シラバス参照

講義名 心理学(2) 
英文科目名 Psychology 
科目ナンバー  
担当者

河合 直樹

科目群 教養科目 
対象学年 1年 
単位数
開講期間 前期 
曜日・時限・教室 前期 金曜日 1講時 D-202教室



授業のねらい
本講義は次の2点を目的とする。

〇「心理学」とは、たいへん説明が難しい学問である。まず、歴史学や生物学などとはちがい、高校課程までに「心理学」なる科目は存在しない。そのうえ、心理学という、なんとも神秘的な響きもあいまって、往々にして盛大な誤解がつきまとう。そこで、まずはその誤解を解いたうえで、心理学の広大な世界(の一端)を学んでもらう。

〇昨今は「こころの時代」などと呼ばれ、心理学的なアプローチの必要性が叫ばれている。他方、よくよく考えてみれば、「こころ」ほど私たちにとって身近なものはない。この世に生を受けて以来、私たちは、日々いろいろな物事を見て、感じて、考えて、話している。その意味で私たちはすでに「こころの専門家」といってよい。それでもなお、「こころ」の大切さが叫ばれるのは、「見えているけど、気付いていないこと」「自覚はないけれど、実は実践していること」があまりに多いからである。自分自身や社会において「こころ」がどのように機能しているのかを、自分のことばで語ることができるようになってもらうことが、本講義の第2のねらいである。 
履修者が到達すべき目標
〇心理学理論による人の理解とその技法の基礎について理解する。
〇人の成長・発達と心理との関係について理解する。
〇日常生活と心の健康の関係について理解する。
〇心理的支援の方法と実際について理解する。 
授業の進め方
学修上の助言
【授業の進め方】
〇スライドおよび配布資料をもとに講義を行う。
〇学生への問いかけや、学生どうしの対話の時間をとることがある。積極的な参加を期待する。
〇授業の終盤に15分程度の時間をとり、感想や質問などを書いてもらう。(リアクションペーパー)
〇学生の興味・関心に応じて、講義内容を変更することがある。

【時間外学習】
〇シラバスに示したキーワードや、ニュース・新聞で報じられる心理的問題を、インターネット等で調べ、事前に関心を深めておくこと。
〇授業中に紹介する参考文献を読んだり、講義内容をもとに身近な心理現象を考察してみるなど、授業後の発展的な学習に努めること。

【学習上の助言】
〇わからないことや疑問に思ったことは、なるべく時間をおかずに調べたり、質問するとよい。仮に、そのとき解決・納得が得られなかったとしても、注いだ努力は財産となり、今後の学習に必ず良い影響をもたらす。 
アクティブ・ラーニングの要素の有無
なし 
ICTを活用した双方向型授業の有無
なし 
授業内容・計画
回数 授業、事前・事後学修の内容 時間
1 事前   シラバスを読む  2.0 
授業   〇「こころを科学する」とはどういうことか?(1)
  ~「こころ」の在り処~ 
事後   配布資料を復習する  2.0 
2 事前   心理学と聞いて連想することを1つ挙げ、それが心理学のなかでどのように研究されている(または研究されていない)かを調べる  2.0 
授業   〇「こころを科学する」とはどういうことか?(2)
  ~「こころ」をめぐる諸問題~ 
事後   配布資料を復習する  2.0 
3 事前   リアクションペーパーに対する教員からのコメント(別途配布)を読む  2.0 
授業   〇「血液型性格診断」は心理学なのか?(1)
  ~性格研究の歴史~
*人格心理学(パーソナリティ心理学) 
事後   配布資料を復習する  2.0 
4 事前   リアクションペーパーに対する教員からのコメント(別途配布)を読む  2.0 
授業   〇「血液型性格診断」は心理学なのか?(2)
  ~性格の測定法~
*人格心理学(パーソナリティ心理学) 
事後   配布資料を復習する  2.0 
5 事前   リアクションペーパーに対する教員からのコメント(別途配布)を読む  2.0 
授業   〇「血液型性格診断」は心理学なのか?(3)
  ~性格をめぐる論争~
*人格心理学(パーソナリティ心理学) 
事後   配布資料を復習する  2.0 
6 事前   リアクションペーパーに対する教員からのコメント(別途配布)を読む  2.0 
授業   〇「IQ」はどのくらい信用できるのか?(1)
  ~IQと心理測定の基礎~
*人格心理学(パーソナリティ心理学) 
事後   配布資料を復習する  2.0 
7 事前   リアクションペーパーに対する教員からのコメント(別途配布)を読む  2.0 
授業   〇「IQ」はどのくらい信用できるのか?(2)
  ~「IQ=頭の良さ」神話への挑戦~
*人格心理学(パーソナリティ心理学) 
事後   配布資料を復習する  2.0 
8 事前   リアクションペーパーに対する教員からのコメント(別途配布)を読む  2.0 
授業   〇先人は「愛」をどのように研究してきたのか?(1)
  ~愛着研究の歴史~
*発達心理学 
事後   配布資料を復習する  2.0 
9 事前   リアクションペーパーに対する教員からのコメント(別途配布)を読む  2.0 
授業   〇先人は「愛」をどのように研究してきたのか?(2)
  ~愛着をめぐる「あたりまえ」を疑う~
*発達心理学 
事後   配布資料を復習する  2.0 
10 事前   リアクションペーパーに対する教員からのコメント(別途配布)を読む  2.0 
授業   〇恋愛の心理学(1)
  ~アイデンティティのための恋愛~
*社会心理学、青年心理学、臨床心理学 
事後   配布資料を復習する  2.0 
11 事前   リアクションペーパーに対する教員からのコメント(別途配布)を読む  2.0 
授業   〇恋愛の心理学(2)
  ~多様な恋愛スタイルと恋愛研究~
*進化心理学、青年心理学、臨床心理学 
事後   配布資料を復習する  2.0 
12 事前   リアクションペーパーに対する教員からのコメント(別途配布)を読む  2.0 
授業   〇私たちは「合理的」に生きているのか?
  ~自販機の下に100円玉が転げ落ちたときに感じるあの「がっかり」感の正体~
*経済心理学(行動経済学)、認知心理学、社会心理学 
事後   配布資料を復習する  2.0 
13 事前   リアクションペーパーに対する教員からのコメント(別途配布)を読む  2.0 
授業   〇あなたに見えている風景は「本物」か?
  ~思い通りにならない視覚の世界~
*知覚心理学・認知心理学 
事後   配布資料を復習する  2.0 
14 事前   リアクションペーパーに対する教員からのコメント(別途配布)を読む  2.0 
授業   〇生き方を見つめる心理学
  ~ほんとうの共感とは何だろう?~
*臨床心理学・社会心理学 
事後   配布資料を復習する  2.0 
15 事前   リアクションペーパーに対する教員からのコメント(別途配布)を読む  2.0 
授業   〇総括と道案内
  ~講義全体のまとめと、扱いきれなかった分野の簡単な紹介~ 
事後   配布資料を復習する  2.0 
授業科目に関連する実務経験の内容とその経験を活かした授業の展開
実務経験なし 
成績評価の基準と方法
課題に対するフィードバックの方法
第2~15回の授業後に提出するリアクションペーパー(各5点×14回=70点)、ならびに期末レポート(30点)により評価する。

*先述の「時間外学習」の努力がみられるリアクションペーパーは高く評価する。
*盗用(コピペなど)をはじめとする不正行為が確認された場合、原則として、当該学生に対して本科目の単位を認定しない。 
テキスト
No 著者名 書籍名 出版社 ISBN/ISSN
1. 特に指定しない。       
参考文献
No 著者名 書籍名 出版社 ISBN/ISSN
1. サトウタツヤ・渡邊芳之  『心理学・入門:心理学はこんなに面白い』  有斐閣アルマ  4641124301 
関連ページ
備考
〇授業開始後30分以降に入室した者に対しては、原則、リアクションペーパーを配布しない。
〇他の履修生に対する迷惑行為(授業内容と関係のない私語、スマートフォン等によるゲーム・SNSなど)を固く禁ずる。悪質な場合は途中退室を求める場合がある。
〇原則、欠席者に対して講義資料の再配布は行わない。ただし、本学の「履修要項」に定められている欠席(特別欠席・公認欠席・感染症による授業欠席)に該当する場合は、所定の証明書を提出した者に限り、欠席した講義の資料を提供する。

〇受講にあたって前提とする知識は特にないが、心理学系の他科目を並行して履修することが望ましい。
〇後期に開講する人間科学科専門科目「心理学理論と心理的支援」との重複履修は認めない。 
教員e-mailアドレス
kawaiあっとまぁくsgu.ac.jp 
オフィスアワー
水曜12:30-13:00(A館4階419) 
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