障害者及び高齢者の生活支援や就労支援に従事し、各大学及び養成校の精神保健福祉援助実習を受け入れ、後進の指導に当たっていた。また専門学校において、精神保健福祉士の養成を行ってきた経験もあり、講義ではその知見を生かし、実際の事例などを交えながら授業展開を行っていく。
③定平:1989年4月からソーシャルワーカーとして、13年間精神科病院で勤務してきた。1997年に精神保健福祉士の資格を取得し、その後も引き続き、精神科病院で勤務した後、精神保健福祉士一般養成施設において17年間精神保健福祉士の養成教育を行ってきた。講義ではその知見を活かし、実践での事例等も示しながら授業を展開したいと考えている。 
成績評価の基準と方法
課題に対するフィードバックの方法
 平常の受講態度と出席状況(50%)、課題の提出状況(50%)によって評価する。
 4回以上の欠席は履修放棄として、単位だけでなく実習の取りやめについても検討するので
注意すること。 
テキスト
No 著者名 書籍名 出版社 ISBN/ISSN
1.   『適宜印刷して配布する。』     
参考文献
No 著者名 書籍名 出版社 ISBN/ISSN
1. 新版 精神福祉士養成セミナー  『7 精神保健福祉援助演習[基礎][専門]』  へるす出版  ISBN978-4-89269-756-2 
2. 新・精神保健福祉士養成講座  『8 精神保健福祉援助演習(基礎・専門)』  中央法規  ISBN978-4-8058-3581-4 
3. その他参考文献は、授業の中で適宜紹介する。       
関連ページ
1. 日本精神保健福祉士協会  http://www.japsw.or.jp   
2. 教員研究業績  https://researchmap.jp/motta2   
備考
 対面授業を行いますので、感染予防対策(マスクの着用や検温等)を十分に取り、体調等について不安なことがあれば、教員に相談するようにしてください。
 テキストは指定しません。、適宜、資料をコピーしたり、参考資料等を紹介したりします。
 見学の日程等については、決まり次第、連絡をします。 
教員e-mailアドレス
望月:mochi14@sgu.ac.jp 中村:nakay@sgu.ac.jp 定平:sadahira@sgu.ac.jp 
オフィスアワー
望月:A館5階A523研究室、毎週火曜日11:30~12:30 
中村:A館5階A525研究室、毎週火曜日11:30~12:30 
定平:A館4階A424研究室、毎週火曜日11:30~12:30 
質問等は随時メールでも対応する。 
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