シラバス参照

講義名 証券市場論 
英文科目名 Securities Market Theory 
科目ナンバー  
担当者

玉山 和夫

科目群 基本科目群 
対象学年 2年 
単位数
開講期間 通年 
曜日・時限・教室 前期 火曜日 4講時 E-402教室
後期 火曜日 4講時



授業のねらい
証券市場・証券投資について科学的な理解を深めます。

投資理論とリスク回避の実際を理解しましょう。経済記事・ニュースを表面からばかりでなく、その背景から理解できるようになりましょう。

「貯蓄から投資へ」ということが唱えられていますが,実際のところはどうなのでしょうか?証券市場の世界的位置づけ,そして日本での位置づけとその違いから説き起こします。主なテーマは3つ。1.証券投資価値,2.証券投資のリスクとその管理,3.証券市場を機能させている各主体の役割と市場を取り巻く環境。これらに関わる理論を紹介すると同時に実態にも迫ります。また,金融資本市場における時事的な話題にも適宜言及し,臨場感をもって証券市場の理解に努めます。
ファイナンス入門Ⅱの展開科目ですが、重要な部分は復讐も兼ねて説明しなおします。また、担当教員著の教科書は、金融システム論、国際金融論、ファイナンシャル・プラン等の関連科目の参考書としても役立つはずです。 
履修者が到達すべき目標
日経新聞がほとんど読めるようになる。
できれば、記事に関してコメントができるようになる。

実際、就職の面接では、「今日の新聞記事で注目したことは?」といった質問はよく出ます。
そこでは、記事の内容を理解しさらに、それについての意見を求められれることになるでしょうから。 
授業の進め方
学修上の助言
前期中は、Moodleによる遠隔授業とします。
対面授業に戻ったのちは、毎回授業の最初の30分ほどは、当日または当日までの一週間に起こった金融上の出来事について解説します。経済・金融界の非常に大きな出来事があった場合は当日の授業の全てをその出来事の解説にあてます。金融は「生き物」ですから。現実と常に向き合って勉強していきます。
予習・復習については、このシラバスに従って、教科書で行ってください。小テストの内容を記録して、復習に役立ててください。 
アクティブ・ラーニングの要素の有無
無し 
ICTを活用した双方向型授業の有無
後期も、Moodleによる遠隔授業とし、毎回の小テストもMoodle上に示し、これに答えてもらいます。
小テストについては、対面授業になっても、Moodle上で継続します。 
授業内容・計画
回数 授業、事前・事後学修の内容 時間
1 事前   教科書201-203(株価変動)を予習する  2.0 
授業   市場のブラックスワン:証券価格は激変 
事後   株価変動の特性、季節性などを教科書で復習する  2.0 
2 事前   教科書の179から183ページ(先物)を予習する  2.0 
授業   先物取引:下落相場にどう対応? 
事後   差金決済、追証、限月と言った先物の用語について復習する  2.0 
3 事前   教科書183から187ページ(コール・オプション)を予習する  2.0 
授業   オプション取引:コール・オプション 
事後   権利行使価格、買う権利とは何か?オプションwrite 等について復習する、  2.0 
4 事前   教科書187-198ページ(プット・オプション)を予習する  2.0 
授業   オプション取引:プット・オプション 
事後   売る権利とは何か?プット・オプションの損益について復習する  2.0 
5 事前   教科書186-189ページ(日常生活の中のオプション)を予習する  2.0 
授業   日常にもあるオプション取引 
事後   コール・オプションは前金に似ていること、プット・オプションは保険ににていることを復習する  2.0 
6 事前   教科書176-197ページ(デリバティブ全般)を改めて予習  2.0 
授業   デリバティブのまとめとコラム 
事後   デリバティブの市場規模、ヘッジ・ファンドをは何か、個人向け国債とプットオプションに関して復習する  2.0 
7 事前   教科書209-210、257-259ページ(資源、オイルショック)を予習する  2.0 
授業   資源相場 
事後   資源相場のサイクルとその特徴について復習する  2.0 
8 事前   教科書210-214ページ(資源価格と株価)を予習する  2.0 
授業   資源相場と株価 
事後   一国の交易条件と株価の関連について、復習する  2.0 
9 事前   教科書215-218ページ(年金)を予習する  2.0 
授業   機関投資家の動き:公的年金 
事後   公的年金の運用が積極的になってきたことを復習する  2.0 
10 事前   教科書218-220ページを予習する  2.0 
授業   機関投資家の動き:企業年金 
事後   企業年金の動向を復習する  2.0 
11 事前   教科書220-225ページを予習する  2.0 
授業   機関投資家の動き:投信1 
事後   投信の基本を復習する  2.0 
12 事前   教科書225-228を予習する  2.0 
授業   機関投資家の動き:投信2 
事後   投信の種類について復習する  2.0 
13 事前   教科書165-167ページを予習する  2.0 
授業   世界の金融資本市場規模 
事後   市場規模の変遷を復習する  2.0 
14 事前   教科書198-200、207-208ページを予習する  2.0 
授業   産業構造と株式市場。株価の長期トレンド 
事後   経済活動と株式市場の関係について復習する  2.0 
15 事前   教科書158-231(株式投資全般)いnついて予習する  2.0 
授業   前期のまとめ 
事後   前期中の課題、総復習  2.0 
16 事前   教科書234-239ページ(ISバランスと経常収支)を予習する  2.0 
授業   国際金融と国内金融:国際収支から見る金融の世界的つながり 
事後   国内のISバランスが経常収支の決定要因であうことを復習する  2.0 
17 事前   教科書240-245ぺージ(国際収支表)を予習する  2.0 
授業   国際収支表の仕組み 
事後   経常収支と金融収支はバランスすることを復習する  2.0 
18 事前   教科書246-252(金本位制、ブレトンウッズ体制)を予習する  2.0 
授業   ブレトン・ウッズ体制:戦後の国際金融体制 
事後   戦後の初期国際通貨体制の発足過程と仕組について復習する  2.0 
19 事前   教科書253-259ページ(ニクソンショック、オイルショック)を予習する  2.0 
授業   ニクソン・ショックとオイル・ショック:アメリカが経常赤字へ 
事後   流動性ジレンマからニクソンショックへの過程とオイルショックについて復習する  2.0 
20 事前   教科書260-265ページ(レーガノミクス)を予習する  2.0 
授業   レーガノミックス:アメリカが純債務国へ 為替レートと国際投資 
事後   アメリカの双子の赤字、それの解消を目指したプラザ合意につき復習する  2.0 
21 事前   教科書266-272ページ(日本の不動産バブル)を予習する  2.0 
授業   失われた日本の20年:不動産バブル 
事後   プラザ合意とバブルの関係、不動産バブルの実態を復習する  2.0 
22 事前   教科書273-276ページ(バブルの株式市場)wo
教科書273-276ページ(株式市場のバブル)を予習する 
2.0 
授業   失われた日本の20年:株式市場 
事後   時価ベースの企業純資産と株価の関係、特金等につき復習する  2.0 
23 事前   教科書276-284ページ(バブル処理)を予習する  2.0 
授業   失われた日本の20年:バブル処理 
事後   バブルとバーゼルⅠの関係、不良債権処理の実態につき復習する  2.0 
24 事前   教科書285-294ページ(アジア通貨危機)を予習する  2.0 
授業   アジア通貨危機:国際通貨基金は敵か味方か 
事後   資本収支が起源の国際収支危機と、為替レートの変動制につき復習する  2.0 
25 事前   教科書295-298ページ(サブプライム問題)を予習する  2.0 
授業   サブ・プライム問題:アメリカの住宅バブル 
事後   RMBS, SIV, CDO, CDSと言った用語につき復習する  2.0 
26 事前   教科書297-300ページ(優先劣後構造)を予習する  2.0 
授業   サブ・プライム問題:証券化 
事後   シニア、メザニン、エクイティの構造と、その再証券化につき復習する  2.0 
27 事前   教科書300-304ページ(大手銀行の苦境)を予習する  2.0 
授業   サブ・プライム問題:銀行からの資金流出 
事後   債券のヘアカット拡大によるレポ取引の機能不全が大手銀行の破綻を招いた過程を復習する  2.0 
28 事前   教科書313-329ページ(欧州金融危機)を予習する  2.0 
授業   欧州金融危機 
事後   PIIGSの信用不安の実態につき復習する  2.0 
29 事前   教科書331-344ページ(バーゼル委員会の銀行自己資本規制)を予習する  2.0 
授業   バーゼル委員会 銀行自己資本規制 
事後   自己資本比率規制の功罪につき復習する  2.0 
30 事前   教科書234-344ページ(世界の金融資本市場)全般を読み直す  2.0 
授業   後期のまとめ 
事後   後期試験に向けた復習をする  2.0 
授業科目に関連する実務経験の内容とその経験を活かした授業の展開
担当者は、日本の証券会社で証券アナリスト、ストラテジストとして勤務した経験を有します。また、日本、日米合弁、欧州の資産運用会社でポートフォリオ・マネジャーおよびその部門責任者として、資産運用の実際に携わってきました。これら証券関係の業務に、通算16年間携わりました。また、金融の世界に入る以前は、5年間、製造業の輸出部門で海外顧客向け営業と、貿易実務に従事していました。 
成績評価の基準と方法
課題に対するフィードバックの方法
Moodleを使って、毎回、教科書に書いてある内容から、4問程度の小テストを行います。
前期の成績は、この小テストの合計点から総合評価します。
後期も前期に倣います。最終回のテストは少し問題を増やし、その評価比重も大きくします。 
テキスト
No 著者名 書籍名 出版社 ISBN/ISSN
1. 玉山和夫  『新・金融経済と証券投資』  中西出版  ISBN978-4-89115-321-2 
参考文献
関連ページ
1. 教育研究業績  http://researchmap.jp/read0052852   
備考
遅刻厳禁  
教員e-mailアドレス
tamayama@sgu.ac.jp 
オフィスアワー
3号館 L棟 3階 306 火曜日12時30分から13時00分 
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